常識を変えよう! Change commonsense

常識が変われば 世界はもっと広がる

能力へ翻弄されないために知るべき事

2019年11月12日 | 日記

人は生まれながらにたくさんの能力を持ってこの世に生を受けます。最近の研究では「生後間もない乳幼児は、どんな複雑な音も聞き分けられる」といった発表もなされてますが・・これは同時に【人は大人になるにつれ、聞き分け能力が低下する】といった解釈もできるかもしれません。

でも、それって 何も聞き分け能力だけにいえる事ではない! としたらどうでしょう? 母親なら皆さん、お子さんたちの習得スピードが大人のそれとは比較にならないのは よくご存知のはず。だとしたら、ひょっとすると、人って『暮らしの中で必要とされない能力が次々削除されつつある』のかも?

このように考えますと、能力って【そのうちの何を選び、どのように使うか?】で、有益にもマイナスにだってなり得るものですから、人生においてこういった“人が生まれながらに持っている能力“の中から何をチョイスし、それをどのような方向性をもって使用するか?は、とても重要な部分になってくるでしょう。

ただし “何かをチョイスする“には、当然ながら その使用目的がはっきりしてることが前提になってきますので・・目的が明確でなければ、そういった能力をどのような方向性を持って 使用するのか? 何を選ぶのか? も不明になりがち。つまり【何のために?という目的が存在しない】と、能力をどこの何に使用するのか? がわからず “その能力自体に振り回されてしまう事“ を意味するわけです。

要点を整理しますと「人は多くの能力を保持して生まれてくる⇒その中で何を選択して使用するか? は自由だし自分で決めている⇒しかし、人にはあまり目的が存在せず、それもはっきりとはしていない⇒よって、その能力の中から何を選択してどのように使用するのか?も支離滅裂になっている⇒そうなると当然、自覚もなしにさまざまな能力を無作為に使用することになる」といった構図も見えてきます。

目的があるからこそ、能力の使い道や方向性も決まる。けれど 目的がなければ、能力自体に振り回される。それが人の性ならば、やっぱり目的を決める作業って、人生において とても大切な事なのかもしれません。