1月4日(日)
参加者ーたかし、喜哉、ジロー、網代、烈、鈴鹿
かづこ、ゆりこ
通信参加ー還水、白水
おめでとう ございます
今年は羊年 羊男が一人、二人、三人、部屋に何人もあつまって、どれが本当の羊男なのかわからなくなる初夢を見ました。
あたたかな一年になるといいですね。
この日は出句3句。あとの2句はかづこさんより「コート」、ゆりこさんより「初みくじ」の席題をいただいて、その場で作句するという趣向にしました。
27年 どこへ行くのかわからない
ふらんす座丸の船出です。
互選句
初みくじ重ねし馬齢屁の如し たかし
古箪笥に忘れられたる宝船
初硯写経二枚目胡坐組む
餅花や揺れて背中のうそ寒さ
着こなした後姿のコートかな
運命はことだまに寄る初みくじ 喜哉
あらたまの日を集めてや軒雫
大和橋山の風にも淑気かな
コートごとただ抱きしめるという言葉
悴める指で昨日を巻き戻す ジロー
初みくじ折り目正しく結びけり
餅花の柱に凭れ吉三めく
徘徊のひとのコートにすみれ満つ
河豚の宿鏡にうつる大鼾 網代
大旦和暦一葉めくりをり
コートの子我を一気に抜き去りぬ
シャンソンに憩一字の師走の夜
初みくじ世の運よりも吾のそれ 烈
新玉の透き通りたる碧さかな
大年の月煌々と路地照らす
初みくじ心に留めて結びけり 鈴鹿
裏がえすコートを持つ娘目を伏せて
雪雲の覆へる海へ坂下る
カキ船に群れいるかもめ不乱なる
雪しまく窓に病衣の友佇てり かづこ
寒烏静める町を起し来る ゆりこ
雑煮でも食はうかされど膝に猫 還水
賀状でも書かうかされど膝に猫
幻想の一番煎じ大旦
鱈の身のほろほろ崩れ除夜の鐘 白水
素に戻る舞いによごしし足袋ひとつ
カヌーゆく鍵穴ぬけて冬銀河
参加者ーたかし、喜哉、ジロー、網代、烈、鈴鹿
かづこ、ゆりこ
通信参加ー還水、白水
おめでとう ございます
今年は羊年 羊男が一人、二人、三人、部屋に何人もあつまって、どれが本当の羊男なのかわからなくなる初夢を見ました。
あたたかな一年になるといいですね。
この日は出句3句。あとの2句はかづこさんより「コート」、ゆりこさんより「初みくじ」の席題をいただいて、その場で作句するという趣向にしました。
27年 どこへ行くのかわからない
ふらんす座丸の船出です。
互選句
初みくじ重ねし馬齢屁の如し たかし
古箪笥に忘れられたる宝船
初硯写経二枚目胡坐組む
餅花や揺れて背中のうそ寒さ
着こなした後姿のコートかな
運命はことだまに寄る初みくじ 喜哉
あらたまの日を集めてや軒雫
大和橋山の風にも淑気かな
コートごとただ抱きしめるという言葉
悴める指で昨日を巻き戻す ジロー
初みくじ折り目正しく結びけり
餅花の柱に凭れ吉三めく
徘徊のひとのコートにすみれ満つ
河豚の宿鏡にうつる大鼾 網代
大旦和暦一葉めくりをり
コートの子我を一気に抜き去りぬ
シャンソンに憩一字の師走の夜
初みくじ世の運よりも吾のそれ 烈
新玉の透き通りたる碧さかな
大年の月煌々と路地照らす
初みくじ心に留めて結びけり 鈴鹿
裏がえすコートを持つ娘目を伏せて
雪雲の覆へる海へ坂下る
カキ船に群れいるかもめ不乱なる
雪しまく窓に病衣の友佇てり かづこ
寒烏静める町を起し来る ゆりこ
雑煮でも食はうかされど膝に猫 還水
賀状でも書かうかされど膝に猫
幻想の一番煎じ大旦
鱈の身のほろほろ崩れ除夜の鐘 白水
素に戻る舞いによごしし足袋ひとつ
カヌーゆく鍵穴ぬけて冬銀河