いい国作ろう!「怒りのぶろぐ」

オール人力狙撃システム試作機

「釣堀に出かけて行くと、釣られる」の巻

2009年05月07日 21時05分17秒 | 俺のそれ
かなり出遅れだが、連休期間中だったということで悪しからず。
携帯の電池みたいに急速充電が望まれる場合も多いとは思うが、私の脳みその場合、携帯の電池以上に配線構造とか電気的な複雑さを有しているであろうと思うので(笑、確かめられないけど)、リフレッシュにも時間を要するわけです。

ということで、かなり遅れて参入。


ま、切込隊長氏の小括みたいなのも出てしまったので、目新しいことを言えるわけでもないが。
切込隊長BLOG(ブログ) Lead‐off mans Blog 最近のはてなの釣り堀はレベルが高いぜ…

切込氏の言うのは大体判るし、懐疑説とか「どこの立ち位置」問題みたいなのも残り続けるわけだから、これを突破するのは「言いだしっぺ」側にとってはハードルが高そう。追撃弾が撃てない、ということになるかな。自分の言説を補強できるような、新たな論点を追加することは難しいかもね、とか、相手側言い分に適確な反論も難しいかも。
できるんなら、別にやってもらってもいいんだけどさ(笑)。どうぞ、ご自由に、と。


ところで、ナベチカ女史の記述から気になった部分をピックアップしてみるよ。

=====

1997年ごろ、日経新聞出版から出た「三つの未来-衰退か再生か、日本のシナリオ」という本のための「日本の将来シナリオ分析ワークショップ」というのに参加したことがある。これはものすごい大金かけて、いろいろな人を箱根に集めて討議したりして、日本の将来シナリオを3つ作り出したもので、その一部の討議に参加させてもらった。これをファシリテートしたのがGlobal Business Networkという、シナリオ分析の手法をいろいろな企業等に提供しているサンフランシスコのコンサルティング会社。で、その会社の経済史の専門家から

「国というのは、思いがけなくどこまでも悪くなっていけるものなのだ」

といろいろな国を例に挙げて説明されてはっと気づいた次第。

=====


これ読んだ時、思わず笑いが漏れてしまったよ。

日本の政治が酷い、というのは、そうだろうと思うよ。諸外国から見ても、決して自慢できるようなものではないだろうことも、私自身も痛感しているからね。

でも、何と言いますか、コンサルに大金咬ませて「練り上げた」っつーシロモンが、そんなに後生大事に言うほど有り難味があるもんなんですかね、ってな話ですわな(笑)。


97年頃に日本の未来シナリオを描いた、ということは判りましたわ。
で、
①ものすごい大金かけた
②色々な人を箱根に集めて討議したりした
③「Global Business Network」ってコンサル会社がファシリテート
④経済史専門家は「国は思いがけずどこまでも悪くなれるもの」と言った
⑤専門家による実例を挙げた説明で、はっと気づいた

ということらしいです。頭のいい人たちが集まるって、本当に凄い(笑)。少なくとも、私は呼ばれるわけもないから関係ないけど。いやいや、参加したいわけじゃないよ。時間の無駄だから(どう見ても、負け惜しみ??笑)。

ええっと、③みたいに「ファシリテートした」とか言われても、よく判らんし。非日常的なので、できれば平易な日本語で言ってくれればいいのに、どうしてコンサルの人たちって不可解っぽい横文字で言うのか、未だに判らん。ああ、大都会では、日常的に「今度ね、○○がファシリテートしたらしいわよ」とか、会話されるんだろうか。凄い世界だな。眩しすぐるっ!!
シビれる~ぅ、憧れる~ぅ。


どこまでも悪くなれる、というのがある程度正しいとして、スパンの問題とかはありそうとは思うけど。ま、日本を捨てるが勝ち、と信じている人たちは、捨てて行けばいいんじゃないかと思うけど。それでいて、しつこく日本語で文章を書いたりして、メガブクマ(*1)をゲットして(*2)いるから、捨て切れてないのかな、と思わないでもない。誰を相手に商売してんの?とか、思ったり。
日本は落ちぶれてダメダメだというのなら、そんなカスみたいな日本や日本人なんか相手にしてないで、サクッと英語でブログを書き、英語で議論し、英語の人間だけを相手にして、海の向こうで好き勝手にやってりゃいいのにね。どうして、さっさとそうしないのかが不思議。カスを相手にしていて、一体何が楽しいんですか?(笑)

 *1:「アナログマ」の親戚じゃないよ、笑
 *2:カタカナ用語に対抗して、オレもカタカナ語を出すぜ!


あれだ、箱根に集まったという、大変立派で優秀な方々が「何かを正しく考えることができたか」というと、どうなのよ、と思わないでもない。あれだよ?世界のコネで繋がる有力者たちが一致協力して、あれこれ手筈を整えて、誰かをハメようとしたり、蹴落とそうとしたり、かっぱごうとしたりすれば、それはできないわけじゃないよ?マージャンって知ってる?あれがモロにそう。通しをされたり、積み込みをされたり、握られたりしたら、無垢なトーシロさんなんて、いいようにカモられるよ?(そんな放浪記っぽいことがどの程度現実にあるのかは知らない)

しかも、そういう片棒を担ぐ連中は、日本人の中にも次から次へとワイて来るから。蛆やゴキブリみたいに。
これは、「インセンティブ」とかいう難しいカタカナ語がある通りに、心根の曲がったやつ(笑)とか、イソップ童話(*3)が判らないやつとか、拝金主義者とか、自己の栄達最優先とか、きっと何かがあることになっているのだよ。蛆には蛆なりの存在意義ってもんがあるわけさ。蛆によって、別な感染症が防げるってこともあるしね(笑)。

 *3:それともグリム童話?


ま、いいや。
日本のシナリオとか所謂バッドケースなんかは、例えば竹中の平ちゃん時代によく用いられていたでしょ。
大体が、「構造改革をしなかった場合」「改革が遅れる(抵抗する)場合」「構造改革が進まない場合」みたいな文言の時はBadか低成長ケースってことでしょ(笑)。これは、昔からお決まりなんだよ。

箱根に集合した人たちが、本当に賢くて将来予測がきちんと出来ていたなら、日本は今世紀のデフレだとか低成長とかを回避できていたんじゃないですか?
それとも、坂道を転げ落ちるように、ワザと仕向けたと?
笑えるな。


因みに、バカばっか集まって話し合っても、多くの場合にはロクな結論も出ないし間違った結論とかが出されるだろうね。具体的には、たとえば日銀とかを見ていれば判るもの。○×問題で、連続で間違い続ける方がはるかに「困難」だもの(笑)。「連続誤答」を確実に選び、これを達成する連中ってのは、本当に凄いよ。そういうようなもんだ。

結局は、大した連中が集まっていなかったか、集まって考えた割には全然大したことがなかったのかもね。
ほら、コンサルっていっても、ピンキリなのと同じさ。
たった1人の、真に賢い専門家には、その他大勢の烏合の衆がいくら集まって考えたって敵わないのかもしれないし。そうじゃないという自信の源を知りたいね。

賢い人たちが大勢いたって、今回の経済危機を回避できなかったじゃないの。こういうのこそ、大金かけて、エリートたちが日々考え抜いてやっているわけだから、バッドなシナリオを見抜いて回避すればよかったのにね。そういうのは、誰1人として“ファシリテート”してくれなかったんですかね(笑)。


ま、いい商売だわ。
釣れてしまえば、何だっていいわけだから。

うらやますい~(冗談です)




最新の画像もっと見る

コメントを投稿

ブログ作成者から承認されるまでコメントは反映されません。