ふらんす座への招待

俳句をあそぼう

句会レポート

2015-03-04 15:46:19 | ふらんす座
2月28日(土)

  参加者―たかし、喜哉、ジロー、還水、鈴鹿、白水、かづこ、ゆりこ

 新年の句会から二か月あまり過ぎてしまいました。
ふらんす座には50代の働き盛りが多いので、なかなか、みなさんの日程を調整するのが難しい。
にもかかわらず、常に8人あまりが集まるというのは、なかなか優秀なのではないかと思います。

このブログに寄せられたコメントをみなさんあまり読んでいないようなので、前回寄せられた突波さんのコメントをアップしておきます。
 以下

 
 あけましておめでとうございます。
四日のふらんす座の初句会に参加出来なくて、欠席投句もしなくて申し訳ない気持ちで一杯です。
「幡」の大阪句会に参加してきました。
まず、句会の熱の違いに違和感というか
モチベーションの違いを感じました。
句会終了後、ふらんす座の熱気が羨ましいと感じました。
もちろん 句会ですから句を鑑賞しなくてはならないのですが、10句選するのがとにかく難しく(いい句ばかりでの反対!)(私の特選と師、辻田克己の特選が同じだったのが唯一救い)
結社の風がこんなにも違うということがある意味ショックでした。
勝ち負けではなく、俳句のレベルでもなく、私の俳句体質の問題でありまして、今年は突波俳句をどこまで突き進み抜くことができるか考えていこうと思いました。皆さんの初句会の俳句を読ませていただき、思った次第です。
今年もよろしくお願いいたします。


 
 互選句

 殉教の寒さに硬しチョコレート              たかし
 水仙のそっぽ向き合い陽を浴びる
 惜しげなく摘み落される桃の花
 幼名で義母に呼ばれて桃の花               喜哉
 谷底のそれはちいさな桃の村
 わたつみのいろこの宮の須磨は春
 雛を出しませ人生は何度でも
 ひとりでもお席あり〼春隣                ジロー
 子を連れて振売忙し桃の花
 水温むまだ始まらぬリハーサル
 春寒の廊下に出さる皿一枚
 後手に懐かしきひと梅二月
 星と目が合った坂道春浅し                還水
 汝が色に風も染まりぬ桃の花
 人訪はぬ玄関に挿す迎春花
 うつむきて一雨ごとの春を聴く              鈴鹿
 春の雨杉の花粉を抱いて降る
 立春へ直ぐなる土堤を走る人
 首飾り落ちた頁が冴え返る                白水
 ペルソナの翳細りゆく二月尽
 さよならと笑顔で言う子ヒヤシンス
 日時計に影を写して鳥雲に                かづこ
 木陰より溢れ出でたるしゃぼん玉
 聟殿の休暇帰国や春節祭
 山茶花のこぼれに群れる出湯の鯉
 桃の花旅立つ娘らに添ひにけり              ゆりこ
 桃の花なきところから緑かな
 桃の花ころがり来たり咲かぬまま