ふらんす座への招待

俳句をあそぼう

句会レポート

2019-12-29 14:19:17 | ふらんす座

12月22日(日)

  参加者  喜哉、突波、ジロー、鈴鹿
       究、としお、うにょ、誠
  通信参加 還水、白水、カエル堂、樋
       山、ナンC、良子
 
それぞれに散りて落葉のフィロソフィー   喜哉
   特選  還水
小さき飾りには小さき願聖樹
   入選  樋山
このままで居てこのままで十二月
   入選  突波
沢山のひかり豊かに山眠る
クリスマスケーキ御予約賜り[]
 
山眠る灯レンブラント色     突波
   特選  喜哉
   入選  鈴鹿、究、としお
目を見ずにマフラーを巻く返事かな
   特選  究
   入選  ジロー
冬靄の湯気立つ水場菜を洗ふ
   入選  誠
君は今友の妻なり冬渚
   入選  ジロー
牡蠣啜る留学生の日本語
 
冬夕焼あと一息の逆上がり      ジロー
   特選  としお
   入選  還、
凍星に鳴る廃品のオルゴール
   入選  還水、鈴鹿、としお
レノン忌の指で登りし乳房かな
   入選  喜哉、突波、究
古井戸に思ひの丈を山眠る
 
聞こしめす国の幸々新嘗祭    鈴鹿
   特選  樋山
   入選  白水
鷹一羽のための冬空ただ蒼く
   特選  白水
   入選  還水
師走の顔皆やはらげり喫茶室
信号が次々に青師走中
外面は乞食となりて山眠る
 
錆び付いたベンチを残し山眠る    究
   入選  カエル堂
寒月や酒買う我をあわれなむ
   入選  樋山
蕎麦湯飲みほっと一息山眠る
   入選  誠
懐炉貼る母の手のひら冷めたくて
スキヤキを食べたいがため卵買う
 
摩耶という浮城ありし山眠る    としお
   特選  突波、ジロー
   入選  鈴鹿、究、カエル堂、うにょ
想ひ出や火鉢の灰に書きし名は
   特選  カエル堂
   入選  樋山、誠、白水
ちゃんちゃんこ羽織りていざや鎌倉へ
残るひとついづこに貼らむ紙懐炉
 
聖歌降る街のさざめき万華鏡     うにょ
   入選  喜哉
一年の喧騒抱きて山眠る
ほてほてと歩くハチワレ冬ぬくし
焼き鳥の誘い文句に負けました
 
かくも良い冬月一人見て眠る    誠
鍋囲む顔は赤らむ窓くもる
入り陽さす道の枯木に影ひとつ
 
敵味方みな風となり山眠る     還水
   入選  カエル堂、としお
微税吏冬の星座を語る時
じいちゃんの赤いマフラークリスマス
仏塔を逆さに映し紅葉の夜
 
掛軸に李白の一行山眠る      白水
   特選  誠
冬の夜にはたくさんの夢がある
   入選  突波、ジロー
狐訪ふ家おまえもさびしいのか
 
予報より我が身が知らす雪催    カエル堂
   特選  うにょ
顎上げて牡蠣吸う君が愛おしい
   入選  うにょ
待ち人来ず氷雨に頬嬲らせる
布引や歌仙と共に山眠る
口喧嘩拗ねて見上げる冬の月
夕時雨暖簾の奥へ背中押す
   特選  鈴鹿
寒柝の音が近づきつ道譲る
   入選  うにょ
杉玉に杜氏の涙垂る雪
叡山の伽藍に捧ぐ寒椿
子守唄比叡の加持に山眠る
 
冬の雨そっと隣に寄り添い降る    ナンC
   入選  喜哉
吐息越し見る鉢伏の山眠る
出来たよとパパンパンパン飛ぶ銀杏
山眠るブラインド越しのビル影
車道だよ命がけぎんなん拾う
 
山眠る生きる意気込み学ぼうか   良子
寄せ鍋はそれぞれ持ち寄りはなやかに
 
 

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