先日、千葉県富津市竹岡にある造海(つくろみ)城(別名:百首(ひゃくしゅ)城)へ行きました。
城は国道127号の北側・海に突き出た城山に築かれているのですが、城へは国道の南側にある灯篭坂大師(ココ)から道が整備されています。
城内のほとんどは遊歩道のような感じで道が整備されていたのですが、以前は酷い藪で足元が見えず危なかったようです。
灯篭坂大師には地元の方が数人で掃除にいらしていました。
そこから脇の階段を上がるとすぐに岩堀切があります。
そして、尾根を北へ進んでいくと北東から南西へ延びる主尾根にぶつかりますが、途中、切通し道になっていました。
主尾根にぶつかったら右手(北東)へ進むと主要な郭があり、堀切が見られます。
また、途中の郭から北側へ回り込むと水堀があり、
その脇は岩盤を切って真ん中に階段を設けていました。
このお城、戦時中も使っていたようなので、その時のものでしょう。
この南西には横堀があったり、岩盤堀切があったりしますが、どこまでが城のものかが良く分かりません。
井戸もありましたが、大岩でふさがれていました。
以前はむき出しのままだったようで、藪で足元が良く分からなかったからとても危ないと感じていたようです。
更に西側の郭へ進むと土塁がしっかりしており、そこから北西へ下りるとこちらには砲台跡がありました。
かなり立派な堀が城のあちこちにあり楽しめるのですが、戦時中の改変?と思えるようなものもあり、ちょっと分かりかねるお城でした。
ただ、随分前に訪れたきりという方は、かなり見やすくなっているかと思いますので再訪してみると良いでしょう!