ねこのひたい

ねこのひたいのような庭と、趣味の読書と,
おとぼけな日々のことをいろいろ書きたいです。

母親業を卒業

2020年12月23日 | 子どもの観察

次女ふくふく、今年から新社会人でした。

 

「熟田津に船乗りせむと月待てば潮もかなひぬ今は漕ぎ出でな」

(額田王 万葉集巻一)

とくらいの気持ちで母は見送ったものですよ。

明日から社会人 - ねこのひたい (goo.ne.jp)

 

しかし!出港したと思ったら、

すぐに岸の近くで暗礁に乗り上げたかのような

社会人生活のスタートとなってしまいました。

 

和歌を借りて説明すると、私=額田王でして、

白村江の戦いに向けていってらっしゃ~い、と

景気づけして見送ったのにも関わらず

あれ?船進まない??座礁???

って感じですね。

 

入社後すぐに緊急事態宣言発令で

しばらくは出勤もせず、姉のむしむしのところで居候生活。

緊急事態宣言が明けて、トレーニングのため

週1で出社するもまだまだ居候生活は変わらず。

 

それが週2、週3、週4と少しずつ出勤日が増え、

今月に入って初めて週5で出勤したと言います。

仕事内容も週4の頃は各国の状況の収集など

実践的な物ではなかったようです。

 

ですが会社の存続が危うい今、多くの先輩が出向してしまい

残った人たちで数少ない案件をこなすこととなって

新人のふくふくにもが実践的な業務が回ってきたらしいのです。

 

その話を聞いて、ほっとしました。

やっと、仕事らしい仕事に携わっている。

「仕事ではまだ赤ちゃん」

という本人の説明も本当のことでしょう。

それでもお金の発生する業務に携われたことは

責任の度合いも違い、社会人としての自覚も

芽生えてくることと思います。

 

額田王=私は、はらはらしながら陸の上で

船の様子を伺っていたのですが

少しずつだけど外洋に進む船を認め

「これで仕事は終わった(=母親業もおしまい)」

と肩の荷をおろしたのでした。

 

あ、でも、白村江の戦いって負けたんじゃなかったけ。

しまった…縁起悪いものに例えてしまったかも…

 

多分、私は子供の頃読んだ

天の果て地の限り (Kissコミックス) | 大和和紀 | 女性マンガ | Kindleストア | Amazon

に出てくるこの場面

の印象だけで語ってしまいました。

ええ、真ん中の片手をあげて鼓舞するのが私です。

(画像は拾いました、すみません)

 

ついでに言うと、

あれ…?船の上で詠みあげてる?

私のイメージは開会式みたいなもんだったんだけどな。

ま、細かいことはいいや。

 

 

 

 

 

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