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釈明義務違反って

2010年10月16日 17時26分35秒 | 法関係
そんな義務があるなんて知りませんでした。初めて聞いたものです。

arret:釈明義務違反新判例: Matimulog


このような論点が、目新しいものである、というのも当然ながら知りません。
完全な部外者から見れば、それもヘンな話ではあるな、とは思いますけれども。


以前に拙ブログで、最高裁判決に厳しい注文を付けさせてもらいました(笑)が、当時に思ったこととあまり大差ないように思えますが、いかがでしょうか。

偽装派遣の有効性を認める最高裁

この中で、次のように書きました。

最高裁が一部高裁判決を破棄した部分であるが、これは、「会社側」が本当にそういう理屈を主張したんですか?その担当弁護士がそういう理屈を生み出し、弁論でも同じく主張したものですか?
最高裁は、主張してないことを自ら作り出してもいいですよ、ということなのかもしれません。まあ、そういうもんだ、ということなら、仕方がないでしょう。


更に、

カ)の派遣先企業が何らの主張立証をしない、というのに、最高裁が代弁してくれて、被告人が行っていない立証を肩代わりしてくれましたぜ、ということなんでしょうかね。弁論主義だか、そういうのはどうなったのか?(笑)


このように、上告人(ないし被上告人)が言ってもないことを、最高裁が勝手に法的解釈や新規論点及び主張を構築し、肩入れした側に有利になるような結論を導き出して、それを「最高裁判決だから」という絶対的正当性でもって押し付けているようなものである、というようなことを批判したものです。

今回の最高裁が差し戻した判決では、それと似たようなものではありませんか、ということですね。
要するに、自分(最高裁)が言われたことを、今度は高裁に言ったんだ、というように見えなくもない、ということです。

当方如き法律素人が何を言う、といいますか、最高裁などに意見して、それが有効なんだ、とまで豪語するつもりはありませんが、どうして他の法曹とか法律の専門家という立場の方々が疑問に思ったり、批評したりしてこなかったのか、ということについては、不思議だなとは思いますね。


まあ、業界内では、最高裁は絶対的存在だから、畏れ多い、ということなのかもしれませんね。





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