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・・・🌸  山も花も初夏を迎えています  🌺・・・

美ヶ原

2012年07月10日 | 日本百名山

 美ヶ原を歩いてきました。

M旅ツアー「美ヶ原・・・・フラワーハイク」への参加です。

TDはママでした。 花への知識の深さを再確認しました、まさに脱帽です。

   

11:00 山本小屋をスタート!いい天気です。

標高はすでに2000mを越えています。

  :右は牧場

緊張感のないハイキングです。

          

駐車場横に咲いていた”テガタチドリ”です。

   :中央分水嶺トレイルの看板 

雨水が日本海側と太平洋側に流れる境界線が中央分水嶺。

霧ヶ峰・美ヶ原 中央分水嶺トレイルは、日本列島中央部に位置する霧ヶ峰・美ヶ原高原を巡る

約40kmを歩く旅の道です。    http://www.c-trail.com/

いい天気です・・・。

         

:シロツメクサ         :ハクサンフウロ          :ネバリノギラン        :キンポウゲ

牧草地の柵際に咲いていた花です。

   :美しの塔

11:20 「美しの塔」美ヶ原のシンボルです。

塔には尾崎喜八氏の「美ヶ原溶岩台地」の歌が記載されていました。

紹介します・・・。

       登りついて不意にひらけた眼前の風景に

          しばらくは世界の天井が抜けたかと思う。

      やがて一歩を踏み込んで岩にまたがりながら、

          この高さにおけるこの広がりの把握になおもくるしむ。

      無制限な、おおどかな、荒っぽくて、新鮮な、この風景の情緒は

          ただ身にしみるように本原てきで、尋常の尺度にはまるで桁が外れている。

   要塞?

美ヶ原高原ホテルとアンテナ群です。(尾崎喜八氏が見たら驚く!!)

    

:王ケ鼻方面                        :松本市内

珍しい花を見ました(通常の本にも載っていない)

        :シャジクソウ(車軸草)   

グンバイツル(軍配蔓)シソ目オオバコ科クワガタソウ属・・・長い

本州南部地方の温帯域に分布、山地の僻地に生える多年草。茎は地上を這い、節から根を出す。

葉は対生、短い葉柄があり、円形~卵円形、長さ1.5~3cm、やや厚く光沢がある。

花冠は紫色で濃紫色の筋があり、漏斗状だが、深く4裂する。がくも深く4裂し、濃緑色。

果実はさく菓で扁平な軍配形をしている、これが花名の由来。 

:シャジクソウ(車軸草)マメ科シャジクソウ属

夏、頭状花序に多数の赤褐色の細長い花弁を付ける多年草。放射状に出る3~6枚の

小葉(掌状複葉)を車軸に見立てて命名された。アカツメクサ、シロツメクサもその仲間。

:御嶽神社奥ノ院  新旧そろい踏み、神様も困惑顔だった。

   :王ケ頭

12:00 王ケ頭に、ここが美ヶ原最高点。(右下が松本市内)

松本市内から見ると「王ケ頭」は巨人の頭に見え、「王ケ鼻」はその鼻に見えることからこの名がある。

昔人の想像力の豊かさには、頭が下がる

   

東側はこの人工的な風景です。

What is this?

王ケ鼻に向かいます、レンゲツツジが緑に映えていました。

         

:コメツツジ          :ウスユキソウ           :コウリンカ            :ヤマハタザオ

コウリンカ:キク科オカオグルマ属で、濃い橙色の 舌状花が下向きに付いているのが特徴。

逆にそれが一見枯れているようにも見えてあまり見栄えはしない?

絶滅危惧種Ⅱ類(絶滅の危険が増大している種)に指定されている。

  :王ケ鼻

12:35 王ケ鼻に、松本市内を眼下に見ながら昼食。中央・北アルプスは雲の中だった。

    

:霧ヶ峰方面         :鉢臥山方面

  :牛伏山の管理牛?

14:20 山本小屋への帰りは自由行動、花を再確認しながら戻る。

      

その他にマルバシモツケ、キバナコマノツメ、ヤマブキショウマが咲いていました。

   ”起こすな!!”

そろそろ起きないと?

     **********

            行程:標高差約50m、約9.5Km、約3時間  

          11:00 山本小屋 ⇒11:20 美しの塔 ⇒11:30 塩クレ場 ⇒12:00 王ケ頭

           ⇒12:35~13:00 王ケ鼻 ⇒13:30 王ケ頭 ⇒14:20 山本小屋

                                                **********   

   昔は美ヶ原という名はなかった。

   二百七十年前の元禄時代に放牧場として利用したという記録があり

   その後も農閑期の牛馬の休養場になったことはあったが、

   人間の楽しむ美しい原として登場したのは、昭和になってからだという。

   山麓の住人の山本俊一氏がこの高原を愛して、道を開き、粗末な笹小屋をたてた。

   それが今の山本小屋の基である。

   以来訪れる人が次第に多くなり、現在では多すぎるという嘆息さえ生じてきた。

   故山本翁を記念した「美しの塔」が建ち、その裏面に前記尾崎喜八氏の詩が刻んである。 

    しかしその詩人も、今日の原の滔々たる俗化を歎き、

   「雄大な展望だけは昔に変わらぬ朝夕を、

         私の詩が吹きわたる風の中でその挽歌を歌っている・・・」と記している。 

                                      (日本百名山:美ヶ原より抜粋)

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 

 



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1 コメント

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おじさんの詩 (立川の尾崎)
2013-11-06 20:47:58
はじめまして
喜八氏の親類の者です
子供のころ鎌倉の喜八氏宅に行った時の写真を思い出しはっとしました。こんなところにおじさんの詩があるなんてしりませんでした。今度行ってみたいと思いまして

お邪魔しました

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