ファインマンダイアグラムの例 排斥する二つの電子
ファインマンは「量子電磁力学」の仕事でノーベル物理学賞を受けた理論物理学者です。量子すなわち原子という超ミクロの世界の探求です。ファインマンの人類に残した科学・技術はいくつもあります。ファインマン・ダイアグラムもその一つです。
上記のグラフがファインマン・ダイアグラムのもっとも基本的な例です。A図を見てください。二つの電子が左右から接近していきます(A図の下の二つの電子) ある程度接近するとニュロニョロと光子を放出して互いに離れていっています。だれでも知っている電子同志の反発を説明した図です。
こんな図を使ってファインマンが量子現象を説明しました。これが徹底的に攻撃されました。図を見ればわかります。ファインマンは電子(素粒子)に軌道(経路)を持たせてしまっています。そのころは「電子が「軌道」を描いて存在しているワケでは無い」は基本の基でした。「電子に事前に知られる軌道はなく確率に従って存在する」というのが常識でした。
だもん、軌道を書き始めちゃったファインマンはおこられたな~ 多くの天才物理学者から父親の様に慕われていたニールス・ボーアも激怒しています。ちなみにボーア62才でファインマン30才でした。
ある量子力学上の問題を解くのにシュウィンガーは計算の嵐でした。超絶技巧の計算技術を駆使して8時間の講義です。レポート用紙で8枚を要する参考資料。計算、計算また計算で結論を出しました。次に現れたファインマン。黒板になにやら図を書き始めました(ファインマン・ダイアグラム) 説明のタメにファインマンが必要としたスペースは黒板が1面のみでした。
B図についても記述したかったけど長くなってきたので次の機会にします。
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