ゆるゆるしなやかに♪ ベルマダがいく!

2011年4月からベルギー生活をはじめました。
ベルギーでの生活等々、ゆるゆる綴っていきますね。

グッゲンハイムさんの素敵なお家。気に入った絵のタイトルは「雨」(笑)

2013-03-30 15:12:37 | ヨーロッパ旅行
今回の旅の目的は、ずばり、ART☆

まずは、グッゲンハイム美術館に行ってみました!
雨の中、路地を歩いて小さな橋を渡り、広場に出てまた路地に入り、
そしてまた橋を渡る。

雨が降ってるせいなのか、運河は「たっぷり!」な水量。


お?橋の手すりに何かついてる?


これはっ・・・二人の愛を誓う「南京錠」???


いやー、どこにでもあるんだな~、こういうの。
この橋の下には、たくさんの鍵が投げ込まれているんだろうな~。


そして、どこかの小さな広場から見えるのは、傾いた鐘楼。
うーむ。ピサの斜塔よりも傾いてるのでは??



美術館に行く前にちょっとお腹が空いたのでランチタイム。


何気に入ったホテルのリストランテで、
シーズナルメニューのアーティチョークのリゾットを頼んでみました。


うわっ!美味しい~☆
ここ、美味しいじゃん!
何気に入っただけにびっくり。
お昼からビールとか飲んじゃってゴキゲンモードに入ります。

ゴキゲンになりながら、お目当てのグッゲンハイム美術館へ!


ベネツィアのグッゲンハイム美術館は、正式名が「ペギー・グッゲンハイム美術館」といい、
NYのソロモン・グッゲンハイムの姪っ子であったペギーさんが、独自で収集した
抽象表現主義、シュルレアリスムの作品が展示してあります。


彼女は、50歳頃にこのカナル・グランデ沿いの18世紀の美しい宮殿を邸宅を買い取り、
美術館としてオープンしながら、
自らもここで暮らし、若手の芸術家や文化人たちを招くサロンとして活用していたようです。
その当時は、多分、まだ世の中的に大きな評価を受けていなかったと思われる画家達の作品を
せっせと購入し展示会を開催したペギーさんですが、今となっては、そのコレクションは
莫大な財産となっています。
ペギーさんの審美眼って、すごいっ!
ピカソ、ブラック、カンディンスキー、モンドリアン、マグリット、デルボー、
クレー、ポロック、スティル、デュビュッフェ、ベーコン、!!
そして、私の大好きなシャガール。
どうやら初期時代の作品らしく、けっこうシャガールの作品は
本物や画集等も含めいろいろ目にしてきたんですが、これは見覚えがない作品でした。
作品名は「雨」。



よく、「絵は(芸術は)よくわからないんだよね~」という人に出逢いますが、
私もわかりません(笑)
ただ、好きなだけですね。見るのが。
それで、これはスキ、これはスキじゃない、これはものスゴイパワーを感じる!とか。
人間のモノを作りだす能力とそのパワーってスゴイ!!
本物を見ると、それを感じます。ビンビン出てるのがわかる!

それは、TVや本で見るのとは全く違うんです。

だから、特に好きじゃなくても、有名な人の作品は出来るだけ見ます。
それは、たくさんの人が認めた「なんらかの価値」があるはずだから。
そして、その本物を見ると、必ず「何か感じるモノ」があります。
それが自分にとっての「特別な価値」じゃない事も多いけどw
けど、本とかもそうだけど、ベストセラーになったものや、
古典として何度も増刷されて読まれているモノは、そこに「価値」があるからですよね。
少なくとも、マーケティングの観点から見ても、
「これは、みんなが見るだろう、読むだろう、お金を払うだろう」という「価値」が
あるからこそ、本も画集も展覧会も映画も多くの人の手を経て形作られ、そこにあるんですよね。
その価値って、何だろう、という点で見ても(読んでも)面白いと思います。


しかし、、、「コレクター」って響き、憧れる!笑
私もいつか、、、、いや、無理だな。
年収2000万円もらっても多分ムリ。
ショボーン(笑)







ため息をつきたくなるよね、雨のヴェニス。でも、フランス語のウケがイイ

2013-03-30 12:54:45 | ヨーロッパ旅行
旅に出たら、やっぱり「旅ラン♪」!

そう、最近走るのが好きな私は、ヴェニスにもランニングシューズを持ちこんでみました。
荷物の約1/3を占めるこのランニンググッズ・・・笑
こんな雨なのに走れるのか?と、思っていたけど、
とりあえず朝は雨が止んでる!
早速飛び出して散策がてら走ります。

昨夜、水がいっぱいだったはずのサンマルコ広場は、、、
すっかり水が引けていました。
あちこちに高床な道が作られていて、早朝からみんなでそれを片づけています。


ヴェニス本島は車が乗り入れられないので、荷物輸送はもちろん、船。


ゴンドラ乗り場もまだ時間が早いのか、きちんと整列されたまま。


意外にランナーがいて、すれ違いざまに「ボンジョルノ~!」と挨拶を交わす。
やっぱり走るのってキモチイイ!


さぁ!旅ランも楽しんだし、朝ごはんも食べたし!出かけるかっ!と、
外に出たら、やっぱり雨が降っていました。

とりあえず、まだ入ったことがない、サンマルコ広場横のドゥカーレ宮殿に
行ってみました。
豪華絢爛なお部屋から牢獄まであるこの宮殿。
ベネツィアの富の象徴です。
興味深いのは、総督邸宅兼政庁でもあり、更に、拷問部屋や牢獄まであったんですね~。
拷問部屋から牢獄へ建物内の運河を渡る橋があり、
そこが罪人が外の景色を見られる最後の機会だったそうで、
これで見納めかぁ~と、その橋の上で溜息をついたために、
「溜息橋」と呼ばれています。

1時間半ぐらいかかる広大な建物内を見て回り、そのすごさに圧倒し感動しながらも
延々と牢獄を見せられるのはあまり楽しい気分ではなく、正直疲れました。
疲れて、その橋の中から外を覗きこんだら、、、、やっぱりまだ雨が降っている。。。
罪人ではないけれど、ため息が出ますな、コレは。
ふぅ~

出口近くにcafeがあり、疲れ果てたので休憩~!
カプチーノのdecafeine(カフェイン抜き) が飲みたかったのですが、
メニューにはないので、
イタリアンな男子店員に聞いてみたんだけど、、、deca って、英語でなんていうんだっけ?
と考えるのが億劫だったから、フランス語で適当に話かけてみる。
すると!
急にイタリアン男子のテンションが上がった!笑
目をキラキラさせてフランス語で話かけてくる。
「えーっ、フランス語話すの?なんで?君って、Francaise(フランス人)?
 フランスに住んでるの?」
質問攻めになっちまった♭
私がフランス人?な、わけないだろー!笑

でも、丁寧にフランス語はこうだけど、イタリア語だとこういうんだよ!とか
教えてくれましたw
イタリア人男子って、ノリがイイ(笑)
やっぱり、ラテン系の人って明るくていいね。
ま、でも、めちゃ混んでたんだよね、そのcafe。
もう少し君もちゃっちゃと働いた方がいいのかも。。。とか、
日本人の私は思うのでした。

はぁ~、一息ついたし、雨だけど出かけるかっ!!