昨日の疑問に思ったことの続きです。
今朝の「ザ・サンデー」という番組で、突入の時の映像が出ていたが、そこで気になったことがあったので、一応書いておく。
番組で流されたのはベランダ側映像だろうと思うが、画面の左側に室内側、右側に室外側、という映像で、隊員たちが中に入る前に糸を引くような閃光が画面右側から左側に映っていたように見えた。普通に考えると、発射された弾丸の軌跡、ということなのではないかと思えたが、どうなんだろうか。
方向としては室外側から室内側に向かっていたように見えたので、犯人が室内側から撃った弾ではないように思えた。隊員たちの上方(ちょっと頭の上)を通過していたので、やや離れた高い地点からの射撃なのではないかと思えた。援護の為の狙撃班が別の場所から撃ったのではないかと。初めの銃声2発は、その音だったのではなかろうか?
新聞報道から判ることもあって、疑問点が浮かび上がる。
asahicom:隣室に集音マイク、空き部屋で手順確認 突入の特殊班 - 社会
室内の映像から、竹下容疑者がベランダ側の部屋にいる可能性が高いと判断。21日午前3時すぎ、玄関が開かないよう丸太で外から封鎖し、玄関、ベランダ両側から催涙ガス弾を撃ち込んだ。捜査幹部は「拳銃を持った相手をベランダ側にあぶり出し、確保する想定だった」と話す。
説得に対する竹下容疑者の反応や人質の有無の確認、突入のための資材調達などが整った上での未明の突入だった。突入前に竹下容疑者が自殺を図ったとみられることについて、捜査幹部は「結果としてはあの時間であの方法しかなかった」としている。
それからこちら。
asahicom:特殊班が未明に突入 立てこもりの男、銃で頭撃つ - 社会
(一部引用)
突入時、竹下容疑者からの反撃はなく、血液が乾いていたことなどから、突入よりも前に自ら拳銃で頭を撃ったとみられる。入院中の竹下容疑者の容体は重体で、問いかけにかすかな反応があるという。
同庁は、隣室から集音マイクを使って部屋の状況を調べて人質がいないことを確認。竹下容疑者が再三の説得に応じず、住宅地で朝を迎えると人の行き来が増すことなども考慮し、午前3時すぎに踏み込む決断をしたという。
この記事を読むと、疑問点がいくつか出てくる。
①集音マイクがある為、突入前に自殺を図っていたとすれば、その銃声がハッキリ記録されていたはず
②室内映像で居場所と人質の有無を確認できているのに、自殺がわからないのは疑問
③突入前から犯人が瀕死であったのなら、突入時銃撃音はないはず
④血が乾くほど以前に頭部を撃っているのに、搬出時に応答(手を動かす、とか)があるのは疑問(求心路である聴覚も、遠心路の運動機能も維持されている)
要するに、音と映像の情報がいくつかあって、なおかつ自殺が判明していないことが不自然なのですよ。銃で頭部を撃ったのを、隣室で気づけないはずはない。映像にしても、スターライトスコープとかナイトヴィジョン(赤外線暗視装置?)とかで見ていたはずで、自殺を図った犯人が全く動かないことは判る可能性は高いように思える。犯人の行動を「視覚的に」観察できていないのに、隊員たちが窓際にあれほど近づけるハズがない。だって、犯人がベランダに近づいて、ガラス越しに至近距離から銃撃できるからね。
つまり、突入直前の時点で、犯人は「普通に生きて」いた可能性が高いと思う。私の想像は大体次のようなものだ。
明け方を襲うのは常道かも。以前にも触れたことがあるが、長時間に及ぶ緊張で疲労が蓄積するし、そのため眠気や油断が起こりやすいだろう。集中力も失われやすい。警察は犯人が「居眠りしているかもしれない」という判断をしたのではないかな、と。音が静かで、犯人の動きはほぼ止まっていたからだろう。で、突入の決断をしたのだと思う。
和室側に犯人がいる可能性が高かったので(恐らく警察から見えていたのではないか?)、玄関側から2名程度の突入チームを中に入れたのではないかと思う。部屋がかなり狭いので、あまり人数が多くても狭い空間では銃撃が難しいし、同士討ちになってしまう危険性があったからではないかと思う。犯人に拳銃を手に持たせないうちに制圧、という想定で侵入を図ったのではないかと思う。ベランダ側からは支援チームが遠くから観察していて、狙撃によるバックアップ体制となっていたのではないか。
隊員が部屋に入った後、犯人は気付いて拳銃を手に取りベランダ側に近づいたのではないかな。室外に向かって銃撃が可能な態勢を取ってしまった、ということだ(ベランダ側隊員たちには見えていなかったのかもしれないが、狙撃チームからは見えていたのではなかろうか)。ガラスの外には隊員たちが並んでいた。バックアップの狙撃チームは、犯人が銃撃する可能性が高いと判断し、腕とか肩付近を狙って狙撃した。おそらくヒットしたのが胸とかで、犯人は撃たれた衝撃で後ろに倒れたのではないかな。しかし、手にしていた拳銃が手から離れたわけではなかったので、そのままで自分を撃ち自殺を図った可能性が考えられる。
つまり、ニュース映像に見られたのは、まるで「曳光弾」のような燃えた弾(実際は燃えてないけど、温度が高いので。断固guyさんとは無関係だ、笑、念のため)の通過した瞬間であり、狙撃チームの撃った2発ではなかったか。初めの頃に聞えた2発くらいの銃声、その後ちょっとしてから聞えた1発の銃声、これは別々の銃から発射されたものだったのではないか(音の感じが初めの2つと後の1発では、何となく違っていたように聞こえたが、どうだったかな)。
SITを責めたい訳でもないし、勝手な個人的妄想に過ぎないので、あまり問題にしないでもらいたいです。狙撃チームが撃たなかった場合に、他の隊員たちが撃たれていたかもしれず、止むを得なかったのかもしれないが、突入の判断がどうであったか、というのは検討の余地があったのではないか(人質もいなかったのですし)。
今朝の「ザ・サンデー」という番組で、突入の時の映像が出ていたが、そこで気になったことがあったので、一応書いておく。
番組で流されたのはベランダ側映像だろうと思うが、画面の左側に室内側、右側に室外側、という映像で、隊員たちが中に入る前に糸を引くような閃光が画面右側から左側に映っていたように見えた。普通に考えると、発射された弾丸の軌跡、ということなのではないかと思えたが、どうなんだろうか。
方向としては室外側から室内側に向かっていたように見えたので、犯人が室内側から撃った弾ではないように思えた。隊員たちの上方(ちょっと頭の上)を通過していたので、やや離れた高い地点からの射撃なのではないかと思えた。援護の為の狙撃班が別の場所から撃ったのではないかと。初めの銃声2発は、その音だったのではなかろうか?
新聞報道から判ることもあって、疑問点が浮かび上がる。
asahicom:隣室に集音マイク、空き部屋で手順確認 突入の特殊班 - 社会
室内の映像から、竹下容疑者がベランダ側の部屋にいる可能性が高いと判断。21日午前3時すぎ、玄関が開かないよう丸太で外から封鎖し、玄関、ベランダ両側から催涙ガス弾を撃ち込んだ。捜査幹部は「拳銃を持った相手をベランダ側にあぶり出し、確保する想定だった」と話す。
説得に対する竹下容疑者の反応や人質の有無の確認、突入のための資材調達などが整った上での未明の突入だった。突入前に竹下容疑者が自殺を図ったとみられることについて、捜査幹部は「結果としてはあの時間であの方法しかなかった」としている。
それからこちら。
asahicom:特殊班が未明に突入 立てこもりの男、銃で頭撃つ - 社会
(一部引用)
突入時、竹下容疑者からの反撃はなく、血液が乾いていたことなどから、突入よりも前に自ら拳銃で頭を撃ったとみられる。入院中の竹下容疑者の容体は重体で、問いかけにかすかな反応があるという。
同庁は、隣室から集音マイクを使って部屋の状況を調べて人質がいないことを確認。竹下容疑者が再三の説得に応じず、住宅地で朝を迎えると人の行き来が増すことなども考慮し、午前3時すぎに踏み込む決断をしたという。
この記事を読むと、疑問点がいくつか出てくる。
①集音マイクがある為、突入前に自殺を図っていたとすれば、その銃声がハッキリ記録されていたはず
②室内映像で居場所と人質の有無を確認できているのに、自殺がわからないのは疑問
③突入前から犯人が瀕死であったのなら、突入時銃撃音はないはず
④血が乾くほど以前に頭部を撃っているのに、搬出時に応答(手を動かす、とか)があるのは疑問(求心路である聴覚も、遠心路の運動機能も維持されている)
要するに、音と映像の情報がいくつかあって、なおかつ自殺が判明していないことが不自然なのですよ。銃で頭部を撃ったのを、隣室で気づけないはずはない。映像にしても、スターライトスコープとかナイトヴィジョン(赤外線暗視装置?)とかで見ていたはずで、自殺を図った犯人が全く動かないことは判る可能性は高いように思える。犯人の行動を「視覚的に」観察できていないのに、隊員たちが窓際にあれほど近づけるハズがない。だって、犯人がベランダに近づいて、ガラス越しに至近距離から銃撃できるからね。
つまり、突入直前の時点で、犯人は「普通に生きて」いた可能性が高いと思う。私の想像は大体次のようなものだ。
明け方を襲うのは常道かも。以前にも触れたことがあるが、長時間に及ぶ緊張で疲労が蓄積するし、そのため眠気や油断が起こりやすいだろう。集中力も失われやすい。警察は犯人が「居眠りしているかもしれない」という判断をしたのではないかな、と。音が静かで、犯人の動きはほぼ止まっていたからだろう。で、突入の決断をしたのだと思う。
和室側に犯人がいる可能性が高かったので(恐らく警察から見えていたのではないか?)、玄関側から2名程度の突入チームを中に入れたのではないかと思う。部屋がかなり狭いので、あまり人数が多くても狭い空間では銃撃が難しいし、同士討ちになってしまう危険性があったからではないかと思う。犯人に拳銃を手に持たせないうちに制圧、という想定で侵入を図ったのではないかと思う。ベランダ側からは支援チームが遠くから観察していて、狙撃によるバックアップ体制となっていたのではないか。
隊員が部屋に入った後、犯人は気付いて拳銃を手に取りベランダ側に近づいたのではないかな。室外に向かって銃撃が可能な態勢を取ってしまった、ということだ(ベランダ側隊員たちには見えていなかったのかもしれないが、狙撃チームからは見えていたのではなかろうか)。ガラスの外には隊員たちが並んでいた。バックアップの狙撃チームは、犯人が銃撃する可能性が高いと判断し、腕とか肩付近を狙って狙撃した。おそらくヒットしたのが胸とかで、犯人は撃たれた衝撃で後ろに倒れたのではないかな。しかし、手にしていた拳銃が手から離れたわけではなかったので、そのままで自分を撃ち自殺を図った可能性が考えられる。
つまり、ニュース映像に見られたのは、まるで「曳光弾」のような燃えた弾(実際は燃えてないけど、温度が高いので。断固guyさんとは無関係だ、笑、念のため)の通過した瞬間であり、狙撃チームの撃った2発ではなかったか。初めの頃に聞えた2発くらいの銃声、その後ちょっとしてから聞えた1発の銃声、これは別々の銃から発射されたものだったのではないか(音の感じが初めの2つと後の1発では、何となく違っていたように聞こえたが、どうだったかな)。
SITを責めたい訳でもないし、勝手な個人的妄想に過ぎないので、あまり問題にしないでもらいたいです。狙撃チームが撃たなかった場合に、他の隊員たちが撃たれていたかもしれず、止むを得なかったのかもしれないが、突入の判断がどうであったか、というのは検討の余地があったのではないか(人質もいなかったのですし)。