最近、お城を整備してくださるところが増えてありがたいです。
とはいえ、手を入れすぎて遺構を破壊していたり、植え込み等で見にくくなったり、通路を舗装してしまったりで、かえってガッカリなんてことも。
木は適度に残し、藪を刈ってくれるだけの整備が嬉しいです。
虎御前山城も整備されたと聞いて、4月に訪れてみました。
以前はキャンプ場の所まで車で行ったので、今回も同じようにアクセスしたら、キャンプ場がなくなっていてビックリ。
これだけで随分と雰囲気が違って見えます。
車は停められたので、そこからハイキングコースを北へ進みます。
最初の滝川一益陣を見て、ちょっと感動。
藪が刈られてとても見やすくなっていました。
そこで一番気づいたのが、古墳の多さ。
古墳群の看板には、虎御前山には85基もの古墳があるとか。
ボコボコと主に円墳が連なっていて、こんなに古墳があったなんて今まで気づかなかった~と驚きました。
やっぱり、藪がないって重要ですね。
次の堀秀政陣手前にあった堀切
その先には信長陣、秀吉陣、柴田勝家陣があります。
所々に下写真のような看板が設置されているのですが、図がかなり正確で役立ちます。
これは秀吉陣にあった看板
秀吉陣の横堀 「かざし堀」という看板がありました。
秀吉陣背後の堀切
勝家陣からさらに北へ進むと、北端からは小谷城がこんなに良く見えます。
ちなみに、キャンプ場だった所は丹羽長秀陣、そこから南に蜂屋頼隆陣、多賀貞能陣があり、石碑や解説板が設置されています。