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1日1冊108円・・・・・・最近そうでもない。

機動戦士ガンダム第08MS小隊(上) 原案/矢立肇 著/大河内一桜 1999年5月1日 角川書店

2015-09-06 09:19:23 | ガンダム
宇宙世紀0079。地球連邦とジオン公国の戦乱・一年戦争も、はや10ヵ月が過ぎようとしていた。膠着状態に陥っていた地球・アジア戦線のMS小隊長を命じられる新米少尉シロー。コロニーから地球への配属の途中、ジオン軍女パイロット・アイナと運命的な出会いをするのだが・・・・・・。
人気OVAノベライズ版、登場!
裏表紙より。
通称ガンダム版ロミオとジュリエットのノベライズだよ!



第一章 出撃

「いくぞっ」
 くわえていたタバコを吹き捨て、ジョーは弾痕から飛び出した。ザクの後ろに、キツい一発をお見舞いするために。



「少尉殿、『キャプテン・ジョー』でありますか?」
 そう声をかけられて、携帯テレビを見ていたシロー・アマダ少尉は、シートに寝そべったまま振り返った。
地球行きのシャトルで、『10年も前から続いている人気シリーズ』のドラマを観ていた新兵、
シロー・アマダ少尉(24歳)が本作の主人公。

連邦軍の勢力範囲内を航行中だけに、機内の雰囲気は呑気なものであります。
ところが。
「モビルスーツ・・・・・・?」
「そんなバカな!?」
なんとすぐ近くでジムと新型らしいザクが戦闘中!
しかもジムの方が押されている模様。

「艇長、船を戻してください。このままでは、ジムがやられてしまう」
「分かっている」
 セダン少尉は、苦々しく答えた。
「だが、このシャトルは輸送艇だ。戻っても、戦闘支援なぞできはしない」
ううっ、どうにもならないっスね・・・・・・


「ボールがあったはずです。乗船の時に見ました」
「バカな、あんなもので・・・・・・」
『あんなもの』ボールとは!?
『モビルスーツとは名ばかりで、実際には移動砲台』
付いたあだ名は『丸い棺桶』(コフィン・ボール)、
『一つ目のマト』(ワンアイズ・ターゲット)など。

それでも!だとしても!
「味方が死ぬのを、ただ見てるなんて・・・・・・」
 ボールの窮屈なコクピットの中で、シローは呟いた。
「もうサイド2の二の舞はごめんだ」
どうやら何らかのトラウマある模様。
ともかく、主人公、出撃!


 モビルスーツの腕には自信がある。確かに、ザクとボールがマトモに戦えば勝敗は見えている。しかし、無鉄砲なように見えてシローには考えがあった。
ジムを離脱させて、補給を受けるまで時間を稼げば勝機はあると踏んだシロー。
一応自分なりに作戦を考えてはいるんです。一応


 ザクが、こちらを向いた。
 モノアイが、光る。気付かれた!?
\(^o^)/


「ボール!? そんなもので・・・・・・」
 突然現れたボールに、追い詰められていたジムのパイロット――テリー・サンダースJr.軍曹はうめくように言った。
「やめろ、ボールなんかで勝てる相手じゃない」
『そんなもの』『なんか』・・・・・・それ、連邦の主戦力です。

ボールじゃ普通のザクだって厳しいのに、この新型ザクはサンダースの僚機を1機撃墜、
さらにもう1機とサンダース機も撃墜寸前まで追い込んだ難敵。

しかしそこは少尉と軍曹、サンダースに離脱を命令したシローは新型ザクと一対一。
「くそっ・・・・・・」
 ザクの右腕に押されて、作業用アームがギリギリと曲がっていく。このままでは、アームを折られ、そのままヒートホークの一撃をもらうことになってしまう。
\(^o^)/
機動戦士ガンダム第08MS小隊完!
矢立先生と大河内先生の次回作にご期待ください!


 しかし・・・・・・
(チャンスだ!)
 シローはそう考えていた。
絶望的な状況をひっくり返し、見事相打ちに持ち込む。
・・・・・・天才か。

シロー、そしてザクのパイロットも付近を漂っていた戦艦の残骸に避難したのであります。




第二章 邂逅

 宇宙服に残されたエアは、残り一時間もない。つまり、あと一時間で自分は窒息死することになる。
 しかし、シローはそれを恐れてはいなかった。それよりも、連邦軍人として一人でも多くのジオン兵を倒すべきだ――そう考えていた。もっともそれは、死の恐怖から逃れようとするシロー自身が作り出した詭弁だったのかもしれないが。
死んでも殺す的にジオン兵を追う。
相当なトラウマらしい。

そしてとうとうジオン兵と対峙・・・・・・!
 しかし、指は動かなかった。
(・・・・・・ダメだ)
 撃てない。
 なぜかは分からないが、シローには撃てなかった。
 しかし、それは相手も同じだったようだ。
うーん、ボールで飛び出したり、エアの件の覚悟の割になんでだろ?
ジオン兵側はなおさら不思議。ついさっきサンダースの僚機は撃墜したんだろうに。
ま、運命の出会いだから仕方ないよネ。


(女・・・・・・!?)
 ヘルメットを脱いだジオン兵が、真っ直ぐにシローの方を向いた。
 その女は、睨むでもなく、微笑むでもなく、無表情にシローを見つめていた。そう、まるで人形の顔のように。
「虚無的」とでも言うのかな?
「虚無的」については各自ディクショナリーを引きたまえ!


(きれいだ・・・・・・)
 その女を見て、シローはそう思った。それから慌てて心の中で言い訳した。
(バカ。何考えてんだ、こんな時に。女とはいえ敵の兵士、こいつもジオンなんだぞ)
カワイコちゃんを見たら仕方ないヨ!ヨ!
なんせこの彼女、アイナ・サハリンは宇宙世紀ミスコン上位確実の逸材だから・・・・・・
「美しいものが嫌いな人なんているのかしら?」(どやぁ)

とにかく今は生きるために協力することに。
「あなたは・・・・・・生きたいのですか?」
 青年は、その問いに驚いたようだ。しばらく、声もなくアイナの方を奇異の目で見つめていた。
「・・・・・・あたりまえだろう。君は違うのか?」
「私は・・・・・・」
 アイナは答えられなかった。
 よく分からない。生きたいとは思っていないような気がする。だけど、死にたいとも思わない。それはつまり、生きたいということなのだろうか。
アイナは表情だけじゃなくて、感情面というか人生観も虚無的な模様。
『15年前』になんかあったとかなかったとか。
「虚無的」については各自ディクショナリーを引きたまえ!(2回目)



2人は協力して信号弾を放ち、それを確認したサンダースのジムが救援に。
しかしジオン側の救援も来るはずだからとアイナは同行を拒否。
そりゃ何されるかわかんないもんな、エロ同人みたいに!
シローの手元には、アイナに借りたペンダント型の時計が残されたのでありました。




第三章 着任

 親愛なるBB。
 僕の配属先が決まりました。
 極東方面軍の機械科混成大隊――通称コジマ大隊の、第08MS小隊です。MSってのは、モビルスーツのこと。そう、僕はモビルスーツに乗って戦うんだ。すごいだろ。
ワースゴイナー
アコガレチャウナー


 問題は、その第08MS小隊の隊長が、あのシロー・アマダ少尉だってこと。ほら、前の手紙で書いただろう。ボールでザクに向かっていった、あの無鉄砲な少尉のこと。なんでも、前の戦闘で小隊長だった人が、後方送りになっちゃったので、あの少尉が新しく着任するんだって。
地上のシャトル基地にて恋人への手紙を書くミケル伍長(18歳)。
・・・・・・ん?
ああ、彼は爆発する必要がありませんので。
ちなみに『歴戦の強者って感じ』なサンダースもシローの部下として同行する模様。



 密林。
 極東方面軍の戦場は、その一言でほぼ説明できる。
 鬱蒼と広がるジャングルという地形を利用することで、連邦軍はなんとかジオン軍を止めた。以来、極東方面軍の戦線はジャングルに沿って構築され、今もそこで一進一退を繰り返している。
この『密林』、経験者に言わせると『泥沼』が、シローの戦場となるのであります。


まずは大隊を指揮するコジマ大隊長に挨拶スな。
「現在、我が大隊は、ジャングルを挟んで対峙するジオン軍と一進一退の攻防を繰り広げておる。君たちの任務は、この戦線を維持し、また機会あれば敵軍をジャングルの向こうへ押し戻すことだ」
hmhm。


このあとコジマ大隊長による注意事項の説明があるも・・・・・・
「分かりました」
 シローは小さく頷いた。もう少し詳しく聞きたいとも思ったが、部下がいる前でこれ以上恥をかきたくなかった。それに、今、聞かなくともコジマ隊長と話す機会はあるだろうし。
この時の見栄が、後に手痛い授業料を払う結果を招くのでありました・・・・・・。



「二人だけ?」
 自分の小隊――第08MS小隊の人員を見たシローは、思わずジョシュワ曹長に問い返していた。
「はい。現在、第08MS小隊は、私とこのエレドアの二人だけであります」
 カレンが、もう一度繰り返した。
女傑カレン・ジョシュワ曹長と、チャラ男エレドア・マシス伍長。
この2人にシロー、サンダース、ミケルの総勢5名が第08MS小隊のメンバー。

・・・・・・なんか、少ないっスね。
「あ、あの・・・・・・他の人はどうしたんですか」
 ミケルが言うと、エレドアはからかうような視線をミケルに向けた。
「ここは戦場だぜ、ボウズ。みんな揃ってバカンスにでも行ってると思うのか?」
「い、いえ・・・・・・」
「だったら、分かるだろう。ここは、それだけ激しいところなのさ」
(( ;゜Д゜))
なんせ最前線な訳だ、しね・・・・・・あっ、間違った


と、とにかくまずは小隊の装備を確認しようず!
「あれって・・・・・・ひょっとして、ガンダム!?」
ナ、ナンダッテー!?
08小隊に配備されていたのは、貴重なMSの中でも特に貴重なガンダムタイプだったのです!
ホワイトベースのガンダムの活躍は既に新兵でも知るところ、
これはミケルじゃなくたってwktkが止まらない!

「すっげえや。あのガンダムに乗れるなんて」
「バ~カ。おまえは、あっちだよ」
へぇ?

 エレドアは、顎をしゃくるようにして、ガンダムの足元を指した。そこには、偵察用のホバートラック――探索犬が置かれていた。
「MS小隊はな、三機で一組なんだよ。つまり、パイロットは三人しか必要ないわけ。8小隊からパイロットを三人選ぶとするとどうなる? 一人・・・・・・」
※探索犬→ブラッドハウンド
皆まで言うな、エレドア・・・・・・
続きは俺が代わりに伝えるよ。


(もう、手紙に書いちゃったよ)
m9(^Д^)プギャーwwwwww

エレドアは『RX-78の部品を流用して作られた』陸戦型のガンダムを、
『外れもん』『不良品の寄せ集め』だなんて茶化しているけど・・・・・・
シローはこのガンダムで戦いを切り抜けていくのです。




チベット高原に、ジオン軍の秘密の研究施設がありました。
 年の頃は、20代後半といったところだろうか。顔立ちは整っているが、どことなくやつれた印象を受ける。肩章は少将のものだ。この若さにしては異例の出世と言っていい。
 男の名は、ギニアス・サハリン。デギン公王直属の技術少将である。
ザビ家のガルマ(大佐)より階級が上・・・・・・?
どうやらこのギニアス、『才能ある研究者』の中でもずば抜けているらしい。
て、『サハリン』?


「ただいま、帰りました」
 アイナは、真っ直ぐにギニアスに歩み寄った。
【祝】アイナ、生存


「実験の結果は?」
「良好です。お兄様のアプサラスは宇宙空間での運用に充分耐えます。少なくとも、現状の連邦軍のモビルスーツが相手であれば、問題ありません」
そう、この2人は兄妹なのです。


「私の手は、お兄さまの手」
 不意に、アイナはそんなことを言った。
 ビル・ハーロウは、意味が分からず、一瞬キョトンとした顔になった。
「私の足は、お兄様の足。私の心臓は、お兄様の心臓。私の・・・・・・」
 アイナは淡々と続ける。冗談を言っているようには見えない。
ギニアス「アイナが来たから早速次の実験をやるお( ^ω^)」
ハーロウ「ちょと待ぁてよ!アイナたんに少し休憩きぼん」
アイナ「私ノ心臓ハ、オ兄様ノ心臓」←今ココ

ブラコン・・・・・・とはちょっと違うなこれ。




その頃シローは、アイナの懐中時計を眺めつつ部下のことでため息。
『上官に対する口のきき方』を『知るつもりもない』エレドア、
『シローを軽視する色が感じ取れる』カレン、
そして『臆病者』ミケル。
若干態度が堅いくらいのサンダース以外は問題児ばかりなり。

 やることは、たくさんある。ジオンを倒す前に、まず部下と戦わなくてはならないのは誤算だったが・・・・・・。
(だが、やるしかない)
 シローは、ジオンの女――アイナが持っていた時計を見ながら、今度は口に出して言った。
「やるしかないんだ」



 そんなシローの言葉に応えるように、翌日早々、8小隊に出撃命令が下った。
戦じゃ!戦じゃ!


 あの8小隊をまとめていくには、実戦を経験するしかない――シローは、そう考えていた。来たばかりの自分が何を言っても、部下たちはついてきてくれないだろう。隊長として認められるには、何よりも実力を示さなければならない。
まさにその通り、なんだけど・・・・・・
焦りは禁物じゃよ?


8小隊初の実戦ということで気合を入れたいところなのに、エレドアが遅刻。
原因は補給部隊のジダン・ニッカード大尉(70↑)にあるということで抗議に行くシロー。
「8小隊はな、隊長つぶしとも言われとってな。よく隊長が変わるんで有名なんじゃよ」
※隊長つぶし→リーダー・クラッシャー
これは頭と胃が痛くなるな・・・・・・シロー、ご愁傷様です。


しかし酒は飲むわ賭けの胴元だわ、このジジイろくでもねぇな!
「賭けるものは、金はもちろん、タバコ、酒、食料・・・・・・なんでもいいぞ。しかも、今回の賭けはおまえさんに有利なやつじゃ」
「有利・・・・・・?」
「そう。今回の題材はな、新しい8小隊の隊長が、いつまでここにいられるか、じゃ」
 と、ジダンがウインクしてみせた。
クソジジイめ!


「下は三日から、上は戦争が終わるまで。どうする?」
「上は大穴だぜ。誰もいねえから、総取りだ」
 奥の車両の下から声が加わった。どうやら、車両の下でシローとジダンの話を聞いていたらしい。
 シローの全身が、瞬間、熱くなった。
「戦争が終わるまでに、全部」
おおー。
じゃあ俺は2ヵ月に世界樹の迷宮Ⅲベーシックガイドをかけr


(まったく、なんてところだ。ここは)
本当にご愁傷様です・・・・・・頭痛薬と胃薬切らすなよ!



全7章270ページで、3章終了のここまでで99ページ。
話の流れを書きつつだと・・・・・・無理だね!
毎日1万字越えなんて、読み辛いし直し辛い(∀、誤字多すぎて/(^o^)\)。

小説は2日で1冊くらいのつもりでいいかなー。
それか流れまで書くのを止めてセリフだけ拾うか。
でも00の1巻でやったそれ、何が何やらさっぱりわからないしなー。

とりあえず、この作品は日を分けてでも流れまで書くよ!
アニメよりダークというか重い部分があって、wktkとは違う何かがある


2回目


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