ライターの脳みそ

最近のマイブームはダム巡りと橋のユニークな親柱探し。ダムは目的地に過ぎず、ドライヴしたいだけ…。

秋田県の滝川ダム

2022-08-05 06:57:50 | 秋田(ダム/堰堤)
どーも、ワシです。今回は秋田県男鹿市男鹿中滝川三ツ森(おがし おがなかたきがわ みつもり)にある滝川水系の滝川(たきかわ)ダムを訪れます。ダム名は「たきかわ」なのに住所のほうは「たきがわ」なのはなんとも紛らわしいですね。それはともかく、アクセスは国道101号から男鹿温泉郷へ向かう「なまはげライン」に入り、途中の「航空自衛隊5.8km」の表示のある交差点を左折。そのまま道なりに進み、約2.8kmほど走ったところを左折して行くと到着します。

まずは左岸から見たダムをご覧ください。



でも、いきなりこの景色が見えるわけじゃありません。ダム横に至る手前には滝川ダムの案内板があります。それによると、この滝川は毛無山(けなしやま:標高677m)を源とする川ですが、急流であることから降雨時には一気に増水する一方、晴天が続くと渇水するというややこしい河川だそうな。そこで農業用水の安定供給を図り、農業経営の安定向上に資することを目的としてこの滝川ダムが築造されたそうです。



案内板の隣には「清流豊穣」と題された滝川地区かんがい排水事業竣工記念碑があります。清流豊穣の典拠は不明ですが、文字通り訳せば「清き流れは五穀豊穣をもたらす」といった意味でしょうか。1998年10月建立。



その裏側に書かれている文章の内容は、上の案内板に書かれていることとほぼ同じ。追加内容としては工事の着手が昭和39年(1964年)で、完成が平成10年(1998年)くらいかな。





これらの案内板と石碑の先に行くとダムの左岸になります。左岸側には立派な洪水吐があります。



左岸のダム横から見たダム上の様子。



左岸、下流側からダムを見ると、こんな感じ。形式はフィルダムで、本当はこれを冒頭に載せようと思ったのですが草だらけで「絵的に」映えないのでやめました。



では、ダム上を歩いてみましょう(車両通行可)。洪水吐の水路に架かる橋から見た洪水吐の様子です。増水すると水はここから溢れ出て、



この水路を通って、あちらへ流れてゆきます。



ダム上、中央から見た貯水側の景色。



同じ場所から先ほど見た左岸側の洪水吐を見ると、こんな感じ。



一方、下流側はというと…もう木しか見えません。



対岸(右岸)に来ました。振り返ると、こんな感じ。



右岸、下流側の景色。やっぱり木だらけの面白味のない景色です。



右岸の貯水側にあるこの建物は管理所でしょうか。でも、それを示すものはありませんでした。



建物の土台のところには「定礎」のプレート。平成4年(1992年)7月とあります。



この建物からダムを見ると、こんな感じ。



正直な感想として、男鹿半島の山の中にこんな立派なダムがあるとは思いませんでした。そういえば、同名のダムが福島県双葉郡富岡町にもありましたね(参考)。また三重県伊賀市にもあるようですが(こちらは「たきがわ」)、そのうち行ってみようと思います。
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