なんだか、上手く眠れなかった。
東松島のおばあちゃん。
結局、昨日は行けず月曜に遊びに行く事になった。
彼女はいつだって話すそばから泣くから、頭が痛くなる。
スコップ団をテレビやらラジオで見たということ。
地震後、自治体から酷い扱いを受けたこと。
泥棒のこと。
義援金のこと。
やっとこれから、悠々自適な生活を始めようとリフォームをしたばっかりの素敵な家だったのだということ。
俺とタケチンが初めて伺った時、本当に酷い食事をしていた。
キューリと食パン。
晩飯に。
冷蔵庫を調達して、食べ物の差し入れをして、逃げるように帰って来たっけなぁ。
「ばあちゃん！もう大丈夫だ！」
とは言ったモノの、毎日何かできるわけねぇし、俺自身も葛藤があった。
家の工事を通して、毎日の生活が前の様に戻ればいい。もしくは、前より住み心地のいい家にしてあげればいいのだろう？
と、業者（かっちゃん）と話をした。
この家は涙顏の記憶しかない。
でも昨日は電話で（毎日電話してんなぁ！）
「地震後、初めてゆっくり寝れた気がします。部屋も明るくなって素敵だし、さむくもありません。匂いも消えました。」
と改めて、また言われた。
照れちゃうね。
一昨日は泣いてたけど、昨日は笑ってた！
たまんねぇぜ！
今日もパッと行って、パッと終わらせよう！
だって、夜は友達の結婚式の二次会に顔を出して、スタジオが待ってるからね。
明日もスタジオだけど。
スタジオ、二夜連続。
BSみたい。
二夜連続。
がんばろう。
もう少しだ。
