3歳半くらいの時に将来チビが理由でいじめられた時に応戦できるように空手を習わせようと思いつきました!
その頃、習っていた英語の教室と同じフロアにカルチャーセンターがあり、ちょうど英語が終わる頃に子供向けに空手の教室が行われていました。
4歳から入会可でしたが、やる気があれば3歳でも良いという事で早速体験に!
今も運動音痴のyumaですから、まったく話しになりませんでした…
その上、空手は正座をすることが多い!
正座は足の成長を妨げるので、なるべく正座をさせないように気をつけてきたこともあり、即断念しました。
その頃の悩みの一つは、ビックリするほどの不器用さでした。
ボタンもろくにとめられず、とにかく手先を使う事が苦手でした(現在進行中…)。
ちょうど空手のフロアの隣が、ピアノの個人レッスンの部屋でした。
英語が終わる時間からの一コマが偶然にも生徒募集中でした。
歌が大好きなのに、悲しいかな音痴のyuma…
ピアノでも弾ければ音楽をもっと楽しめるし、手先を使えば不器用も少しは直るかも??という期待をこめて、進路変更!
早速ピアノの入会申し込みをしました。
そういえば英語も1年半あまり習っていたのです。
本人はすごく楽しんでいましたが、ゲームや遊びなどの身体を動かす事が主で、英語を話すどころか、英単語の一つも覚えることもなく、成果はゼロと言っても過言でないほど、残念な習い事でした。
その上、教室は倒産し、引き継いだ会社にはすでに支払っている月謝の他に25%も支払いをしなければならず、お金は余計にかかったのに、成果はまったくなく、その事実に一年半も経ってから気づき、辞めたのでした。
手話の教師として今振り返ると、週に一回50分程度の時間を外国の方と触れ合っても、集団ではあまり意味がありませんでした。
もちろん、優れた指導者の元であったならば、また違ったかもしれません。
マニュアルが悪かった場合、マニュアルどおりに進める指導者の元では難しいですね。
しばらく英語から遠ざかっていましたが、一年前からCDつきの英語の教材(本屋で売っている千円程度のものです)を適当に数冊購入し、毎日5分でも、10分でも英語を聞き、反復するという勉強を始めました。
今のところ、実力を試すチャンスもありませんが、簡単な挨拶程度をふざけて口にすることさえもないですが、とりあえず楽しそうです。
毎日ネイティブの英語を聞いていれば、少なくても発音や聞き取りは少しは違うのではないのかなと期待しています。
生まれつき耳の障害があるため聞こえない人は母国語を習わないと学べません。
聞こえる人は、赤ちゃんの時から耳で言葉を聞くことによって、習わなくても通常の母国語は理解し、話す事ができます。
言語を獲得するためには、毎日耳で聞き、それを反復するのがとても大事なことであることの証明です。
yumaには、「英語を話せるようになったら、イギリスに連れて行く!通訳してね。」と話して、yumaもがんばっているところです。
話は戻り…
そういうわけで、3歳の時からピアノを習い始めました。
足掛け5年!
(今、改めて数えてみて、一瞬びびりました!)
足掛け5年も習っているのですが、なんとも微妙な習得ぶりです…
音符もイマイチ読めない…とか、
恐ろしいほどのリズム感のなさ…とか、
練習は毎日2分くらいで終了…とか、
かなりヤレヤレの現状なのです。
一年に一度ある発表会の直前になると、私もついて練習するのですが、はっきり言って修羅場です。
あまりの情けない力量にこちらは怒り爆発、yumaは涙涙…
先生はご結婚されていますが、アイドルのような顔立ちとスタイルです。
とてもおしゃれで、毎回髪型が違っていたり、洋服のセンスも抜群で、私の目を楽しませてくれます。
そして、声が良いです。
快活でいて透明感のある声は聞いていて心地良いです。
音楽を楽しもう!いうお考えで、バイエルなどはあまり使わない主義のようです。
yumaのテキストも知らない人が見たら、最近ピアノ始めた?というくらいのレベルで、イラストつき、歌詞つき、一曲が2分もかからないくらい短い曲だけが載っているものです。
私は「やる時は完璧にやる」主義のため、その程度の短い曲ならば完璧に弾けるようにすべきと思いますが、先生は「とりあえず最初から最後まで弾けるようになったら、さあ次行こう。」という主義です。
レッスン中も多少変でもかなりの部分をあえて見逃します。
それを不満とはまったく思ってはいませんが、私としては「ここはこうしようよ!」と家で練習していたところを、レッスンでいい加減に弾くことは許せず、横から「リズムがおかしい!」とか、「そこ遅い!」など怖い声で時々横から口出しするので、yumaと先生と二人でビクっとしていたりします(笑)
私のやり方では、yumaの力を考えると一曲に半年も一年もかかってしまうでしょう。
先生のとりあえず次行こう!という指導方法でいいのだと思います。
その曲が不十分でも次の曲で不十分さを補っていくというという積み重ねで、今日があることは様子を見てわかります。
さて、先日、4回目のピアノの発表会がありました。
二曲弾きましたが、二曲ともさんざんつっかえ、これまでの中で一番最悪な結果で終わりました。
今までで一番練習してきて、それなりに弾けるようになっていたのですが、yumaいわく「緊張してしまった!」とのことです。
終わった後に、「暑い!暑い!」と言いながら、タオルで涙を拭いていました。
私は、
「自分のために弾こうとしたyumaが悪いんだよ。
いつも言っているけれど、音楽は自分の楽しみもあるけれど、人を癒し、人を楽しませるもの。
そこに誰かがいて、自分の音楽を聴かせている以上、その人たちを楽しませる責任がある。
自分自身も人を楽しませる事を楽しむべき。
それを理解していたならば、もっと違う弾きかたがあったはずだし、もっと違う緊張感があった。
練習する時の気持ちももっと違ってたはず。
ただただ、一生懸命弾けばいいってもんじゃない。
音楽の根本がわかっていないよ!」
と言いました。
「そうだね。次からはそういう気持ちでがんばる。」
とyumaは言いました。
でも、私は内心、
「今度のピアノの発表会が終わったら、もうピアノは辞めさせようか」と悩んでいました。
とにかく習い事が多すぎます。
特にピアノは6時半からのレッスンのため、帰宅すると7時半を過ぎ、それから食事の仕度をして、食べさせるなどしているとあっという間に9時近くになってしまうのです。
その上、定期的に言わないと練習をしないし、練習しても始まったかと思った同時に終わるごとくの短さ。
練習以外には遊びでピアノに触れることがない。
一度終了した曲は二度と弾かない。
発表会の直前は毎年修羅場…
それらの理由から、ピアノが心底好きとは思えないことと、私のほうが嫌になってしまったというのが本音です。
今週の水曜日のことです。
水曜日は学童に行ってからソロバンに行き、ピアノに行きます。
スイミングが始まると、ソロバンは休み、スイミングの後がピアノになります。
ハードな一週間の中で、学童へはいつ行くのかということがいつも頭から離れません。
学童に通っているという実績を作りたいことの他、友達との関わりを持たせたいこと、この二つにつきます。
「今日は、学童にギリギリまでいていいよ。
お母さんが学童に迎えに行くから、そのまま車でピアノに行きましょう。
(ソロバンがあるということは、すっかり忘れていました。)
ピアノから帰ってきた後に宿題はできないから、宿題を全部終わらせてから、お友達と遊びなさいね。
時間がたっぷりあるからといって、タラタラやらないで、先にささっと済ませて、いっぱい遊んでおいで!」
と言って学校に送り出しました。
yumaは学童に着くとまず宿題をします。
お友達がぱーっと遊びに行ってしまっても、宿題をまず終わらせるという、6時まで学童にいた頃の一年生の時に、自分で決めた習慣があり、それを今でも守っています。
それはすごいことだなといつも感心しています。
とはいえ、お友達がぱーっと遊びを始める中で一人違う行動をとっていることは心配でもあります。
また学童で行事がある日までも宿題を優先してしまうという融通のなさというか要領の悪さがあります。
行事は優先したほうがいいよ!
特別な行事がある時は宿題は家でやればいいと話しているのですが、そのへんの判断がまだできません。
そのため、楽しい遊びや楽しい企画に参加できなかったことが何回もあります。
でも、水曜日に限っては、宿題優先です。
ピアノ帰宅後に宿題をする時間はありません。
ところが、今週の水曜日はいつもよりも長い時間を学童にいたにも関わらず、宿題が半分も残ってしまったというのです。
理由を聞きましたが、よくわかりませんでした。
「ピアノが終わってから家に着いて、お風呂に入って、ご飯を食べて、明日の仕度をして、それから宿題をしたら、いったい何時に寝ることになると思う?」
「たくさん睡眠をとらないと大きくならないよ!」
「今、週に一度か、二度しか学童にいけていないよね。
ピアノの前に宿題ができないならば、もう学童かピアノかどちらか辞めるしかないよ。
ピアノを辞めたら、学童では思いっきり遊べるよ。宿題は帰宅後にすればいいよね。
(でも、実際は水曜日はソロバンもあり、こちらも行けたり、行けなかったりしている現実。)
学童を辞めたら、学校から帰ってきて、すぐに宿題をする。宿題が終わる頃にはお母さんも帰ってくるから、一緒に夜ご飯食べた後にピアノに行く余裕もある。
けれど、学童を辞めるということは、夏休みや冬休み、平日休みは、一人で一日留守番をすることになるよ。
どうする?
ピアノと学童、どっちを辞める?
両立が無理だとわかったのだから、一つに決めてください!」
と怒りにまかせて問いました。
「どちらも辞めない」と泣くか、
「それならピアノをやめる」
と言うと思っていました。
私の怒りパワーに「どちらも辞めない」は通じないと判断したみたいです。
yumaは涙をこらえながら、
「どうしてもどちらかに決めなければならないなら、学童を辞める」
と言いました。
「学童を辞めたら、長い夏休み、ずっと一人だよ!
わかっているの?」
「うん、わかってる、しかたがない…」
聞こえないくらいの小さな声でしたが、そうこたえました。
え、えーーーーーーーー!!!!
そこまでして、ピアノを続けたいの???
どうして?
練習もロクにしないくせに!(自主的な2分の練習は練習と認めず)
練習させれば、毎度涙流しているくせに!
口にはしませんでしたが、内心とても驚きました。
yumaの本心が知りたかったので、その場では「じゃあ、そうしなさい!」ととりあえず言いました。
それでも、yumaは「わかった…」とこたえるのみでした…!
学童に行くのはとても楽しみにしていて、行けば毎回楽しいのです。
ピアノは一週間一回30分のレッスンです。
6時半に始まり、7時になれば、次の生徒がすぐに入ってくるので、先生と雑談や交流する時間はまったくありません。
学童をやめたら、夏休みは朝から夕方まで家でたった一人で過ごす事になります。
謎です。
「どうしてピアノを習いたいの?」
と普通に過ごしている時に聞いてみようと思いつつ、まだ聞いていません。
聞いたとしても、多分私が納得するような答えは得られないような気がします。
でも、足掛け5年習ってきて、ようやく伴奏つきの曲を弾くようになり(今までは両手で主旋律をひいていました)、もしかすると今楽しくなってきているのかも?しれません。
とはいえ、残念なことですがピアノのセンスは、親の欲目で見てもゼロというかマイナスです。
学童辞めてもピアノ続けたいって…
練習以外でピアノを触ることもないのに…
何が魅力で続けたいのか…
先生なのか…
ピアノなのか…
音楽なのか…
なんなのか…
いくら考えても謎です!!!!