ここをキャンプ地とするっ!IV

根っこが生えてしまってからの活動記録

Shureをちょこっとワイヤレス

2018-01-20 21:57:19 | 父ちゃんのオモチャ
今夜は"Bluetooth"なお話。

iPhone 7からイヤフォンジャックが廃止されたってのは、もはや誰も?が知ってるお話。
純正の「Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」や、メモリースティック大のLightning端子接続小型アンプなど試してみましたが、前者は音質に不満あり、後者はかなりの音質向上が実現できたものの邪魔臭さは拭えず…そうなんだよ、いくら小型って言っても異物感は無くなんないのなー。
それにもう一つ決定的な不満があったんだけどそれは後述する。

で、時代は"Bluetooth"なんですよ。お気に入りのShureを活かしつつ無線で音を飛ばす方法は?



JPRiDEの「JPT1 Bluetooth トランスミッター & レシーバー」(写真右下)

受信機および送信機としても使用可能で、AAC(ALAC)フォーマットに対応した製品です。
Apple LosslessでエンコードしているiPhoneユーザーとしては必須条件なのですが、当時これに対応した類似製品は意外と少なく限られた選択肢ではありました。

本体横のツマミで受信(RX)モードを選択し、小さな電源ボタンを長押しにて電源ON。iPhone側で接続許可してやればペアリング終了。二回目からは「JPT1」の電源をONすれば簡単にペアリングできます。
で、こいつにイヤフォンを差し込めば、ケーブルは存在するもののiPhone本体とイヤフォンがワイヤレスになるってワケ。

長いケーブルはそのまんまでしょ?あまり意味ないんじゃね?と思うかもしれませんが、これが意外と快適なんだよ。不意にiPhoneを操作する際にも自由度が高く、その後テキトーにトートバックなんかに(iPhoneを)放り込んだりも出来る。
衣服やカバンなどの遮蔽物を介しての受信範囲も広くて、例えばズボンのポケットに「JPT1」、カバンにiPhoneなんて事しても音が途切れることはありません。
残念なのはプラスティッキーで軽薄な素材感ですが、まあお値段相応とすれば致し方ないところか。

そんな良いことづくめなコイツですが決定的な欠点が一つ、iPhone直差しに比べ出力が上がるのか音量ボタンのひと押しでの音量の変化が大きすぎる事。
(例えば音量4だと物足りないが、5に上げると爆音!みたいな。)
以前にも別の記事で書いた事ありますが、ボリュームスイッチを持たないタイプのアンプはどれもこの傾向があり、特に能率の高いイヤフォンを愛用する私にとっては切実な問題。冒頭の小型アンプの決定的な不満もコレなんだよね。

そこで対策、ZY-Cableの「インピーダンス ケーブル ZY-001」(写真左上)をイヤフォンケーブルと「JPT1」の間に噛ませます。
この製品は"インピーダンスケーブル"という名の通り抵抗が付いており、Bluetooth製品で良くあるホワイトノイズ(サーっていう小さなノイズ)を除去する効果があります。この点の効果も中々のものですが、私の狙いは抵抗が付いてることにより出力が減衰する事。
結果的に音量ボタンひと押しでの音量変化も小さくなり、きめ細かい調節ができるようになりました。

音質的にはアタック感が弱くな多少フワッとした雰囲気になりますが、微細音などがかえって良く聞こえるようになり情報量が増えたようにも感じます。
Bluetoothもやるもんじゃないのー。導入実験としては成功と言って良いのではないでしょうか。



AirPodsはワイヤレスの夢を見たか

2017-04-05 22:16:51 | 父ちゃんのオモチャ


発注から約1ヶ月、Apple「AirPods」ようやくの納品となりました。

3.5mmジャックが廃止されたiPhone 7に機種変更した時から迷いに迷ったAirPods。理由は音質も(私の)耳との相性も想像がついていたから。同一形状のEarPodsと私の耳は相性悪く、しっかり装着しても短時間でポロリと落下。普段Shureの215や425を使用している理由はここにあって、なるほどShureは落ちないもの…ケーブル引っ掛けても耳から外れないもの。

そうとはいえiPhone 7+AirPodsという組み合わせは、本来あるべき正しい姿に思えるわけです。百聞は一見に如かず、使って見なけりゃ語れんだろ…そんな心意気で購入に至ったってわけ。

そんでぇー、使って見てぇー、どんなだったかっていうとぉー……とても快適だった。

AirPodsが収納されたケースの蓋を開ければ、iPhoneとのペアリングは終了。AirPodsを耳に装着すればセンサーが感知し「ブオンッ」って音と共に音声出力がイヤフォン側に切り替わる。あとは聴きたい素敵なミュージックを再生するだけだ。たったこれだけ、簡単でしょ?そうiPhone AirPodsならね。

Bluetooth接続の宿命かホワイトノイズ(「サー」っていうノイズね)が若干気になるものの音質は想像より良く、開放型特有の広い音場感と量感のある低音が気持ちイイ。Shureと比べちゃうと音色やアタック感がかなり後退するけど、これ…EarPodsより高音質に聞こえるなぁ。

心配した装着感も思いの外良く、頭をブンブン振っても落下するようなことはない。いろんな方がレビューで書いてますがEarPodsの不安定さの要因にケーブルの存在があり、そのケーブルの重みや引っ張られのなさがAirPodsの安定感に貢献してる様子。

ただし万一の落下を考えると、歩きながらの使用はさすがに気が引けますね。開放型なので音漏れも盛大だし、環境音も聞こえちゃうから電車での使用も微妙なところ。じゃあいつ使うんだよってツッコミが飛んで来そうですが、ケーブルのない完全独立型のメリットは手軽に装着出来る事。ちょっとした時にサッと使える便利さ、端末との物理的な接続からの解放、何しろ快適ですわ。

バッテリーの持ちは…ケースとイヤフォン本体両方絡むので書くのがめんどくさくなった。とりあえず満充電から3日立って49%残と言っておこう。何しろ快適なんですよってば。

唯一の欠点は"耳からうどん"な自分の姿か…


関連記事(イヤフォン)

Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ その壱

2016-09-15 21:29:59 | 父ちゃんのオモチャ
iPhone 7発売されましたね。

未だ"5s"を使用している私はそれほど興味もなく、とは言えバッテリーの持ちが悪化してきている事実は如何とも…だから来月あたりにシレッと"7"に乗り換えてる可能性は十分にあるわけですが、その時は笑って許していただきたい。



そんな私が楽しみ?にしていた品物がコチラ「Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」¥900 (税別)也。

ご承知の通りiPhone 7においては、3.5mmイヤフォンジャックが廃止されました。過去にもFDドライブや光学ドライブをサクッと廃止してきたAppleらしいやり方といえばいえる。
気になるのは中途半端に音質にこだわってきた私の今後の身の振り方であるのだけれど、音質を考えたら今後もワイヤードに勝てるワイヤレスは登場しないであろうと考える。

で、このアダプターが安い。駄目元でテストするには丁度良い。

テストに使用したのは…

イヤフォン「SHURE SE425
ケーブル「ZEPHONE EL-14(Orange Owl)
イヤーピース「茶楽音人 SpinFit M
再生機器「iPhone 5s」
再生アプリ「Vox」
コーデック「Apple Lossless」

ここに「Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」をかませる訳。

ソースは最近聴き込んでる「Pat Metheny:UNITY BAND」で。
音質良好かつ素晴らしい演奏。特にドラムの「アントニオ・サンチェス」が凄いっす。

一聴、中高音が力強くなったことに気づきます。反面微小音は隠れんぼ(消えはしない)。つまらないほどフラットな音質と評価されるSE425の音ににピークができた感じ。

面白いのは音場というよりセパレーションっていうのかな、音が左右それぞれのイヤフォンに分離して聞こえる曲がある。
SHUREのイヤフォンはカナル型の宿命か音場の狭い鳴り方をするのだけれど、それが外側に広がるからビックリ。
ただしスケールが広がったような高級な変化ではない。

例えるなら、出来の悪いリマスターCDを聴いた感じによく似ており…うーむ…
まあ、どこにDACが入ってんだかわからんような小さなアダプタに多くを求めるのは酷なんでしょうけど。値段も値段だし。

こうなると俄然欲しくなるのは、例えば「COZOY Astrapi」のような極小サイズのDAC内臓アンプ。
これ一度買いかけたんだよねー、新宿で試聴してその勢いで。
あん時止めた理由は、音量ボタンひと押しでの音量の変化が大きすぎた事。ちょうど良い音量に調節できないんだよ。
音質は良かったのになー、惜しいよなー。

ちなみに「Apple Lightning - 3.5 mmヘッドフォンジャックアダプタ」、iPhoneに負荷がかかった状態で曲スキップ等の操作をすると「プツプツ」とノイズが発生します。
それとiOS 9では使用できませんので、旧機種でお試しの方はiOS 10にアップデートしてからにいたしましょう。

Shure SE215 Special Edition(カスタマイズ編)

2016-08-11 22:51:52 | 父ちゃんのオモチャ
イヤフォンのお話。

1年ほど前記事にしたShure SE215 Special Edition」、使用開始当初の組み合わせは…



Shure SE215 Special Edition」(本体ね)
       +
Shure ソフトフォームイヤパッドM(付属品)」(イヤーピースね)
       +
ZEPHONE Orange Owl EL-14」(ケーブルね)

というラインナップ。(音源はApple LosslessをiPhone5sで再生)

パッケージ状態の「SE215 Special Edition」の音傾向といえば、ドンシャリかつ靄のかかった音。
特に低域がルーズでキレがなくスッキリせず、カナルタイプの宿命か音場も狭い。
上記「Orange Owl EL-14」にリケーブルした事で、ある程度の改善はなされましたが不満は残ります。

で、次の一手。

Shure SE315」で使用していたケーブル「ZEPHONE Blue Seagul EL-21」を「SE215 Special Edition」に転用。
このケーブルは「Orange Owl EL-14」と比較すると低域の沈み込みが深く、線が細くなるものの高域の伸びも良い。
音場も若干広いか。

そして一番の特徴は、微少音をきっぱりと諦めた音の出し方をすること。
繊細なニュアンスとか余韻とかを出さない代わりにパキッとした音になります。

この特徴が「SE215 Special Edition」の欠点(あくまでも私にとっては)であるルーズさを補正してくれます。
出したい音は出すが、出さない音は一切出さないすっきりしたケーブル「Blue Seagul EL-21
まあ、元々「SE215 Special Edition」用に開発されたケーブルだけに、マッチング良好なのは当然っちゃ当然ですが。

ついでに、もう一手。

Shureソフトフォームイヤパッド(付属品)」(黒いスポンジタイプのヤツね)は、潰したイヤパッドが耳穴の中で膨らむ(元に戻る)ことで
たいていの耳にフィットしてくれますが、素材のせいか音の籠り感というか減衰感があります。
そこで「ShureソフトフレックスイヤパッドM(付属品)」(グレーのシリコンタイプのヤツね)に交換。
低域も高域も伸びて、メリハリの効いたクリアで弾力のある音になりました。
弾力…そう"プルン"って感じの低音が出るんだよ。

ただし耳穴に合えばの話。

例えばイヤフォンを装着し、真正面を向いた状態で聞こえる音と地面とか下を向いた状態で聞こえる音がかなり違う。
頭の角度が変わることで、耳穴の形状がわずかに変化し密閉度が変わる?ケーブルが引っ張られ本体が少し動く?
原因はハッキリしませんが、音が変わるのは事実。

で、さらに一手。

茶楽音人 SpinFit 細軸 M (SHURE/WESTONEノズル径対応)」に交換。
この製品はダクト中心部分にクッション(くびれ)があり、耳穴の湾曲に沿って装着されるという特徴があります。
要するに耳穴のカーブに合わせて軸がちょっと曲がるのです。
耳穴はストレート形状ではありませんから、カーブに沿って軸が変形しイヤパッド全体で曲がれば密閉性が向上するという理屈。
これが中々具合良く、頭の向きを変化させても音の変化が非常に少なくなりました。

注意したいのは、耳奥まで挿入すれば良いってもんでもないという点。
ぐりぐりと奥まで挿入するとイヤパッドの傘の部分が無理な変形を起こすようで、密閉度がかえって低下し低域の少ないスカスカの妙な音になりやすい。
私の耳では、少し浅目を心がけて挿入するのがコツのようです。
耳穴の形状に合わせてくれるソフトフォームタイプにはない不便さといいましょうか。

しかし、イヤパッドの選択と装着方法に関しては使用する人の耳穴の形状によって千差万別だと思いますので、
私が良いと言ったものが他の人に合うかというと、そんなことは全くないと断言できるので念のため。

それを踏まえて言うならば、フォームタイプは耳穴に合わせてくれるので痛みを感じない程度に大きめサイズを選べば良いと思いますが、
シリコンタイプは小さすぎても大きすぎても密閉度が下がるので、ジャストサイズを見つける事が必須になります。
例えばシリコンタイプで「SとMの中間があればぴったりなんだが…」なんて人は、別メーカーで合うものを探すとか…諦めてフォームタイプにするとか…「オーダーメイドイヤーピース」を発注するとか…

以上の対策を施し、現在はこんな組み合わせ。



Shure SE215 Special Edition」(本体ね)
       +
茶楽音人 SpinFit 細軸 M (SHURE/WESTONEノズル径対応)」(イヤーピースね)
       +
ZEPHONE Blue Seagul EL-21」(ケーブルね)

繊細な音は出しませんが、メリハリと適度なクリア感、BA型にはない雄大な低域が同居した気楽に音楽を楽しむには最適なセットになりました。

青一色のカラーリングが、ひねりがなくてつまんないんだけど。

TEAC HA-P50

2015-02-14 13:49:16 | 父ちゃんのオモチャ


さあ、何でしょうねコイツは…

TEAC HA-P50買いました。だいぶ前のことですけど。
純正イヤフォンをShure(SE215SE & SE315)に換えたことが、大きなきっかけになりましたね。
iPhoneでも良い音で聴けると感じてから、AAC→Appleロスレス、純正ケーブル→ZEPHONE(EL-14 Orange Owl & EL-21 Blue Seagul)、と”改善”を重ねてきましたが次の一手はこうなるでしょう、ポータブルアンプの導入です。

ポータブルアンプを分類すれば、音声信号をLINE OUTから取り出すアナログ接続、ライトニング(USB)コネクタから取り出すデジタル接続のざっくりと二種類。HA-P50はデジタル接続です。
デジタル接続は何が違うかって、ポータブルアンプに内蔵されたDACを使うトコ。

DACって何してる?

要はデジタル信号をアナログ信号に変換する仕事をしている部署となるわけですが、
ポータブルデバイスの「狭く」、「ノイズに晒された(液晶が大問題)」、「経費削減で満足なクオリティではないパーツ」そんな環境で仕事するよりも、専用に設計された環境で働く方が、そりゃいい仕事ができるに決まってる。iPhoneは音のことだけ考えてるわけではないからね。

当然、それはアナログ信号を増幅するアンプにも言えること。

で、音はどーなったかって言うと…変わった。かなり良くなった。
低音が~とか、高音が~とか言う前に、音全体の余韻の豊かさとか、空間が広くなったとか、どっしりした安定感とか、そういう事。
HA-P50を外すとよく分かる。失った「音」のなんと多いことか。

で、ウハウハ言って毎日使ってるかといえばそーじゃない。
最初のうちは使いましたよ…そりゃあ。でもね、小さいよって言われてもガサ張るよ。軽いよって言われても重いよ。
しかもiPhoneとアンプが近いと妙なノイズが乗る。互いを離すと問題ないので何かが干渉してるんだろうね。
もうね、め・ん・ど・く・さ・い。

結局、MACに接続して使ってます(PC-USB→HA-P50→アンプ内蔵SP)。
こちらもイヤフォン以上に音良くなっちゃって(ボリューム上げるから余計に分かる)、だからもう持ち歩くことは無いのだろうか…

HA-P50に機種決定するの苦労したんです。
試聴が出来るお店を探して右往左往。高崎のビッグカメラでは希望機種が一部無く、秋葉原のeイヤフォンではマニアの中に入っていけず撃沈。新宿のヨドバシでようやくでした。

本当はFOSTEX HP-P1が欲しかったのですが、お値段が…高い。HP-P1に近い音質傾向の機種がHA-P50だったと。
しかしHP-P1最強だな、今は知らんけど。古い機種なのにな。

ところで、オーディオ機器なので当然ですがエージングは大切です。
特にShureのイヤフォンは遅咲きのようで、半年経った今でも音の変化を感じます。だからSE315が今面白いんですよね、下が伸びてきて。

ポータブルアンプも、長く使ってたらイイ事あるかな…


TEAC HA-P50-B ポータブルヘッドホンアンプ DAC搭載 ハイレゾ音源対応

FOSTEX ポータブルヘッドホンアンプDAC HP-P1

SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE215 Special Edition トランススルーセントブルー SE215SPE-A

SHURE カナル型 高遮音性イヤホン SE315 クリアー SE315-CL-J

ZEPHONE EL-14(Orange Owl)for SHURE【MMCXコネクタ(SHUREイヤホン/UE900用リケーブル】

ZEPHONE EL-21(Blue Seagul)for SHURE【MMCXコネクタ(SHUREイヤホン/UE900用リケーブル】


Shure製品は円安の影響で随分値上がりしましたね…

Shure SE315

2014-10-14 21:54:52 | 父ちゃんのオモチャ


イヤフォンのお話。

先月コレの記事を書きましたが…じつは同時に入手していたのでした。「Shure SE315」です。

Shure SE215はダイナミック型ドライバー、SE 315は最近主流のバランスド・アーマチュアドライバー。
ザックリ言えばダイナミック型は低音が出て、バランスド・アーマチュアは感度が高く微妙なニュアンスが出る。
手の届く範囲で両方入手して比較してみたかったと言う訳。

で、SE 315。Shure独自の「MicroDriver」1基搭載という構成で、スピーカーで言う所のフルレンジ。
中域の張り出したスコーンとすっ飛んでくる音。竹を割った様な音…とも言えるか。とにかく音の鮮度が高い。

高域はそれほど伸びてはいないが情報量が多く繊細で、Jazzのシンバル音などは「バシャーン」と叩いた音の周囲に細かい粒子が漂う感じ。
反面、バランスド・アーマチュアの宿命か低音の量感は控えめ。ただそれなりに伸びてくるので、ガッカリするほどでもない…かな。
そして、中域が張り出してるだけにヴォーカルの生々しさは特筆もの。音源によっては生々しいを通り越してイヤらしいくらいのモノも…

シングルドライバーでネットワーク回路も無く信号の劣化を最小限にとどめた構成でピュアな音をパンと出す。ただし曲は選びます

と、ここまで書いて来ましたがある程度の「エージング」は必須です。
パッケージから出したばかりの音は、上も下もスカスカでカンカンんの固い真ん中だけ。
使い古しのiPodに接続し、イヤフォンが壊れない程度の音量で48時間程度。これでだいぶ良くなりました。

なお、ケーブルは当然?最初から交換済み。SE 215に装着したZEPHONE「Orange Owl EL-14」が気に入ったので、同じZEPHONEの「 Blue Seagul EL-21」にリケーブル。
Orange Owlに比べると、低音の沈み込みが深く音場が広い。その分若干高域の線が細くなるかな…

さて、こうして2セットのイヤフォンが現役稼働している訳ですが、現在は8対2の割合でSE 315を使う事が多いです。
両者の音質が全く違うので、気分によって使い分けたりケーブルを変更したりと…
しばらく飽きずに遊べそうです。

Shure SE215 Special Edition

2014-09-28 19:02:38 | 父ちゃんのオモチャ


イヤフォンのお話。

その昔はコレ、ちょいと前は純正のコレ、を使用していた私ですが…買いました、「Shure SE215 Special Edition」。

買い替え理由は、以前の記事にも書いている左耳のフィッティング。どうしても外れてしまう。
通勤程度なら良いのかもしれませんが、ウォーキングなどで汗をかいたりするともう…

リサーチの結果、Shureの製品が良さそうです。結構な金額分になっていた某電気店のポイントでおつりが来ると言うこともあって早速入手。
さてさて使用感は…

うん、これは外れない。この安定感は凄いです。「シュアー掛け」と言って耳の上にケーブルを掛ける付け方なのですが、お陰でイヤフォン本体に妙な力がかからない。
おまけにタッチノイズも殆ど無し!昔のカナル型とはえらい違いですな。
流石に自分の歩行音は耳に響いてしまいますが、これは仕方ないでしょう。

音質的には、下位モデル・ダイナミック型ドライバーという事もあり、音場は狭くドンシャリで若干こもった感じのする音。
エージングが足りない事を考えても少々残念な音質ですが、ShureのSEシリーズはケーブルが外れます。
そう、ケーブル交換出来ちゃうんですねぇ。

実はコレ、最初から織り込み済み。ルックス・音質共に評価の高い「ZEPHONE Orange Owl EL-14」にリケーブルします。
はい。だいぶモヤッとした感じが無くなりました。スッキリして霧が晴れた様です。ユニットは同じなので当然ドンシャリな傾向に変わりはありませんが、高域が伸びて細かいニュアンスが聴き取り易い。

ルックスもクリアージャケット内部のオレンジ色の芯線が美しく、BELDENのSPケーブルみたいで格好良い。端子部も光沢のあるパーツで高級感があります。
SE 215 SEの青とも良く合いますね。

さて、安全性の為に避けてきたカナル型に逆戻りです。しかし高い遮音性ゆえにJazzが聴ける!
退屈な通勤も楽しくなりそうですよ。


そして、1年後の記事(カスタマイズ編)に続く。



Apple EarPods with Remote and Mic

2013-11-18 12:12:01 | 父ちゃんのオモチャ
Img_4123

iPhone 5sに機種変更して期待していたのは2点、処理速度の向上と新しいApple EarPods with Remote and Micの装着性改善でした。

私の左耳の形状は市販のイヤフォンがうまくフィットしてくれなくて直ぐに外れてしまうのですが、iPhone 5から採用された独特の形状はかなり良好なフィット感です。

音質的にも従来型に比べて低音が良く出てくる様になり、一聴迫力が増しています。音の粒立ちも良く明瞭で、立体感のあるサウンドステージが広がりますね。

ただ、これは新型イヤフォンだけの手柄では無い様で、iPhone 5sに従来型のイヤフォンを接続して聴いてみても微かに同傾向の音質の向上を感じます(…気がします)。内部アンプ等の改善もなされているのかな?

音質だけを追求するならカナル型を使用すれば解決するのですが、主なシチュエーションが徒歩通勤中なので交通安全の事も考えたい…周りの音がシャットアウトされるのは危険ですよ。タッチノイズも気になりますしね。

とにかく、これでメインで使用していたBang & Olufsen A8も引退。マイクもリモコンも付いてて便利だぞっと。でもアレで通話してると変だよね、独り言をつぶやいてるみたいでさ。


Bang&Olufsen A8

2006-03-15 22:10:17 | 父ちゃんのブログ

2006031502 

↑最近のお気に入り商品Bang&Olufsen A8です。

私は、普段車載用にiPod、通勤用にShuffleを使用しています。

車載用はイヤフォン使わないので良いのですが、問題は通勤用。

Apple純正のイヤフォンが、どうも耳に合わないんですな。しかも左耳だけ。

どうしても、歩いているうちに左側だけ外れてしまいます。

そこで、外れにくいという売り文句のオーディオテクニカATH-CK5を試してみました。

結果。確かに外れません。しかし耳栓型、自分の歩行音や服の擦れる音が響いてしまい

気になって仕方ありません。しかも、周りの車の音が聞こえずらいので危険です。

そして、辿り着いたBang&Olufsen A8!

実はオーディオショップで以前見かけたときからから、気になっていたんですねコレ。

どうも私は最初からコレに行きたがっている様子です。

早速、行きつけのオーディオショップにて試聴→直ちに購入。

結果。音質・装着感共に最高です。

音質は、きめの細かい情報量の多い音質。ドンシャリではなく高音~低音までフラットに出てきます。

刺激的な音では無いので聴き疲れしません。ただし、低音の量は装着状態によって変化が大きいです。

きちんと装着できていないと、当然ですが低音が薄くなります。

装着感も良好。ベストポジションを見つけるのに慣れが必要ですが、決まってしまえば簡単にはずれません。

あと良いところは見た目ですかね。作りも凄く丁寧でしっかりしています。

なんでもない通勤の時間が、楽しみな音楽鑑賞の時間に変わりました。

そろそろ暖かくなってきたので、遠回りをしたくなってきます。