Cache-Cache ~かわいいかくれんぼ~

日々の生活の中で“見つけた”なにげない事柄を、
子供たちの育児日記と一緒に・・・

社会経験

2013年10月10日 | 子育て日記

一足先に、幼稚園児が今日から秋休みです。
朝、お弁当作りがないのは助かりますが、
やはり、日中の持て余し具合には、先が思いやられます。

で、お出掛けなどするでもなく
暇つぶしに公園に。
誰か一人ぐらい遊んでいるだろうと思うも、
皆様、習い事(水泳や体操)の短期集中コースに参加だそうです。

仕方なく、ブランコを押したり、付き合う羽目になったのですが
そこで息子が、お金を拾いました。
どうやらブランコの足元に落ちていたよう。

17円

微妙な…失礼、金額に関わらずお金はお金ですね。

元に戻すわけにはいかないでしょうし、
日頃から幼稚園でも、落し物は交番に届けるようにと話しているので
早速、届けに行きました。

交番では、案内の方に調書を書いて頂きました。

「昔は、お巡りさんが『じゃあ、お巡りさんのお金と交換しようか』なんて
持って来たお子さんに、お巡りさんがポケットマネー(自腹)で渡していたんですが…」

どうやら、そういうことも今では禁止されているのだそう。
で、1円でもお金はお金ということで、ちゃんと調書を書いて
本署に報告します。
そして、

「落とし主が現れなければ、来年の1月から3月の間に受け取りに来てくださいね。」

息子初の、自筆サイン…残念ながら、緊張のため出来ませんでした。
代理で私が書きました。
でも、姿勢を伸ばし受け応えには、はっきりと答えて
使命感を全うしている様子には、感心する…いえ、ごめんなさい
なんとも可笑しい、いえ、可愛いような。
もちろん帰り道で、良く出来たねと褒めてあげました。

もし、お金を受け取ったらどうしようかと話したところ
それでお菓子でも買うというのかと思ったら

「〇神社(ご近所の氏神さん)で、ガラガラしたい。」

お賽銭として使いたいそうです。
どうしようかなと思いましたが、ではそれで、世界平和でも願いましょうか。
そういう使い道でも、きっと氏神さんは許してくださるでしょう。


帰ってきたら、さっそく案内の方に言われたとおり
調書の写しを冷蔵庫に貼っていました。
みんなが見るので、忘れずにすむそうです。
そして、順に帰ってきた家族に、誇らしげに見せていました。



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2 コメント

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落し物を届ける (あさこ)
2013-10-11 08:56:23
普段お世話になることのないほうがいい警察ですが、子どもが初めて交番や「お巡りさん」というものを身近に感じるきっかけですよね。

かく言う私も、結構な額の入った財布を拾って友達と届けたことがあります。その時はすぐに持ち主の方が現れて、ジュースを1本ずつだったかな?ええ、中身の1割じゃありませんでたよ・・・。

それにしても、弟君のお賽銭・・・その発想は大人にはないかも。
ガラガラするのも子どもにとっては楽しみのひとつなんですよねぇ。
調書を自慢するところも、失礼ながらうちの息子の姿と重なってほほえましく感じました。

正しいことを教えたかったら、面倒でもひとつずつ大人が一緒に経験させていくことしかないんですよね。口で話しても大抵、子どもはなにも覚えてませんから・・・。大きくなって頭で理解していても、それを実践することはなにかしらの勇気がともなってきますから、ますますハードルは高くなるばかりだと。

弟君もめったにない貴重な体験ができてよかったですね。
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一割 (かーかん)
2013-10-11 09:22:04
あさこさんは、ジュースだったのですね。
私の頃は、チョコとか(ビックリマンだったような気が)でした。
むしろ、そっちのほうが嬉しかった思い出があります。

子供に教えるというのは、仰るとおり
身をもって体験させるのが、一番分かりやすいのでしょう。
そういうことの大半が面倒ではありますが、別の言い方をすれば、
そういう経験が出来る事は、親にとっても有難いことなんでしょうね。

私の中の、一割にも満たない良心を確認させてくれるのが、子供だと思っています。
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