シベールのシンボルマークは大学時代からの友人に描いてもらったものです。 少女が自転車の車輪のようなものをまわして遊んでいる。 どこか郷愁をさそうこの図は、実はイタリアの画家、キリコの絵の中に小さく同じようなものが描かれていて、模写したわけではないのですが、図案としては借りたものです。
独身だった彼のアパートに、夜も更ける頃たずねて行って描いてもらった記憶があります。 一筆でササッと描いた一枚目、それがすばらしい出来で、これはもっといいものができるかもしれないと何枚も何枚も、何であれ自分が納得するまで止めない彼は描いてくれました。 私は早く家へ帰りたかったのですが、何枚も何枚も夜が明けるまで。
結局、採用となったのはその一枚目で、不思議なものですね、ササッと描いたものがカップの絵柄になり、20年以上にもわたってたくさんの人の目にふれ、いろいろな感慨をもたらしたりしている。
彼を含め大学時代からの友人があと二人いて、定期的に会っています。 卒業して20年以上たつのに、会えば大学時代と同じような話をしている。 ウマが合うといえばそうなのでしょうが、特に同じ趣味を楽しんでいるということもなく何で続いているんだろうと、時々不思議に思います。 この国の憲法のように出自はともかく続いているから憲法であるように、続いているから友人なのだと言うより他ない 集まる場所としてシベールがあるから続いている、ということであれば私にとってすごくうれしいことなのですが。
友人が大きなトランクを引いて訪ねてくる。 トランクの中には誰かの死体がはいっていて、友人からその処置について相談を受ける。
あなたならどうする? 友人であるかの分水嶺としてどこかで聞いた話だけど、もしそれが彼らなら、一晩かかって自分が納得するまで考えるかもしれない。
春惜しむたたむ袱紗のあずきいろ
次の句会は5月3日(日) 午後5時からです。
独身だった彼のアパートに、夜も更ける頃たずねて行って描いてもらった記憶があります。 一筆でササッと描いた一枚目、それがすばらしい出来で、これはもっといいものができるかもしれないと何枚も何枚も、何であれ自分が納得するまで止めない彼は描いてくれました。 私は早く家へ帰りたかったのですが、何枚も何枚も夜が明けるまで。
結局、採用となったのはその一枚目で、不思議なものですね、ササッと描いたものがカップの絵柄になり、20年以上にもわたってたくさんの人の目にふれ、いろいろな感慨をもたらしたりしている。
彼を含め大学時代からの友人があと二人いて、定期的に会っています。 卒業して20年以上たつのに、会えば大学時代と同じような話をしている。 ウマが合うといえばそうなのでしょうが、特に同じ趣味を楽しんでいるということもなく何で続いているんだろうと、時々不思議に思います。 この国の憲法のように出自はともかく続いているから憲法であるように、続いているから友人なのだと言うより他ない 集まる場所としてシベールがあるから続いている、ということであれば私にとってすごくうれしいことなのですが。
友人が大きなトランクを引いて訪ねてくる。 トランクの中には誰かの死体がはいっていて、友人からその処置について相談を受ける。
あなたならどうする? 友人であるかの分水嶺としてどこかで聞いた話だけど、もしそれが彼らなら、一晩かかって自分が納得するまで考えるかもしれない。
春惜しむたたむ袱紗のあずきいろ
次の句会は5月3日(日) 午後5時からです。