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すかさず反論ですか?(笑)

2008年04月22日 17時03分09秒 | 社会保障問題
なに、なに、ウチのブログに書いた途端に、反論ですか?(笑)

後期高齢者医療制度に文句を言ってる人たちは、調べて理解してから言え

後期高齢者医療制度への攻撃の手が緩んだのは何故?

いや、単なる偶然に過ぎないんだけどさ。
掌返しですか?それとも、大企業さまのご意向を汲んでみたんですか?

asahicom:企業健保、高齢者医療費4300億円負担増 新制度響く - 暮らし

健保連 高齢者医療支援5000億増 ニュース 医療と介護 YOMIURI ONLINE(読売新聞)


なんで、一斉に「健保組合だって苦しいんだ」の論調に変わるんだろうね?(爆)
な、だから言ったでしょ。
後期高齢者医療制度の反対をする時には、中身を知りもしないで散々文句を言う。そうかと思えば、急に健保組合の擁護を始める。どっちなんだよ?今回の高齢者医療制度には賛成なのか、反対なのか、どっちなんだ?いいのか、悪いのか、どっちなんだよ?
まず、それをはっきりさせてもらおうか、って言ってるんですよ。どうしてこんなにコロコロの変われるんだろうね。、結局、どんな制度であろうとも、必ず文句をいい、難癖つけてるだけなんじゃないの?それと何が違うのよ。

マスメディアの方々というのは、何かを自ら考えるとか、学ぶとかできないもんなの?
どうして、「大本営発表」みたいなのを、ただスラスラと流すだけなんでしょうか?確かに時事的というのか、タイムリーな新鮮ネタを提供しなけりゃいけない、という役割もあるでしょう。けどね、全部の人たちがそれに右へ倣えで、一斉にやる必要性ってないんじゃありませんかね?主要メディアの一部が既に流しているのであれば、もっと違う角度とか掘り下げるとか、重要な問題点はどこにあるのか、とか、そういうのに目を向けるべきなのではありませんか?

あるテーマについて問題意識を持っているのであれば、年金問題でも、医療問題でもいいのですけど、落ち着いて考えた後から報道することができるでしょう?深く考えてみる、とかできるでしょう。詳しく調べて、国民に判りやすく示すことだって、利点欠点を洗い出すことだってできるでしょう?なのに、安易に単純なネタに飛びつくだけ。
これでは、ネットの「炎上」現場に大量に集まってきてる○○さんたちと、全く同じなんですって。マスメディアが「炎上」を演出しているのと何が違うっていうのですか?まるで同じなんですよ、マスメディアのやっていることというのは。


後期高齢者医療制度になったから、75歳以上の老人に医療費が大量にかかるので健保組合の拠出金が増加し、赤字が続出している、と言いたいわけですか?マスメディアの方々は。
何を言ってるんですかね、あなた方は。

参考までにヒントを差し上げましょう。
99年度に健保組合が老人保健に拠出した額は1兆8800億円だ。就職氷河期の02年度でも1兆8370億円だった。まあ年齢基準が70歳以上から、75歳以上に引き上げられた制度改正の影響は若干あるかもしれんが。
これと比べて、拠出金は昨年度1.2兆円、今度の新制度でも1.3兆円に過ぎないではないか。健保組合は6000億円もの「老人保健拠出金」削減を行ったんですよ。違いますか?別に新制度になったから大幅負担増となったわけじゃない。新制度のせいで拠出が増加したわけではないんですよ。
マスメディアの方々は、こういう事実を拾い集めて考えることができんのです。リテラシーがどうの、読み取り能力がどうの、と教育批判を行う当のマスコミが、自分たちは全然できないのではありませんかね、って話です。

じゃあ、何が変わったか?記者諸君には判らんでしょう、多分。
普通、会社勤めを終えた人々はどうなるでしょう?
定年退職して、別な仕事に就く人も少しはいるかもしれないが、大半は健保組合から外れ国保に加入するんですよ。健保(被用者保険)→市町村国保となる、ってことです。で、過去の動向からすると、昔は自営業者や農家が多くてサラリーマンは社会の大部分ではなかったが、段々会社員が多くなったんですよ。なので、毎年毎年退職者は増加するだろうと思われるのです。過去にリストラで切ったといっても、それでも団塊世代の退職が続く限り、退職者は増加していくわけだ。
そうすると、その退職者医療費というものが多くなることは当然なんですな。今まで自分たちの健保組合にいた人たちが「大量に退職し医療費の給付も大量にかかる」、ということなんですよ。そういう、「昔:健保組合」「今:市町村国保」となった人たちが増加するから、組合では面倒をみきれません、だから市町村でやれ、ということだわな。4月からは都道府県単位で、ってこと。

健保組合に加入していた前期高齢者(65~75歳未満)の人たちに金がかかるから、老人医療費は切り離せ、ってことです。健保組合の負担増とか上の記事で報じられているが、旧でいうところの老人保健拠出金(後期高齢者医療制度への拠出)が大幅に増加したんじゃない、自前の退職者が増加しただけだ。

健保組合に加入するのは、現役の時だけで(自分の子どもも組合員なら扶養家族に入れてもらえるかもしれないが)、そういう現役世代の頃には医療費が高齢者ほどかかるはずもなく、そりゃ給付は少ないに決まってるんですよ。医療費が大量にかかるようになる年代になってきて「後期高齢者」になれば、後は知らん、そっちで面倒みてもらえ、ってことだわな。

<寄り道:
社会保険庁が解体された後で社保庁職員の行き場がないと困るしね。できるだけバラバラと組織が細分化されていて、事務が複雑な方がいい、って腹もあるかもしれんがね。これはただの勘繰りなので、全然違うかもしれない。笑>

年金だと、若い世代の払った保険料が高齢世代に回されるんだが、医療保険では必ずしもそういうバランスにはなっていないわけだ。健保組合の現役世代の払った保険料のうち、老人保健に回されてたのは一部だけなんですから。高齢者になった途端に、組合から弾き出されて国保に混ぜられるんだから(笑)。

それから、健保組合の保険料率だけど、安いんですよ、ちょっとだけ。
確か政府管掌は8.2%で、うち特定保険料率は3.3%だったはず。健保組合の保険料率は組合ごとで違いはあると思うが、7.7%くらいでしたよね?高齢者に回される特定保険料率は3.2486%でしたか?政府管掌よりも「得」しているのは何故なんでしょうか、って話もあるわな(笑)。大企業さま優遇制度でもあるんですか、って話だわな。

ああ、これはド素人でしかない私が書いてることなので、本当は大企業さま・健保組合さまが正義であり、彼らの言い分が正しいのかもしれませんので、真偽のほどはマスメディア各位で確認をお願い申し上げます。


要するに日本は、医療費は自己責任の自前でやれ、というアメリカ型になっていけばいいのだそうです。
アメリカ万歳の方々の目論見どおりに行けば、米国なみにGDP比15%の国民医療費が達成できることでありましょう。日本の倍近くですけれども、そういう方向を目指せ、ということらしいです。高齢化率は日本の方が高いから、もっと上げられるかもしれません。良かったじゃないですか。

ですよね?>マスメディアのみなさん。

で、マーケットは資本家に差し出せ、ということで、利益は某国系企業に吸い取らせろ、ということなんだそうです。民間保険会社とかがボロ儲けできるようになればいいんだそうです。医療を受けたければ金持ってこい、貧乏人は医療を受けなくてもいい、という社会を希望しているのが、「市場主義原理が正しい」派の方々なのだそうです。




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