珍玉ぼやんのコピバン日記とその他諸々

わたくし「ぼやん」のバンド活動についての記録・記憶・告知です。

終了

2016-10-25 06:24:59 | 歴史
従兄弟の結婚式があって義兄夫婦が来てたので、まだ1歳の甥っ子と遊びまくってました。

俺はいつか自分の子供なり家族の子供を音楽の道へ進ませるのが目標で、幼い頃から楽器を持たせて遊ばせ英才教育を試みています。

まぁ大体はゲームを始めると楽器への興味を無くしてしまうんですがね(涙)


(写真はイメージです)




先輩の家の倉庫に集まってバンド練習が始まった。

皆して大きな音を出すのが初めてで興奮している。

今から思えばボロいドラムセットで、ボトムヘッドは破れてるし何故かハイタムとロータムが逆にセットされてるし、今だったらため息が出てしまうようなドラムセットも当時の俺達にとってはボロいドラムセットがカッコ良く見えた。

森ちゃんのカウントで1曲目を始める。

曲目はXのBLUE BLOODである。

これだよ。この感覚だよ。

初めて見たあの日のステージを思い返し自分も同じようにシャウトする。

当たり前だけど「バンドしてる!」って感じだね。

皆して満足顔で練習を終える。

でもまだまだ練習不足だし俺達のバンドは始まったばかり。

次の練習まで倉庫練習はおあずけ。

そして次の練習日を決めたんだけどドラムの森ちゃんが急遽コンクールで、バンド練習に参加出来ないらしい。

中止かな?と思ったら向井ちゃんが一言、

「つー(俺)が叩けよ」

と。

え?俺?

未経験なんだけど!

仕方無くドラムスティックを購入しバンド練習へ向かう。

「森ちゃんがTAMAの赤いやつを買ったから、俺は青いやつにしよう」と購入した人生初のmyスティック!

そのスティックで人生初のドラムを叩く。

結果としては普通に叩けた。

なんで最初から叩けたかというと『Xのライヴビデオを穴が開くほど観てたから』からだと思う。

今でいうイメージトレーニングがしっかり出来てたみたいで、基本の8ビートは難なく叩けた。

しかしXの曲となると速いからバスドラのコンビネーションが全く踏めないしタム回しが全然出来ない。

ドラムって難しいな。

でも楽しいな。

これが俺のドラムデビューである。

バンド練習は日曜日なので部活の練習があると参加出来ず、学校のグラウンドからバンド練習の音が聞こえてきて悔しい思いをしたこともあった。

何故なら練習場所の倉庫が学校から目と鼻の先だったから。

バンド練習していることを知っているチームメイトは「練習行かなくて良いの?」と茶化したり、顧問の先生には「ヤル気無ぇならバンド練習行け!」なんて叱咤されたりした。

正直部活よりもバンド練習をやりたかったが、先生が怖いし言えるわけもなかった。

出来るときには全員が集まって練習し、森ちゃんが来られないときは俺がドラムを叩くといった感じが定番になり、そのうち「もしかしたらドラムを叩きながら歌えるんじゃないか?」とマイクをセットし歌いながら叩いてみたら酸欠で倒れそうになり、二度とXを叩きながら歌うことは無かった。

今まで注目されなかった人生だったが、クラスメイトや後輩にも「バンドやってる先輩」と認知されてきて、なんだか恥ずかしいようなくすぐったいような気持ちになった。

そんなある日に突然訪れた悲しい報告を受けることになる。

バンド練習してた倉庫でバンド練習が出来なくなるというのだ。


最新の画像もっと見る

コメントを投稿