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ウィルソン大統領は『ツィンメルマン電報』を公開した

2010年12月06日 17時00分34秒 | 外交問題
1917年の有名な事件がこれだ。

ツィンメルマン電報 - Wikipedia


英海軍諜報部の「ルーム40」が、米国大使館の公電傍受をしており、そこから得られた情報だった。
様々な策謀を駆使して、結果的には米国にもたらされた。そして、この電報は、ウィルソン大統領から米国マスコミへと公開されるに至ったのである。

第一次世界大戦参戦の理由は様々あろうが、この電報公開はその一部をなしていたかもしれない。

このように、他国の公電を傍受したりしていたわけで、これが「正しい」とか言う話などではなく、国家が行えば正当化されるが別な人間が行えばただの犯罪者扱い、というのは、どうしてなのだろうかと思うわけである。

別にスパイ行為を称揚するわけでもなく、正しいとか正義だとか言うつもりもないが、ただ「ジェームス・ボンドが行うのはいいテロ」とか「ウィキリークスが行えば悪のテロ」みたいな言い草になるとでも言うのでしょうか?


歴史ということで、事後的に明かされるのはいいが、最近のものはダメということかな?
けれど、今更カワイ子ぶって、「あ~ん、まさかそんな酷いことを言っていたり、していたなんて」とか言うつもりなのか?
どうせ、多かれ少なかれやっていたんでしょう?
汚い策略とか、権謀術策なんて、当然ということでやってきたわけでしょう?
それを、この期に及んで、いい子ぶるんじゃないよ、偽善者ぶるのもいい加減にしろよ、ということなのではないですか?


国家がどんなことをやり、どんな汚い手を使っているかということくらいは知っておいてもいいのではないか、という話である。
ああ、合衆国大使館員の小説家としての能力も、若干楽しみではあるかもしれない。



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1 コメント

コメント日が  古い順  |   新しい順
判断は難しいですね。 (きうい)
2010-12-06 18:38:43
サウジ国王がイラン攻撃を米国にけしかけていた事が暴露されました。これを知ったイラン人の中には(自分達を殺そうとした)サウジ国王の暗殺を考える輩もいるかもしれません。それを予測するサウジ国王も、一層イラン人を警戒することでしょう。

これがいい事か悪いことかは分かりません。イラン人にとっては良い事なのかもしれません。
ただこれが完全に過去の話で・・、今現在サウジ国王にイラン攻撃をけしかける理由が失われていた場合は、無用な憎悪が生まれただけかもしれません。

もう一つ。軍によるクーデター・暗殺を恐れていた事を暴露されたパキスタンのザルダリ大統領。軍はサルダニ大統領への不信を強める事は間違いありません。その結果・・サルダニ大統領はさらに暗殺される事を怖れるかもしれません。

これがいい事なのかどうかは良く分かりません。サルダリという人物をよく知らないので。


ただ・・先進国と違って平和では無い国では、指導者もまた命がけで国を統治しているようです。
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