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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

封神演義 第19部 牧野の戦い 藤崎竜 2000年4月9日 集英社

2015-07-18 09:26:33 | 封神演義
巨大な歴史の分岐点―殷と周の最終決戦がついに始まった!太公望は妲己の誘惑の術に苦戦するも、スーパー宝貝・太極図により呪縛を解除。だがあくまで余裕の妲己。その笑みを裏付ける驚異の切り札とは・・・!?
裏表紙より。
大きな伏線を回収してから、最悪のフラグを立てる巻。




第161回 牧野の戦い①―太極図vs傾世元禳!!!―

楊戩「来ましたよ太公望師叔!」
 「妲己の誘惑によって戦争への恐怖心が取り除かれた殷軍70万が!!」
 「どう出ますか?」
 「あなたの腕の見せ所ですよ!!」
殷郊戦以来の人間の戦争だ!
さぁ今回太公望はどんな作戦で戦うのかナー?


太公望「武王!周軍はおぬしに任せた!!」
( ゜д゜)

太公望「おぬしが陣頭指揮をとり天下に武王を知らしめよ!!」
 「武王姫発は己の力量で周を興したのだと!!!」
( ゜д゜ )

いやー確かに「ナンパ野郎」から「頼れる王サマ」になりつつあるけども・・・
楊戩が止めるように『まだ早すぎ』るだろう。
しかし太公望は『悪の戦争教本ボリューム1』を授け本当に武王任せに。

そして太公望自身は妲己ちゃんと対峙。
妲己「太公望ちゃん♡」
太公望「妲己・・・・・・」
 「以前のようにはゆかぬぞ!!!」
妲己「!」
 「それはどうかしらん♡」
太極図を見て、ほんの一瞬驚く妲己ちゃん。
「素が出た瞬間」はイイよね!


さっそく太極図を展開する太公望。
太極図で傾世元禳を無効化できれば、殷軍は戦意を失って戦わずに終了だもんねー。
ところが・・・
武王「やい太公望全然ダメじゃねーかよ!!!」
楊戩「・・・・・・・・・・・・」
 おかしい・・・・・・僕の三尖刀は能力を失っているのに・・・
太公望「兵への誘惑が切れておらぬ!!!」
四不象「ええっ!!?」
太公望「これは・・・」
 太極図の無効空間が押し返されておるのだ!!!
四不象に1票・・・ええっ!!?

太公望「老子のボケェ!!!」
 「話がちゃうぞーーーっ!!!!」
四不象「御主人おちつくっス!!!」
やっぱり四不象に1票。
パニクったら試合終了だよ?


楊戩「武王!何か太極図がうまく機能していないようだ!!」
武王「えっと・・・緊急事態!トラブル・シューティングのページっと!」
 「説得に失敗ししかも殷軍が周軍よりも数が多い場合・・・」
 「兵をフォーメーションZに展開し・・・」
楊戩「フォーメーションZ!!!」
こういう不利な状況も想定済みとは、流石は策士・太公望。

「臨機応変」て言葉を、事前の準備を蔑ろにする言い訳にしていませんかと思う。
事前に予想・予測できる問題を放置しておくから!
機に臨んで変な対応になっちゃうんだよ!


圧倒的不利な状況ながらも戦術で耐える周軍。
しかし・・・
妲己「そろそろマジメにやらせてもらうわん太公望ちゃん♡」
 「お色気3割増!!!
太公望「ぬぉ・・・押される…」
 「何でだー!?」
妲己「わらわの宝貝はお色気ポーズをとるとパワーアップするのよん♡」
 「もぉ限界いっぱいいっぱいのあなたと違ってわらわにはまだまだ余裕があるってことん♡」
ナ、ナンダッテー!?
つまり太公望が妲己ちゃんを追い詰めれば追い詰めるほど・・・ゴクリ。


武王「ここは何とか太公望に頑張ってもらわねぇとな」
楊戩「ええそうですね」
そうだそうだ!
太公望マジメにやれ!
(※彼らはまだ太極図による無効空間が押され始めたことを知りません)

楊戩「―――む!?」


周軍兵士「妲己様…」
太公望「武王!!!」
ああっ!!?


楊戩 周兵にまで妲己の誘惑が・・・!
 だめだ変化も間に合わないっ!!!
\(^o^)/
ざんねん!!
ぶおうの しんげきは ここで おわっ・・・

ズガーン(操られた周兵がぶっとばされる)
太公望・楊戩「!!!」
ザザッ(騎兵軍団)
四不象「あっ!」
 「あのヒトは!!」
邑姜「武王よ!」
 「私は羌族の統領呂邑姜!!」
 「羌の騎兵5万周の助太刀いたします!!!」
邑姜ktkrで次回。



第162回 牧野の戦い②―血縁―

太公望「何と・・・」
 「わしと血を同じにする者が助けに来おったよ」
 「変にうれしいものよのうスープー」
四不象「あたりまえっスよ!!」
 「邑姜ちゃんのためにもがんばるっス御主人!!」
予想外の援軍に闘志を燃やす太公望。

太公望「太極図よ!!」
 「全てを解き放て!!!」

妲己「やるわねん太公望ちゃん♡」
 「また拮抗状態にもり返すなんてん♡」
 わらわのお色気3割増と対等だなんて驚きん♡
 ここで更にお色気を増量する事もできるけど・・・
いよっ!待ってました!
太公望gj、いやここは邑姜gjだな・・・


妲己「これ以上セクシーにしたら少年誌的にヤバくなくてん編集長ん♡」
 「はぁん・・・やっぱジャンプでわらわの魅力を表現するのは困難極まるって事ねん・・・」
 「つらいわぁ~ん♡」
なん・・・だと・・・
あと6年、いや編集長の都合ならあと3年連載が遅ければこんな事には・・・
ええい!・・・ええい!!


武王「ヤローども態勢を立て直せ!!」
 「まだ戦は終わっちゃいねぇっ!!!」
楊戩「武王・・・・・・」
周軍兵士たち「ぶ・・・武王腹に穴が・・・!?」
武王「うるせぇ!!早くしろっ!!!」
重傷を負いながらも馬を駆って兵に指示を飛ばす武王。
その心意気はえらいけど、本当に重傷なんだからもうやめるんだよ!
そんな武王の馬に飛び乗ったのは・・・

武王「おめーは・・・」
邑姜「バカな人!」
武王「ななななんだとぅ~」
邑姜「これは放っといていい傷ではありませんよ」
 「でも・・・」
 「嫌いではないわ」
武王「・・・・・・・・・・・・」
 「プリンちゃんまであと一年ってトコか」
邑姜「プリンが何か?」
武王「あーー何でもねぇっ!」
楊戩よ・・・今こそ王魔or普賢に変化する時
粉砕して爆砕するのだ!はーははははは!

武王が爆発した(※してません)甲斐あって『「人」の勝負』は周が優勢。
見切りをつけた妲己ちゃんは誘惑の術を解除。
これでこの場は逃げる・・・のか?

妲己「いやぁぁぁん太公望ちゃんがいぢめる~ん♡」
 「紂王さま助けてぇ~ん♡」
太公望「なにっ!!?」
楊戩「?」
 「あれは!!?」
リオのカーニバルみたいなのを引き連れ現れたのは・・・で次回。 



第163回 牧野の戦い③―天子・紂王―

殷と周の兵士たち「あれが紂王・・・?」
 「あのお方はもう40を越えておられるはず・・・」
 「だが天子の衣を着ているぞ!?」
現れたのはどう見ても10代の少年。


紂王「予は・・・・・・」

 「予は悲しい・・・・・・」
兵士たち「!」
紂王「予の愛する臣たる四大諸侯に裏切られるなんて」
紂王陛下カワイソウやわー!
・・・ショタコンの人的にはひゃっほぅな場面なのかしら。


紂王「だが!」
 「いかに可愛い臣下といえど法をおかせば裁かねばならぬ」
 「判決を言いわたす」

 「全員んんん~~~ん・・・」
 「死刑ぇぇぇ~~~ぇっ!!!!」
日本の裁判もこれくらいスピーディにやれればねー。


妲己「くれぐれもお気をつけあそばせん♡」
 「今の紂王さまはとーーっても強いわよぉん♡」
 「何せ『失われた殷王家の力』が宿っているのだからん♡」
いったい『失われた殷王家の力』とはどんなものなのか・・・?

妲己ちゃんが『ゴージャス・モード』に入ったので太公望も休憩。
黄天化「あんたは本来怠け者さ!」
雷震子「おうよ!!紂王は俺たちに回してテメーはダレてろ!!!」
仲間の集合場面はいいなぁ。
このコマに哪吒はいないところがまたいい。

かくして牧野の戦いは第2ラウンドへ。
紂王「来い虫ケラども!!」
 「予の殷は誰にも渡さぬ!!!」
楊戩「みんな気をつけて!!」
 「あの紂王は普通じゃないっ!!!」
蟬玉「見りゃあわかるわよ・・・」

仲間たち対紂王戦、ファイッ!


蟬玉「この燃えプロ美少女蟬玉最強最大の魔球っ・・・・・・」
 「大リーグエビ投げドリームボール28号ぉおっ!!!」
美少女(35歳前後)。
でも事実美少女だから問題無い。あのモグラは速やかに爆発しろ!


韋護「うっしタイミングばっちし!」
 「去ねや紂王っ!!」
雷震子「6枚翼でパワーも6倍!!!」
 「発雷!!!」
3人の連携攻撃がばっちり成功!
・・・いやいやいや、紂王は仙道じゃねんだから・・・
死んだだろこれ・・・

紂王「予は~~~」
 「予は~~~」



 「予は悲しい!!!」
・・・・・・きめぇぇぇ!!
無傷なら「防御力高いなー」で済んだのに。


哪吒「どけ役立たずども!」
 「オレがやる!!」
楊戩「僕も出るよ哪吒!」
 「紂王にはまだ未確認な部分が多すぎる!」
次は太公望の両腕が参戦だー!
第3の矢たる黄天化はケガへの影響を考えて待機。
哪吒と楊戩でケリをつけてもらいたいところだけども・・・で次回。



第164回 牧野の戦い④―湯王の因子―

四不象「御主人いくらお許しが出たからって怠けすぎっス!」
太公望「うーーー」
 「なーにあの二人に任せておけば問題ない」
 「その間にわしは究極の怠けを開発するのだ」
四不象「・・・老子の変なトコがうつったっスねぇ」
この戦いの後は『究極の怠け』と「至高の怠け」の師弟対決編に入りま・・・せん。

哪吒・楊戩タッグと紂王の戦いはまさに激戦。
太公望「天化よおぬしの出番はないやものう」
黄天化「スース・・・」
太公望「あの二人の攻撃力はもはやスーパー宝貝のレベルだ!」
 「加えてコンビネーションも出来あがってきておる!」
ううむ、流石だな・・・


太公望「これこそわしが望んでおったものよ!」
 「働けーーっ働くのだーーっ」
四不象「ああっ!!寝そべりながらお菓子までっ!!!」
究極を目指すからには、やはり基本に忠実でないとネ!

なんて言ってる間に決着が・・・!
楊戩「天子!!」
 「そのお命頂戴する!!!」
紂王「下賤の者めが!」
 「喝!!!」
楊戩・哪吒「何っ!!!?」
素手で三尖刀と火尖槍を防いでからの~


紂王「下々に飛べて天子たる予に飛べぬはずはないっ!!」
 「戯れも・・・・・・」
 「ここまでだ」
 「虚け者~っ!!!」
ずっと紂王のターン!

その様子を眺めていた申公豹。
申公豹「すばらしい・・・」
 「見て下さい黒点虎紂王は拳で宝貝と戦ってますよ」
黒点虎「でもさ申公豹」
 「あのヒト戦ってゆくにつれてどんどん強くなってない?」
それそれ、オレも思ったオレも。
それこそ『失われた殷王家の力』であると話す申公豹。

申公豹「――どうやら話さなければならないようですね」
 「殷の歴史を」
 「殷と妲己の関りを」
 「――そして妲己と歴史の道標の関りを!」
次回、重要な伏線回収回!



第165回 歴史の道標一―砂の城―

申公豹「妲己!」
妲己「あらん?なぁに申公豹?わらわは今紂王さまの応援で忙しいのよん♡」
 「ムダ話なら後にしてちょうだいん♡」
申公豹「・・・まぁたいした用事ではありません」
 「ただ・・・」
 「あなたの背後についている存在・・・」
 「"歴史の道標"の名前をお聞きしたくて」

妲己ちゃん、真顔になるの巻。
普段が演戯っぽい妲己ちゃんの真顔、イイね!
申公豹gj!


妲己「あなたどこまで知っているのん?」
申公豹「ほぼ全てわかってると思いますよ」
 「ただしあくまで推理であり確証はありませんがね」
妲己「――喜媚貴人ちょっと席を外してん♡」
 「申公豹と二人っきりでお話があるのん♡」
喜媚・貴人「姉様・・・」
妲己「あなたの推理とやらを聞かせてちょうだいん♡」
 「百点満点かどうかわらわが採点してあげるん♡」
申公豹の推理・・・「封神演義」の謎に迫る。


妲己「・・・・・・・・・・・・」
 「すごいわん申公豹♡よくそこまで推理できたわねん♡」
申公豹「私を甘く見てはいけませんよ妲己」
 「かすかに残る古代文明のかけらを徹底調査しましたからね」
 「ヒマそうに見えてやる事はちゃんとやっていたのですよ」
【速報】申公豹は無職だけどニートではなかった


申公豹 ある人間に力を与え国を作らせたり
 ある生物を遺伝子的に改造したり
 あるいは意図的に地形を変えたり
 「そうやって自分の作りたい歴史を作っている存在・・・」
 「それが女媧です!」
【衝撃】世界は「女媧」に全てを操られていた!!
そしてその女媧と妲己ちゃんは接触していたのです・・・で次回。



第166回 歴史の道標二―封神計画の真相!!―

申公豹「あなたもやはり世界を裏で操る何かに気付いていたのでしょう?」
 「そして直観的にそれがそうだと確信した!」
時は殷が興る直前・・・
湯王に力を与えるため現れた女媧と、妲己ちゃんは接触したのです。

申公豹「――それにしても今にして思えば」
 「私たちの他にもそれに気付いていた者が何人かはいたようですね」
 「おそらく三大仙人と」
 「趙公明と・・・」
 「そして聞仲・・・」
 「少なくともこの五人は知っていたはずです」
封神計画を始めた三大仙人・・・
自分の船にクイーン・ジョーカーと名付けた趙公明・・・
そして仙界大戦時にどこかを目指していた聞仲。


申公豹 当時のあなたは金鰲島を脱退し後ろ盾が何も無い状態
 一人で生きてゆくために力が欲しかったのです

 これ以降あなたは女媧の呪縛を解くための研究をしつつ・・・
 歴史を操作する協力を始めました
hmhm・・・

その結果が、
妲己「炮烙よぉ~~~~~ん♡」
 「蟇盆よぉ~~~~~ん♡」
 「酒池肉林よぉ~~ん♡」
まぁそんな訳です。
でもカワイイから問題無いよねっ!・・・はっ!?


申公豹 しかしそんなあなたを見かねてついに仙人界の封神計画が始まります
 表向きは人間界に巣食う邪悪な仙人や妖怪仙人を滅ぼす計画
 ―――しかしその真相は女媧が完全復活する前に妲己もろとも打ち倒す計画!
 もちろん三大仙人も目に見えぬ巨きな存在に気づいていましたからね
ついに封神計画の真相が明らかに・・・!
さぁさぁ皆様ご一緒に!せーの、ナ、ナンダッテー!?
はい、ご協力あざーしたー。


元始天尊「人の心を奪い歴史を操る者こそが歴史の道標だとしたら・・・」
通天教主「落ちつけ元始天尊!!!」
元始天尊「過去から未来への歴史年表が既にあるとしたら・・・」
 「わしは歴史の道標を許せぬ!!」
 「必ずや奴を塵一つ残さず消滅させよう!!!」
過去に行われたサミットのようす・・・老子は寝てるけど。
元始天尊が聞仲のやり方を嫌った理由も垣間見える。


申公豹 人間界からひろってきた太公望を元始天尊は封神計画用に教育しました
 もしかしたらその行為すら女媧の意志ではないかと脅えながら・・・
これ、すごい怖い感覚だろうな。
考えて考えて、これならきっと・・・!という行動すら「釈迦の手の上」状態。
今ここを見ているあなたも、女媧に操られているのかもしれません・・・タモリか。


申公豹「というわけで話はわかりましたか黒点虎?」
黒点虎「うーーんだいたいね」
黒点虎は賢い虎。
最強かは知らない。

申公豹「私にはなぜか太公望が何かしでかしてくれるような気がするんですよ」
 「これはかいかぶりなのでしょうか」
『究極の怠け』で女媧に歴史を操る気を失わせる展開・・・ではねーよで次回。



第167回 牧野の戦い⑤湯王伝説の再現―

紂王「死んでしまえーーーっ!!!」
楊戩「ちっ」

四不象「ああっ楊戩さんっ!!」
黄天化「宝貝人間!!!」
申公豹の推理が終わっても、まだまだ紂王のターン!


哪吒「くらえ!」
 「そして死ね!」

楊戩「九竜神火罩・・・・・・!!」
 「ちょっと待ってくれ哪吒!!!」
紂王「!!!」
なんせ仙界最硬だからなー九竜神火罩(Ⅱ)は・・・


黄天化「や・・・・・・」
 「やったのか?」
哪吒「!!」
ドンドンドン
 「ち」
ベキャア
天下さん何してくれてんスか!
そういうフラグを立てるのはダメだって言ってるでしょう!?

紂王の力を目の当たりにして湯王伝説を思い出した楊戩。
湯王の時はどうやってケリがついたんだ・・・!?

楊戩「声が聞こえたんだ」
 「自分の子供の声が・・・・・・!!!」(殷郊に変化)

哪吒「・・・・・・家族の声で元に戻ったのか?」
楊戩「うん」
 「以後はよい王として殷を繁栄させたそうだよ」
ほうほう・・・
イイ話だナーで終わるのか。

楊戩(殷郊)「お願いです!」
 「元の父上に戻ってください!!」

韋護「お・・・・・・」
蟬玉「ねーねーなんかいい感じじゃない?」
仙道が紂王をぶっ殺しちゃったらまずいしね。
落ちついたところで武王がトドメを指すのがベスト・・・

楊戩(殷郊)「父上!!」
紂王「おまえは・・・」
 「・・・はて?忘れたな・・・」
 「誰だ・・・?誰であったか?誰なのだ?」
楊戩(殷郊)「え?」
紂王「誰だおまえーーっ!!?」
ダメでした\(^o^)/

何年も妲己ちゃんに「改造」されてたから仕方ないよ、うん。
原作では何年も妲己ちゃんたちと・・・死んで当然すぐ死ねィ!

しかし・・・もはや手の打ちようが無い。
そんな状況でもダラける太公望を黄天化が叱責するも、倒れてしまう太公望。
四不象「今はかんべんして下さいっス・・・」
 「きっと御主人はもう体中がボロボロなんっス」
 「元々道士としてはそんなに才能がないのにムチャするっスからねぇ・・・」
太公望の強さはよくわからないなー。
白鶴曰く「30年で仙人並の力」
楊戩曰く「あれくらい(周りが驚く打風刃)はできて当然」
さらに現在スーパー宝貝を一応使えてはいる・・・
才能はある方じゃないか・・・?

戦ってきた聞仲や妲己ちゃんは作中最強クラスだし、
味方では哪吒や楊戩、それに黄天化あたりがセンス良すぎなだけで。

黄天化「スース・・・」

 「悪かったさスース!!」
 「どーも俺っち達はあんたに頼りすぎてたみてーさ!!」
黄天化、出撃す・・・で次回。



第168回 牧野の戦い⑥―紂王、牧野に孤立を知る―

黄天化「行くさ紂王!!!」
あっという間に紂王の翼と四肢を切刻む。
キャー天下さーん!


黄天化「あんたはもう天子じゃねぇ!」
 「なぜなら誰もあんたと天子と思っちゃいねぇからさ!!」
紂王「なななななんだとぉ~~~っ!!!」
黄天化「ナムサン!!!」
イェーイ!
さすが天化さんだぜー!
これで紂王はかたづいt


黄天化「!!」
紂王「バカを言うなこの虫ケラが!」
 「予は民全員に愛されている!!」


楊戩「手足が再生を!!」
哪吒「ムッ!!!」
ギャー天化さーん!


黄天化「へっ・・・・・・!!」
 「あんたを愛する民は一体どこにいるさ・・・」
 「オヤジも・・・四大諸侯もあそこにいるあんたの兵も・・・」
 「みんなとっくにあんたを見捨ててるさ!!」
紂王「何っ!?」
莫邪の宝剣は防げても、真実は防げないのだ・・・!

怪物と化した紂王は、戦場から退いて待機していた殷と周の兵のところへ飛ぶ。
殷の兵士「ひゃあ!!!」
紂王「おまえ達なぜ周のやつらと戦わん!!?」
 「なぜやつらと慣れあっているのだ!!?」
殷の兵士「やっ・・・」
 「やめろ化物・・・」
紂王「答えろ!!」
殷の兵士「うわああああ」

宝貝をも防ぐ紂王の体を、兵士の槍が突く。


武王「もうやめろ紂王!!」
 「もう誰もオメーを王とは・・・」
 「いや!人とは認めちゃいねぇよ!」
 「周りを見てみな!!」


・・・・・・


太公望「紂王よ・・・」
 「足下を見よ・・・・・・」

 「見えなかったのか!?」
 「おぬしの民の姿が!!!」

・・・きゅ、きゅーちゃんが言ったんだ!
上を向いて歩こうって!
俺は悪くねぇ!俺は悪くねぇ!

紂王「妲己・・・」
 「助けて・・・・・・」
 「もう予にはおまえしか・・・」
 「妲己・・・」
妲己ちゃんはとっくにログアウトしました。

紂王「妲己どこへ・・・?」
 「妲己・・・」
 「妲己!!!」
紂王・・・で次回。



第169回 牧野の戦い⑦―終結―

紂王「予は・・・・・・」
 「予は・・・・・・」
楊戩「紂王が・・・・・・」
蟬玉「元の大人の姿に・・・」
ううむ・・・


黄天化「今こそ天子の首をとるチャンスさ!!!」
楊戩「――そうだ!!」
黄天化「去ねや紂王!!!」
これで最後だぁぁぁ

黄天化「なっ・・・!!!」
楊戩「あれは・・・!!!」
ぁぁあああん!?


???「こいつがここで死んじゃあ歴史がかわっちまうんでな」
 「どうしても殺してぇんなら朝歌まで御足労ねがうぜ」
黄天化「あんた・・・」
 「オヤジを殺したあいつさ!?」
???「いいな!?」
 「朝歌だぞ!!」
やはり奴か・・・
そして紂王は消える。


紂王「この国に王など・・・」
 「王などもうどこにもいない・・・」
玉座に戻るも、壊れちゃってるな・・・。
助平心が元で破滅した訳だけど、
相手が悪すぎた(いや「良すぎた」かな)だけに哀れではある。


黄天化「スース!俺っち達もすぐ紂王を追って朝歌へ行くさ!!」
 「今トドメを刺さねぇと!!!」
太公望「それはいかん」
 「朝歌へは武王と軍が最初に入らねば意味がない!」
楊戩「天化くん太公望師叔の言う通りだよ」
 「僕たち仙道が先に朝歌に入ったら殷は僕たちが滅ぼした事になる」
 「あくまでも武王が殷を滅ぼしたという事実が大切なんだ」
『事実』は大事よー。

とにかくもうヒトの戦いは無いだろうし、
さっきの様子から紂王が再び怪物化することも無さそうだし。
牧野の戦いを終えてどこか穏やかな雰囲気の周軍。

そんな中、1人拳を握りしめる黄天化の姿ありました・・・で19部完。


そして舞台は
最終目標の地・朝歌へ―――
戦う理由と
その生きた証とは・・・!?

第20部6月2日発売予定
おい、やめろ・・・やめろ。


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