常識を変えよう! Change commonsense

常識が変われば 世界はもっと広がる

マーケットは変わった? 時代も変わった?

2021年03月12日 | 日記

「商品購買層のターゲットとあっていない」そんな文言を、最近は マーケット広告などでよく見かけるようになりましたが・・これまでお会いした 凄腕経営者や営業マンは「トップセールスとは購買者を固定せず、誰彼構わず 売れるようにする人である」ともおっしゃってる。

はてさてどちらが古くて、どちらが新しいのか? 色々な見方が考えられますね。道理で考えれば「理屈はわかるけど、売れなきゃしょうがないでしょ。」これは 理想と現実の問題。「買ってくださる方を限定してたら顧客数も限られる。それではトップセールスになれるはずない。」 こちらは 目的と行動の定義。と言えます。

昨今は、ネットショップやyoutubeなど webコンテンツ全盛。とりわけ 購買層・視聴者層といったセールストーク。インフルエンサーやステルスマーケットなど、今までになかった言葉も耳に入ってくるようになりました。そう とらえると、足で稼ぐなんてオールド営業! といった言葉が踊るのも当然のことかもしれません。

若い方は合理的。理想と現実のギャップなんて、さっさと見切りをつけて、情報社会の波をかき分けてくのは慣れていらっしゃる。古い経営者の汗と涙の物語なんて興味なし! といったところでしょうか。

しかし、おそらくチェーンブロックや量子PCの到来はもう間もなく。巨大サーバーを介し、プラットホームで独占市場をなす 世界的大企業のアドバンテージが消えてなくなる日も近い。ポケベル・ガラケーと変遷を繰り返してきたように、いま流行りのSNSも将来 消えゆくのは確実でしょう。

そういった兆候は、最近の世界的事象を見ても明らかですが、AIやIotの潮流が来ても ロボットとか自動運転の時代となっても、そこには人がいて・・供給側も人なら、購買側も人。という世のあり方が、人と人との繋がりとして存在するのは変わらない事実と言えます。

以前、マーケット調査で よく立ち寄るお店で聞き耳を立ててると、ある大学生に、これまた あるチェーン店経営者が相談をしている。話を聞いてると この大学生、アナログとデジタルを上手に両立させて、集客のカリスマとして 学生起業してる方のようで・・なかなかの論客。会話もロジカルで道理に叶っており、どうやら 20歳ほど歳の差がある経営者にコンサルティングしてる様子もうかがえました。

アナログを中心にした 人の数や会話の質が勝負どころ。デジタルはあくまで装置と割り切ってる。そんな柔軟な発想から・・きっと この方は卒業されても経営者として、時代の波に臨機応変 対応してゆかれるのでしょう。

マーケットは変わった? 時代も変わった? いえいえ、年齢が上とか下とか・・無関係! なのは いつの時代も変わりません。現実に則したものは機能する。則してないなら変えるしかない。もはやデジタルでもアナログでもなく、偏りなく 全てのツールは機能的かつ有機的に融合させてくのが重要! とよく理解できる一例かもしれません。