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メルパルクの譲渡価額は『0円』

2009年02月10日 18時51分08秒 | おかしいぞ
色んな裏事情というものがあるようで。


メルパルクは何とタダで譲渡されたのだ。

ワタベウェディング(4696)の100%子会社である「メルパルク」という名前の会社に承継することが7月頃決まって、プレスリリースがあった。その後、条件が決まるということで、12月24日に発表になったのは、価額ゼロ、ということだった。債務超過の為、ゼロなのだろう。

これは適時開示情報として、08年12月24日に発表になっていますから、ご確認ください。日経のネット情報で確認できます。
4696 ワタベウェディング(株) ワタベ NIKKEI NET マネー&マーケット:株価サーチ - 適時開示

この発表によれば、固定資産6億1千万円で資産総額は12億9千万円だが、流動負債が15億4百万円なのだそうだ。



この前の運営は、ゆうちょ財団という財団法人を設立し、そちらにメルパルクの業務委託を行ったのだ。
経営状況‐財団法人ゆうちょ財団

20年3月期までは、黒字だった。
日本郵政(郵政公社)との契約で、「メルパルク等運営等業務委託契約書に基づく施設管理金等の支払い」という名目で15億7500万円が日本郵政から交付されているが、この年のメルパルクの運営では43億円超の黒字であり(その前までも連続黒字だった)、日本郵政側に23億1千万円を納付しているのだ。つまり、貰った15.75億円以上に返して、なおかつ黒字9億円以上だった。

譲渡前の20年9月末時点になった途端に、債務超過ですか。おいおい、どんな処理だったのよ、という話で。
施設運営特別会計上では、固定資産が約77億円あったものが、譲渡直前の9月末には僅か6.1億円ですか。

また事業収入は約260億円、経費が約249億円だから、普通にやってても黒字になっているのだ。で、収支差額をマイナスにする為に、わざわざ有価証券を買わせているのである。前期までは現金が多くて120億円以上もあったもんだから、これを減らす為に意図的に有価証券を68億円以上も買わせている。何でなんだよ。こうやって、11施設の譲渡価額をゼロにする下準備工作が行われた、ってことですかい?

会計検査院にお願いがあります。
もし検査対象となっているのであれば、是非、早急に検査をお願いしたいところです。不透明な操作がなされている可能性があります。

20年9月末時点での数字は公開になっていません。
彼らがどんな帳簿を出し、赤字を演出していたか、それを暴いて欲しいのです。

過去の営業実体と本当にかけ離れていないと言えるか?
何故、あんな有価証券を68億円も買わせたのか?
その後、事業の収支が急激に悪化するのは何故か?
資産が激減するのは何故か?

減損処理という「見せかけ」で土地建物の数字を作っていったのなら、それはそれで時系列に並べていけば必ず判るはずです。


ちょっと追加ですが、08年6月18日に「定期建物賃貸借基本協定締結」という発表があり、当初は賃貸借契約ということだったのかもしれませんが、これが7月23日になると事業譲渡ということになっており、最終的には譲渡ということになったのかもしれません。誰も気づかないかどうか、様子を見たのでしょうかね。


民主党でも共産党でも、社民でも(笑)誰でもいいので、これを見て気づいてくれ。



日本郵政のことだけど

2009年02月10日 17時55分45秒 | 政治って?
民営化会社の株式上場前に、提案があるのだけれど。

それは、「黄金株」を政府保有で1株だけ入れておけばいいんじゃないかと。

郵政選挙前に、持株会社のことはちょっと考えた。

参考記事>郵政民営化の考察10



新生銀行&あおぞら銀行の有様を見てもらえれば判る通り、なんですわ(笑)。
なので、ゆうちょ銀行やかんぽ生命がいいカモにされてしまうのではないか、という恐れを抱くというのは、判らないでもない。ゆうちょ銀行やかんぽ生命に多額のおみやげを持たせて、まんまと買占められるというのも腹立たしいからね。


かんぽ生命なんて、民営化直前の半年(19年9月末期)でキャッシュフローのプラスが1兆円近くまで増加していて、これは「まるまるオイシイ」ってことだわな。

で、仕方なく公務員共済に払う分を一気に前払いで1兆3千億円規模で払ったんだわ。特別損失を大きくしたんだよ。かんぽ生命とゆうちょ銀行の両方で、かなりの営業利益が出るような区分にしてあるわけだ(笑)。

日本郵政の株式に黄金株を入れて政府が拒否権を発動できるようにしておいた方がいいのではないか、と。好き勝手にさせると、いいように餌食にされるだけ。民―民だから、みたいにやると「かんぽの宿」みたいな手口をいくらでも使えるようになってしまう、ということだな。


なので、はじめから黄金株を入れておくのさ。ゆうちょ銀とかんぽ生命の利益水準は結構高いし、資産総額もデカいから、株式放出は一度にはできない可能性があるのかな。NTTの時みたいに、分けて放出ということになるのだろうかね、よく知らんけど。



無敗の銀行??

2009年02月10日 15時20分25秒 | 経済関連
僅か3ヶ月でこの有様とは。

08年11月>餌食となった銀行~新生銀行&あおぞら銀行


どっちも赤字が拡大中ですな。
日本の金融機関もそれなりに被害を受けたということだね。

”無敗”ではなく、”無配”だったみたい(笑)。


新生銀480億円の赤字 09年3月期予想を下方修正 - 47NEWS(よんななニュース)


NIKKEI NET マネー&マーケット:国内株-ホットニュース


あおぞら銀行は2000億円弱の赤字ですか。新生銀行はたったの480億円だから、大したことないね。
外資系金融機関の経営術の底力を見せつけられたということで。

で、両行には共通点がいくつかあるようです。
揃って無配ですか(笑)。
しかも、「3割ルール」抵触ですか。
ふーん。
いや、銀行業について全く知りませんが。

こういうのが続くと、銀行業としていかがなものか、という話になったりはしませんか。銀行免許として、どうなんだろうな、と素人目には映るわけですが、まあ、気長に改善してくれってことなのかもしれませんな。

それとも、日本の会計制度が悪いんだ、ってな文句を言いますかね?
大笑いだな。
新銀行東京の「無駄金喰い」にも驚かされましたが、こうやって銀行業が餌食にされていったのだな、ということは実感できていいんじゃないでしょうか。ちょっと困るのは、教訓を得る授業料があまりに高すぎることですね。



日産の変節に大爆笑

2009年02月10日 14時22分02秒 | 経済関連
何遍も言うように、世界を股にかけるような大企業に特別の優遇措置なんざ、いらないんだっての。300万円が調達できないような弱小中小企業とはワケが違うでしょう?


都合が悪くなるとルールを変えよう、というガイジンは多い。
主張の一貫性があろうとなかろうと、恥でも何でもないのだ。今、自分だけ良ければそれでいいのである。株主を最優先し惜しげもなく経営陣の懐に金をつぎ込んできた企業なのに、自分の都合が悪くなると金を回せと言い出すわけだ。これがスバラ式経営術(笑)ってやつなんですか。

NIKKEI NET(日経ネット):主要ニュース-各分野の重要ニュースを掲載

仏政府がルノーなどに融資実行したからといって、なんで日本までがそんなマネをしなけりゃならんのよ?その金はどこに行くかといえば、回りまわって大株主の下へ行ってしまうだけなんじゃないの?(笑)


仮に公的資金で低利融資をした場合、それは特定企業へのプレゼントということだ。その金はどのように使われるかと言えば、取締役のボーナスやCEOの賃金やボーナスに支払われたり、株主に配当原資として使われるだろう。だったら、政府の金を株主か経営者に渡したのと同じではないか(笑)。

何、バカなこと言ってんだろうね。市場原理を無視するのは、マズいでしょ。今更、何、寝言言ってんの?これまで散々日本企業に文句を並べて、説教垂れてきた礼賛主義者の連中は、今こそ「自力でやれ」って教えてやれよ。開発資金に回したのなら、まずは配当を削るとか経営者の報酬を上限1000万円にするとか、そういう決心を見せればいいだけだろ。頭が悪いね。

日本は、自動車にしてもメーカー数が多すぎなんだろうかね。そうなのであれば、日産の一つくらい消えたところでしょうがないんじゃないか。そうだとしても、トヨタ、ホンダ、マツダ、三菱、スバル、スズキ、ダイハツ、いすゞ、…まだまだかなりの数があるよ。日産で研究開発ができないとしても、他が出来ていればそれでいいんじゃないかな。そんなに有望な研究開発投資ならば、きっと資金の出し手だってごまんといるでしょうよ(笑)。ほら、例の外資に資金提供してもらう、っていうのを今こそやればいいんだって。礼賛主義者とか、外資系の連中が御託を並べていたのは、何だったか忘れたのか?

外資の直接投資がないからダメなんだ、とか言われていたでしょ。成長しないのはそのせいだ、とか力説してた連中はごまんといたわけだから、今こそ外資の直接投資を受け入れればいいだけだろ(爆)。日産に低利融資をしないからといって、どうにかなるもんでもなかろうて。他のメーカーはライバルが抜けて助かるぞ(笑)。資金が必要なら「市場で調達する」というのが、経済の基本的仕組みなのだから、それを守れ。低利融資なんて、名前を変えた政府補助金だろ。これこそが、保護主義的な手法ではないのか?

こういうのこそが、自己責任って言うんだよ(笑)。

自由に市場から資金調達してきて下さい。


ルールだって?
そんなもんはないですよ。
彼らにあるのは「何でもアリ」というルールだけだそうです。

だから、日産にお似合いなのは「laissez-faire」ですよ。