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マーメイドSの法則

2020-06-11 21:06:53 | 牝馬の法則
■波乱の歴史■
毎年のように荒れるマーメイドSだが、創設された96年~05年までは別定戦だったこともあり、固めの決着が多かった。別定戦からハンデ戦に変更になった06年を機に波乱の重賞として生まれ変わった。
別定戦時代の勝ち馬の平均人気は2.8番人気、連対馬は2.1番人気、3着以内馬は4.0番人気。穴党の出番がない時代が10年間続いた。
潮目がガラリ一変したのは、ハンデ戦に変更となった06年。9番人気→3番人気→11番人気で決まり、三連単30万馬券が飛び出した。以降、昨年までの勝ち馬の平均人気は5.7番人気、連対馬は6.5倍人気、3着以内馬は6.3倍に跳ね上がった。別定戦時代と比べると、勝ち馬は2倍、連対馬は3倍、3着以内馬は1.5倍以上と、まさに人気のインフレ現象だ。

<人気:06年~19年>


<人気別成績>


<人気別グラフ>

1番人気~3番人気の上位人気は最多タイの2勝を上げているが、着別度数では6回の10番人気の方が上。これだけでも、いかにマーメイドSが荒れるレースだということがわかる。

各着順の平均人気が跳ね上がれば、当たり前だが、払い戻しにも反映される。

<払戻:06年~19年>

10番人気以下の馬が過去14年間で10回馬券になっている。
三連複は過去14年で12回が万馬券、三連単に至っては、過去14年で10万馬券が10回で、08年には100万馬券が炸裂した。
今年も波乱必至、というか是非とも荒れに荒れて欲しいマーメイドSである。

■斤量■

53kg組の好走が目立ち、ここ2年は51kgが2勝1連対と大活躍。
トップハンデ馬は【1-1-2-14/18】で、勝率5.6%、連対率11.1%、複勝率22.2%。5頭に1頭しか馬券にならない計算。
今年のトップハンデは55.0kgのセンテリュオ。

■前走■*馬名の太字は10番人気以下

福島牝馬S、阪神牝馬Sなどの前走重賞組があれば、オープン、準オープン、1000万下と何でもありで、前走着順もまた然り。
そんな中注目を浴びるのは、過去6年で【5-1-1】のパールS組だろう。
だが、今年はパールS組を狙うのは得策ではない。何故なら、今年からパールSは3回京都から1回新潟開催に変更されたからだ。距離は同じだが、決定的な違いがある。それは、右回り・左回りもあるが、それよりもポイントとなってくるのがオーバーシードと野芝の違い。全国10場の芝コースの中で、唯一、新潟だけが年間を通じて野芝で開催される。(中山は9月のみ野芝開催)オーバーシードとの違いは何と言っても、その時計の出方。圧倒的に野芝の方が速いタイムが出る。
昨年までは、京都から阪神のローテでも同じオーバーシードだったが、今年は、新潟の野芝→阪神のオーバーシード。果たして、野芝コースで好走したパールS組を信頼してよいものか。もし同組が人気になるようであれば、逆張りに出る手もある。

■騎手■

最多勝は3勝を上げている藤岡康太。【1-1-1】と3回馬券になっているのは、国分恭介。藤岡家も国分家も、弟が活躍している。あとは、勢いがあるのは直近4年で2勝を上げている松若風馬。


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