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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

∀ガンダム 5.月光蝶 著・佐藤茂 原作・矢立肇・富野由悠季 2000年5月1日 角川書店

2015-09-05 11:52:42 | ガンダム
アグリッパに拉致されたキエルを助けるため、ロランはディアナ、ソシエとともに月都市に潜入する。しかし、ホワイトドールを「∀ガンダム」と呼ぶ月の武士ギム・ギンガナムが古の機械人形ターンⅩを甦らせ、ロランに戦いを挑んできた。事態が混乱する中、争いを鎮めるために、ディアナは〝黒歴史″の記録の封印を解く。が、そのことが思わぬ事態を巻き起こすことに・・・・・・。様々な謎が解き明かされる、シリーズ最終巻!
裏表紙より。
大事なことを先に言っておきたい・・・ユニヴァーさない



一:運河

古歌
「ディアナ」と間違えられてさらわれたキエルを追う途中、
運河のメンテナンスをする船・リングシップの漁師街に立ち寄ったロランたち。

色々とモヤるソシエが夜の街を散策していると、1組の若い夫婦に出会いました。
「待ってください」
 母親が赤ん坊を気づかいつつ小声でソシエを呼び止めた。「どこのどなたか存じませんが、初めて『配給』を受けた子供なんで、慣れてないんです。すみませんでした」
「・・・・・・配給?」
( ゜д゜)・・・・・・?


「お嬢さんは、きっとか長老の家柄のお嬢さんだからまだ知らないんですよ」
 ヒゲの男が少しだけ卑屈な口調になった。「私らは交配局から配給されなきゃ、子供なんて持てないんです」
ロランが「自由に結婚して子供を育てる」ことを夢を見るわけだなぁ。


「こんなことが・・・・・・当たり前の世界なの?」
 ソシエは手すりにしがみついて震えた。「だから地球に帰りたかったんだ?」
貴様のおかげで父は死に!母は精神病!
アタシは貴様の身代わりでさらわれた姉を追ってこの様だ!
と思ったかどうだか、憎しみばかりだったディアナ様への想いはさらに複雑なものに。



「・・・・・・今日は重いって文句言わないんだ?」
 エレベーターにふわふわ運ばれながらソシエはロランの耳元でつぶやいた。
「月で重く感じたら、イノシシ並ってこと・・・・・・痛っ」
 ロランはソシエに耳をかじられて悲鳴を上げた。
いちゃついてんじゃねーよ!



青い三日月

「・・・・・・ディアナさま」 
 ロランはため息をついた。「ぼくは、このホワイトドールが怖いんです」
ほう?

「ホワイトドールは・・・・・・ぼくが操るには強すぎるんです」
「わたしを何度も助けてくれたではないですか? わたしだけではなく、多くの人を」
「だから怖いんです!」
ホワイトドールは力を2割程度しか発揮していないにも関わらず、数々の敵を圧倒。
それこそフルパワーで世界が滅ぶ可能性だって無きにしも非ず。


「ロランは優しすぎます」
 ディアナが体を屈めてVRメットの中のロランを見つめた。「でもその優しさが、この白い機械人形をただの武器以上のものにしているとわたしは信じています」
ホワイトドールを見つけたのが、
自分が使えるようになった「力」を怖いと思えるロランじゃなかったら・・・
フルパワーじゃなくたって、もっと悲惨な戦いになっていたに違いない。



 ・・・・・・影の濃さは、それを照らす光の強さに比例する
ディアナさまの言葉にロランは恐怖を克服するのでありました・・・

と、その時!
何かに反応して、VRメットに警告文が表示。
「ホワイトドールが・・・・・・逃げるか投降するか、奨めているんです! こんなこと今までなかったです!」
な、なんだってー?


 機械人形が動いた。後ずさっている。恐怖している。逃げ出そうとしている。
 ロランも恐怖した。さっきまでロランを恐怖させていたホワイトドールが、見えざる“Turn-X”に恐怖している。
 そして真空の夜空に突き刺さる塔のような峰を背に、それはゆっくりと身を起こした。
ゴゴゴゴゴ・・・・・・




二:燃える月

X覚醒

 ギムは歓喜した。「この力・・・・・・掘り出した以上使わずにおれようか!」
起動したターンXを操るは『生きた武器』ギム・ギンガナム。

ホワイトドール対ターンⅩ、ファイッ!
『ターンAガンダム! もう少し楽しませてくれないと困る』
初めて動かしたターンXでホワイトドールを圧倒。
『生きた武器』に『武器のデパート』ターンXは相性抜群だった模様。

それから『ガンダム』って呼び方はここが初出。
ロケットパンチの「彼」は出てきていないし出てきません


「・・・・・・ホワイトドールが死んだ?」
 闇の中、あちこち触ってみるが、ホワイトドールは動かない。
\(^o^)/

もうだめじゃー、カプルがターンⅩに敵う訳ないし、
みんなここで死んでしまうんじゃー
「しっかりしなさいロラン・セアック!」
 言い終わらないうちに、ロランはディアナに荒っぽく突き飛ばされた。
「まだ終わりと決まったわけではないのです! 終わらせてはならないのです!」
まだだ、まだ終わらんよ!
・・・あっ、これじゃ失踪フラグか。


「四十五%!」
 ロランは思わず叫んだ。「さっきまでの二倍以上性能がアップしました!」
ヤター再起動できたおー。
あなたのお家の壊れかけた家電も、リフェーザー砲で吹っ飛ばすと直るかも?
お求めの方は月のギンガナム家へご連絡ください!


∀を吹っ飛ばした時の反動で、自身も吹っ飛んだターンX。
「この武器は・・・・・・」
 メッセージを一つ一つ手動で取り消しながらギムはうめいた。「・・・・・・高速移動形態時での使用を推奨? 今頃言うな!」
この反応、小物っぽくていいと思います。

戦闘続行、カプル2機対ターンⅩ!
『ソシエ! 誘導弾が!』
「な、何で・・・・・・わっ!」
ソシエ、あぶなーい!



 カプルは∀に抱きかかえられて月の空に浮かんでいた。
『生きてたの?』
「お嬢さんを置いてどこにもいけませんよ!」
キャー!
ロラン、イケメーン!

 ロランは言いながら、カプルを躊躇無く闇の向こうに放り投げた。
『馬鹿ロラン! 言ってることとやってることが違うぅ!』
ソシエのためだとわかるけど吹いたw


∀対ターンⅩ、第2ラウンド、ファイッ!
「ディアナさまは戦いにきたんじゃないんです!」
 ロランが言いながら剣を構えた「戦いを止めにきたんです!」
『戦いを止める唯一無二の方法は・・・・・・』
 Ⅹが炎の大鉈を振り回した。『戦う相手を殲滅することだ!』
舌戦も交えた激戦の末、∀のライフルがターンⅩを直撃・・・・・・!?


「ま、まだ生きてる・・・・・・」
「ロラン・・・・・・い、今のうちに・・・・・・」
 ディアナにもギムの機械人形が生きていることがわかった。そして容易く倒せる相手でないこともわかった。
「ゲンガナムに入りましょう」
第2ラウンドは∀の勝ち、一応。
今はキエルを助けるのが優先だから!

ロランたちはどうにか月の首都ゲンガナムに到着したのであります。



白の宮殿

「ディアナ」として『月都市の管理者』アグリッパと対峙するキエル。
 アグリッパは笑った。『月に生きる道を持てなかった陛下たちが地球に戻られること、そんな喜ばしい別れを、どうして妨害いたしましょう?』
アグリッパは地球への帰還を願う人々を見下している模様。

じゃあ食糧供給を滞らせた理由は・・・?
『ですから、今回のように月に戻ってこられては困るのです。地球に落ち、二度とこの静かな月社会に戻っていただかないように・・・・・・』
「そのために円満な帰還交渉が行われないよう妨害したということか!」
『御意』
要するに、「月はボクちゃんのもの!」ってことでいいのかね?
ことごとく話し方がうっぜーgkbrめが。


そのとき、ゲンガナムに砲撃が放たれる。
 ウィルゲムは雷雲を突き抜け、広大な地下都市の空に侵入した。
御曹司が指揮するウィルゲムがゲンガナムに到着。
そして砲撃・・・・・・て、おいぃ?
よりによってディアナ・カウンターの『ほぼ月の在留兵力のすべて』が集結してる時に、
何してくれてんだ御曹司。

親衛隊隊長のハリーが事故だと説明するも、非常に苦しい言い訳。
 こんな嘘がつき通せるものなら・・・・・・ハイム嬢を抱きしめてキスしても許されよう。
『唇にごみが・・・・・・。とっさのこと両手がふさがっていたもので』
 これくらい苦しい嘘だとハリーは苦笑し、ディアナが捕らえられているジャンダルムをめざした。
許されないからな?
(´・ω・`)ぶち殺すぞ



舌戦を続けるキエルとアグリッパの下に、ディアナ様到着!
「アグリッパ・メンテナー! 謀略の数々すでに明白。ただちに事態を収束せよ!」
 白い気密服のディアナが叫んだ。
「陛下もニセモノを利用して私をおとしめたではありませんか!」
 アグリッパがそう言ってキエルを見た。「どちらが本物の陛下かわかりかねます!」
『複製』という嫌な言葉を残し逃げるgkbrでありました。



冬の宮殿

「この世に、同じ姿をしたわたしたち二人が存在するこの奇跡こそ・・・・・・」
 ディアナが言いかけた時、ハリーを先頭にグエンとミハエルが書斎にたどり着いた。
「・・・・・・月と地球を一つにする、歴史的なj気に来ていることの証であると信じます」
本当に「偶然似ている」2人。
しかしあんまりな状況が歯車を狂わせる。



 夜空にたくさんの多層ホロのような四角い窓が開いた。
「立体映像です!」
流れたのは、かつての戦争の記録。

そして聞こえてくるのはディアナ様のお言葉・・・・・・
 今こそ
 機械人形を降り 戦艦を船に降ろし 武器を捨て
 話し合う時です
衝撃映像に女王陛下のお言葉とくれば、きっと皆争いをやm


 不自然にディアナの声が途切れた。

 月と地球は出会ってはならなかったのです
んん?


 甲高いディアナの叫びがゲンガナムの夜を震わせた。

 ムーンレィスの静かな歴史に地球はいらないのです!
あ、あれー?

ウィルゲムに仕掛けるディアナ・カウンター、反撃するウィルゲム。
何が起きているんだ?




三:黒獅子王

流れ星

 ・・・・・・どうして月の街は燃えねばならなかったのだろう?
kwsk!


 出会いが、お互いを傷つけ合うことになるのなら・・・・・・。
地球の人々と月の人々が出会わなければ・・・・・・
自分とハリーが出会わなければ・・・・・・


街に立体映像を流して月と地球の友好を訴え始めるディアナ様。
それを聞いていたキエルは・・・・・・
「アグリッパ! ディアナは月の女王です!」
 キエルが叫び、ハリーとディアナの間に割って入った。「地球が本当にこの忘れられたはずの戦争を復活させ、月の平和を乱すというなら!」
「月のために戦う者こそ、本物のディアナ・ソレルではないですか?」
キ、キエルさん・・・・・・?


「ではその証し、あなたが複製されたニセモノではない証しを見せてください」
 アグリッパが嬉しそうに笑った。「月のために戦う本物の陛下なら、私も安心してすべてお任せできるというもの・・・・・・」
「月と地球は出会ってはならなかったのです」
あああああ・・・・・・!


「もうお終いにしましょう・・・・・・」
 キエルはアグリッパの血に染まったまま、床にへたりこみむせび泣いた。「ディアナさまは戦争を避けようとして、戦争の種をまいているじゃありませんか?」
※gkbrは御曹司が駆除しました。


「わたしはディアナさまの複製ではないのです・・・・・・。ディアナさまが月の平和をかえりみず地球に降りられるというなら、わたしがディアナさまの代わりにこの騒乱を終わらせねばならないと思ったのです・・・・・・」
『だからハリー、わたしをディアナ・ソレルとして愛してください・・・・・・』
キエル・・・・・・



「月を守ろうとしたわたしを、ディアナ・ソレルとして・・・・・・」
 キエルはハリーを見上げた。
 視界が涙で歪んで、憤慨に釣り上がって見える赤いバイザーしか見えなかった。
「・・・・・・愛してはくれないのですか?」
ハリーしえn!!!!!
お前が「陛下よりカワイイ」なんて口説いたのが悪い!

結局ウィルゲムはゲンガナムを焼き払って地球への帰途につくのでありました。
和平交渉としては最悪の結果スな・・・・・・。


 支離滅裂な衝動。
 キエルは自嘲し、ハリーが二度と戻らないことに震えて泣いた。
やらかしちゃったために、見張りつきで監禁されたキエル。

そんな彼女の前に現れたのは・・・・・・
「キエル・ハイム」
 ハリーの声。「・・・・・・お別れを言いに寄りました」
ええい、どのツラ下げて!
愛しの陛下と月でもどこでも行きやがれってんだ!

「あなたは生きるのです」
 ハリーが拳銃を手に部屋に入った。「願い通り、月の千年女王ディアナ・ソレルとして生きるのです」
えーっと、つまり?


「親衛隊長はキエル・ハイムに恋慕し、陛下を捨てて逃げ出すことにしました」
「・・・・・・本物のキエル・ハイムとは逃げてくださらないのですか?」
 キエルは泣いてハリーの胸を叩いた。
「キエルさんを抱きしめるように陛下を抱きしめられず、陛下をお守りするようにキエルさんのために命を賭せない、この古くやっかいな武家の忠義心。・・・・・・笑ってください」
( ゜∀゜)アハハハハ八八ノヽノヽノヽノ\/\
馬鹿が!・・・・・・馬鹿が!


「唇にごみが・・・・・・。とっさのこと両手がふさがっていたもので」
ばーかばーか!
えっと、ばーか!
もう末永く爆発すれば!



ウィルゲムを脱出しようとするハリーと「キエル」。「ディアナ」は見送りかな?
3人の行動に気づいた御曹司たちは格納庫で待ったをかける。
「あなたが・・・・・・」
 ソシエは屈み込み、低く構えてディアナに飛びかかった。「悪いのよ!」
ブッ殺す」と心の中で思ったならッ!
その時スデに行動は終わっているんだッ!

> 何とも言えない手応え、無重力空間に飛ぶ赤い星・・・・・・。
「キエルさん!」
 声が聞こえた。
/(^o^)\


錯乱したソシエは、銃撃を受けたハリーを連れスモーでウィルゲムから飛び出す。
ロラン、早く追いかけないと!
「ローラは私のそばから離れるな!」
はいぃ?

「私のシルバー・クイーン『ローラ・ローラ』として、一生そばにいてくれ」
今度は御曹司がご乱心
御曹司の心理がいくらかわかることになるのはもう少し先の話。
とにかく今は相手してらんねっすお!


 ・・・・・・星が二つ流れた。
ソシエ、ハリー、そしてロランは行方不明となりました・・・・・・。




父殺し

「ソレイユまでミリシャの手に落ちるなんて・・・・・・」
地球に帰還したウィルゲムを待っていたのは、
なんとディアナ・カウンターを完全に打ち破ったミリシャ。
御曹司の祖父、メッサー・ラインフォードの手腕だとかなんとか。

 ・・・・・・我が祖父メッサー・ラインフォード。
 足腰も立たず、耳も遠くなり、話す言葉すら怪しかったはずの老人。フロリャの療養所に押し込めたはずの本当のロード。
そんなジジィが今や元気いっぱいでー

『月の女王はイングレッサ・ロードと結婚するのだ』
えーっと、このジジィは何を言っているのかな?


 老人の彫刻めいた顔が嘲笑に歪んだ。
アグリッパは「きめぇwww」だったけど、このジジィは吐き気を催す系


「己の血を引き継いだ後続の者が・・・・・・」
 老人は胸の傷痕を押さえてうめいた。「己の墓の上をほくそ笑みながら歩いている光景を想像したことがあるか?」
自分がやってたんだろうね、そういうの。


「こんな私に残されたのは、このイングレッサだけじゃないですか! 父上よ!」
御曹司・・・・・・生い立ち、酷いなんてもんじゃないよ。


 銃声とグエンの悲痛な叫び声が執務室に響いたのは同時だった。
かくして御曹司はさらなる闇へと向かうのであります。




四:月光蝶

偽りの花嫁

 イングレッサの新ロードとなったグエン・サード・ラインフォードは、冬至に月の女王ディアナ・ソレルと結婚し月・イングレッサ帝国を建国すると宣言し、ムーンレィスと領民の親和を訴えた。
hmhm・・・・・・て、おい。
ちょっと待て、ディアナ様はおらのもんd


「さぞや素晴らしい褒美でしょう。ミリシャ兵はあなたを一夜抱くためならどんなことでも成し遂げましょう」
すっかりゲスになっちゃってまぁ・・・・・・



「グエン様は、この黒い機械人形を冬至の婚儀でお披露目したいそうだ」
「まあ、見栄えは悪くないですから。・・・・・・そうか、戦艦級の組込み武装から見て、クルーが一人の戦艦を作ろうとしたんですよ」
「私はウィルゲムのたった六門のメガ粒子砲だって強力すぎると思う」
 シドは月の首都を一斉射で焼き尽くしたあの瞬間を思い出して震えた。「なのに・・・・・・この機械人形、メガ粒子砲が指の一本一本にまである」
どう見てもサイコガンダムです、本当にやっべぇ!


しかし!
「ディアナ・ソレル陛下」
 人影の中心の男がひざまずいた。「・・・・・・今夜、ここに新しい秘密の親衛隊を発足いたしました」
 それは医療班の短い銀髪の片目の若者だった。
「アカデミアの技師も合流し、陛下の名誉と真の和平のために行動を開始いたします。
真に平和を願う者は滅びていなかった!
銀髪の片目、一体ナニーモーノなんだ?



「これは月と地球だけの問題ではない。グエンはこの地球に月の科学技術と武力で暗黒の帝国を築こうとしているのだ!」
6部作の本編に数々のスピンオフを展開するんですね、わかります。



結婚飛行

 冬の到来は早かった。
いよいよ御曹司とディアナ様の婚礼の儀。


『これぞ人類の失われた英知! 黒歴史の遺跡ブラックドールであります!』
『私の計画に反対する所領には、この失われた技術の素晴らしさを、身を持って痛感して頂こうと思います!』
意訳:ボクちゃんの言う事聞かない奴はぶっ殺しちゃうゾ☆

ブラックドールのメガ粒子砲が放たれようというその時に現れた「ディアナ」。
「来たれ『月光蝶』! この命に代えても殿下の暴挙を鎮めます!」
呼ばれて飛び出てメガ粒子砲を拡散、無効化。

 ・・・・・・巨大な蕾
 堅く閉ざされた紅ユリの花にも、紅色の唇にも、乙女の秘所にも見えた。
 しかしその巨大さは高さだけならブラックドールはおろかソレイユをも陵駕していた。
「・・・・・・月光蝶」
えっ・・・・・・え?


「月光蝶よ、我の呼びかけに応じて父の墓所より降臨したる古き翼の末裔よ」
 夕暮れの肌を刺す風を吸い込み、ディアナは紅色の蕾の尖った先端に向かって凛とした声で呼びかけた。
「我が血にその主たる証しを見いだし、我を受け入れよ」
月光蝶が「ディアナ様専用の機械人形」だと!?
これは思い切ったなぁ、ビックリだ。


ディアナ様の月光蝶対御曹司のブラックドール、ファイッ・・・・・・
 白い影がブラックドールの足元を走った。
「ローラ・・・・・・なのか?」
∀とロランktkr!


「ローラなんかこの世にはいません!」
 ロランはライフルの引き金を引いた。「ぼくはロラン・セアックです!」
おうおう、言ったれロラン!
でもこのまま地上でこの3機が戦うのは・・・・・・

 グエンが叫んだ。「小さな蟻ですらその婚儀で大空に羽ばたくと聞く。結婚飛行と洒落込もうではないか!」
戦いは宇宙へ・・・・・・


そのとき、宇宙ではギンガナム艦隊が地球を目指しておりました。
 ギムが苦々しく言った。「我が父祖の興したゲンガナムを燃やし、父祖が集めた今昔の機械人形コレクションを焼き尽くした地球人どもを粉砕するためにも、まず地球に降下し、月光蝶を奪い返す!」
そしてギム・激おこぷんぷん丸・ギンガナムのターンⅩも参戦!


戦いは4機が入り乱れての激戦に。
『もういい加減にしてください!』
 ロランは次の手を考えあぐねているⅩをもう一度月光蝶から引き剥がした。『みんな死ぬまで戦うんですか?』
『その通り!』
 ギムとグエンが同時に叫んだ。
これはギャグだろう・・・・・・。


「人を殺すのに泣かない人がいるからおかしいんですよ!」
ロラン、叫ぶ。

戦いの結末は、地球と月のこれからは・・・・・・あとは買って読んでね!



アニメと比べて物足りない所(ユニヴァース的な意味で)もあれば、うぎゃー・・・・・となる所もある。
でも結末はほっとするというか。
決して後味は悪くない。


Wikipediaでこっちの小説版での設定があまり触れられていないのはどういう訳だろう?
もしかして「∀ガンダム」という作品における黒歴史あれ誰か来たみt

1万字超え
お、俺は悪くねぇ!い、引用タグが悪いんだ!


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