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高齢者に恐怖する政治(笑)

2008年04月04日 21時17分29秒 | 政治って?
もう、どうしてこんなことになるのかね。付き合いきれないよね。

余録:「長寿」と「後期高齢者」 - 毎日jp毎日新聞


65歳以上の有権者は、恐らくざっと4分の1くらいはいる。人口構成比の2割くらいだったと思う。有権者1億人のうち、2400万人くらいが65歳以上なのだ。
しかも、高齢者になると仕事をしていない人が結構いる。暇なのだ。だから、時間を持て余すこともある。すると、口から口へと噂が広まったりする。

寄り合いなんかでは、「俺らのことをコウキ何とかって言うらしいんだが、死ねってことなんか!」みたいに大きく間違った認識を拡散する、解説爺さんなんかが登場して、余計に混乱を招くかもしれない。


大体、前期、後期と聞いて、死ねってことか!みたいな発想は全く出てこないと思うのだけれど。
「前期授業」「後期授業」
別に何てこともなく、前のほうと後ろのほうが単純に区分されているだけ。問題ないでしょ?
「後期」という言葉から、長生きするなちゅうことか!みたいな意見には繋がらないと思うのだけどね。それはごく一部の人の思い込みに過ぎない。

年齢で区分するな、とか、言う高齢者の人とかもいたみたいだけど、だったら、高齢者と呼ぶなってことか?中年とか、実年とか(あんまり聞かないけど)、幼児とか乳児とか若年者とか、いくらでも区分された呼び方はあるけど、そういうのを「差別だ、区分するな」みたいに言うかな?そういうことではないでしょ。

元々は、老年医学や介護関係の用語として「高齢者」の区分が行われていただけだ。専門用語の一つに過ぎないのだ。「前期高齢者」「後期高齢者」という区分や、前期、中期、後期、とする区分する場合もあったようだ。更に、「超高齢者」という呼称まで存在している。スーパーサイヤ人とは何の関係もないですよ。それらは業界内での専門用語だっただけだ。数年前の老人保健法改正などで、そうした区分が行政用語の中にも入ってきて、それが使われただけだろう。特別に、後期高齢者を差別するとか、行政職員のセンスに欠ける命名法だったとか、そういうわけではないですよ。


高齢者の中には、制度に反対したい人たちは大勢いる。そりゃそうだよ。自分のお金を払わねばならないからだ。けど、打ち出の小槌があるわけではないんだから、誰かがお金を払わねば医療とかを受けられない。そういう感覚に乏しいのではなかろうかと思う。

「わしゃ、どこも悪いところなんてない、病院にも通ってない」
というような元気なお爺さんとかもおられるでしょう。なのに、なんで金を取られなければならんの、という疑問を思うこともあるでしょう。それはわかります。

そうではなくて、「元気なお爺さんが、少し負担してくれるお陰で大勢の病気で困っている同年代の方々が救われるのです。ご友人や先輩方が医療を受ける為にとても役立つのです。どうかそれに協力していただけませんか」というようなことなんですよ。高齢の方々が昔の倍以上いるのですよ、だから、お金が少し足らんのですよ、と伝えるしかないのです。

呼び名がヘンだ、というのは、ある種の言いがかりっぽいものであって、きちんと説明すればそれで済むこと。変更する方が大変になるだけだし、混乱を招きやすいと思うが。こういう時にこそ、マスメディアが正しい情報提供をしてくれればいいのにね。

それは誤解です、って、みのもんたが言えば恐らくそれで丸く収まるんではないのかな、と(笑)。その程度の問題です。

しかし、投票率が高い、政治活動に組織的に参加している、有権者数が多い、という「お得意様」であるが故に、高齢者の怒りを買うことを極端に恐れるのでしょう、きっと。


「長寿医療制度」って、余計にヘンな呼び名だと思うけど。




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