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まだまだある 世界の親日国とその物語

2019年12月13日 | 日記

以前、このブログでも 黒川紀章氏が設計した カザフスタンの首都アスタナをご紹介しましたが・・世界の代表的な親日国には「国民の8割以上が親日的な国」として有名な インドネシア・ベトナム・フィリピン・タイ・マレーシア・台湾の他にも、インドやポーランドなど多くの友好国が存在してるのをご存知でしょうか。ここには たいてい、私たちの知らない 多くの物語があるのですが、今回は そのいくつかをご紹介してみましょう。

ウズベキスタンが親日国になった背景には、この国に抑留された457人の日本人捕虜と、彼らが首都タシケントに建設したオペラハウス「ナボイ劇場」があります。強制労働に加えて 粗末な食事しか与えらなくても、日本人捕虜が完成させた この「ソ連四大劇場と讃えられた中央アジア最大のオペラハウス」は、1966年に首都を襲った震度8の大地震の際、街はほぼ全壊したのに無傷だったそうで・・市民の避難場所ともなり得た! と聞きます。

壊滅した街で 文化の象徴が無傷で残った! これを建てたのは日本人! この光景を目にした彼らの驚きを想像するに、その畏怖の念みたいなものが 中央アジア全体に広がり、時代も巡り巡って、その繋がりが無意識に 現在のカザフスタンの首都アスタナの設計を日本人へ委ねる事になった! そんな可能性も考えられますが・・物事をそのようにとらえますと、今更ながら やっぱり歴史とか つながりとか、そういったものって大切なんだろうなぁ! という気がしてきます。

また、以下の画像でもおわかりのように、親日国パラオの国旗は 日本の日の丸そっくりに見えます。

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この国旗デザインの由来には さまざまな説があり、公式には「背景の青は パラオが広大な太平洋に位置することを表し、黄色の円は 収穫や年中行事などに重要な役割を果たす月を表す」とされてますが・・非公式には「月は 日本の国旗 “日の丸の太陽” と対をなす友好の証。月が中心より若干 左へ寄ってるのは 日本に対する畏敬の念の表れ。」といった解釈もあるみたいですよ。この “奥ゆかしさ” が、いかにも日本的で・・日本へのリスペクトを表現してる! とも感じられ・・これは私の個人的に一番好きなエピソードの一つとなっています。

アジア各国での独立支援。台湾でのインフラ支援。杉原千畝氏による「命のビザ」発給。マケドニアの震災復興。フィンランドの領有権争いの解決。など、各国の親日理由は数え上げたらきりがありません。機会がありましたら、今後も そのようなエピソードをご紹介できれば幸いに思います。