先週金曜の夜、老父が腹部の激痛を訴えたので友人のM医師に相談。緊急扱いで診てもらうことに。診察の結果、直腸閉塞と判明。そのまま入院となりました。
感心したのはM医師の迅速な対応。とりあえず閉塞を何とかしなければなりません。でも、時は夜。通常ならばその処置は翌日以降になるところですが、M医師のご配慮で内科の先生を緊急召集していただき、処置はすぐに終了。老父の激痛も収まったようです。本当に助かりました。
こうした素早い処置は、M医師がワシの友人であること、また彼の人柄が他の先生を動かしたのかもしれません。しかし後で聞けば、老父のその時の状態は相当危なかったとのこと。下手をすれば膨張した大腸が破裂しかねない状況だったそうです。だからM医師は迅速な対応をしたと…。
それにしても緊急でありながら、総合病院という大きな組織の中で患者のためにテキパキと動いていただいたのは驚きでした。概して組織が大きければ大きいほど「動き」は遅いからです。それをひとりのジジイのために動かしていただいたのですから「感謝」という言葉以外に表現のしようがないのです。
しかしながら、これで終わったわけではありません。まだ確定はしていませんが、老父の腸のCT画像にはガン(と思しきもの)が写っていたからです。だから本当の闘いはこれから。老父の体力の回復や手術のための諸条件が整い次第、次のステップに進むとのこと。
医学に関してワシはただ見守るほかはありません。すべてはM医師にお任せしようと思っています。よろしく、よろしく。
感心したのはM医師の迅速な対応。とりあえず閉塞を何とかしなければなりません。でも、時は夜。通常ならばその処置は翌日以降になるところですが、M医師のご配慮で内科の先生を緊急召集していただき、処置はすぐに終了。老父の激痛も収まったようです。本当に助かりました。
こうした素早い処置は、M医師がワシの友人であること、また彼の人柄が他の先生を動かしたのかもしれません。しかし後で聞けば、老父のその時の状態は相当危なかったとのこと。下手をすれば膨張した大腸が破裂しかねない状況だったそうです。だからM医師は迅速な対応をしたと…。
それにしても緊急でありながら、総合病院という大きな組織の中で患者のためにテキパキと動いていただいたのは驚きでした。概して組織が大きければ大きいほど「動き」は遅いからです。それをひとりのジジイのために動かしていただいたのですから「感謝」という言葉以外に表現のしようがないのです。
しかしながら、これで終わったわけではありません。まだ確定はしていませんが、老父の腸のCT画像にはガン(と思しきもの)が写っていたからです。だから本当の闘いはこれから。老父の体力の回復や手術のための諸条件が整い次第、次のステップに進むとのこと。
医学に関してワシはただ見守るほかはありません。すべてはM医師にお任せしようと思っています。よろしく、よろしく。
6月以来の例会をやりました。今回は久しぶりということもあって6品。ちょっと作りすぎたようで、完食できなかったメンバーも。ここだけの話ですが、ホントはデザートにアイスクリームも用意していたのですが、出さないでよかった…。出していたら殴られていたかも(笑)
ほとんどの料理は以前作ったものですが、初お目見えは次の2品。
左は「生の麻婆豆腐」。簡単に言えば、火を加えないで調味料を混ぜただけの麻婆豆腐です。もちろん挽肉は炒めますけどね。
右はそうめんの冷やし中華風。この夏、長崎出身の知人から郷里の「島原そうめん」なるものをドカンといただいたので、作っておいたゴマだれで和えて冷やし中華風にしてみました。
それにしても、例会のメンバーはよく飲みます。感心するほどです。まぁ、それほど飲むから料理が食べ切れなかったのかもしれませんが。
でも、いいんです。楽しい時間を過ごすことができれば。
二次会は別のメンバーの家にて。ウチで散々飲んだにもかかわらず、ここでも彼らはガブガブ。すごいな、ほんとに。
先月の講座のテーマは、酒の神バッカスに関係する音楽。まずバッカスの生い立ちを説明し、なぜ彼が酒の神として崇められるようになったのかを、古代ギリシャの詩人ヘシオドスの『神統記』をもとにお話ししました。
バッカスは言うまでもなくギリシャ神話におけるディオニュソスのこと。全知全能の神ゼウスはテーバイの王女セメレー(人間)を身籠らせます。ところがゼウスの正妻であるヘーラーはセメレーを憎み、ゼウスの雷光の力を利用して焼き殺してしまう。
その時、セメレーの胎内にはディオニュソスがおり、ヘーラーはその胎児までをも殺そうと企みます。しかしその企てを察知したゼウスは先回りしてヘルメースに焼死体から胎児をとりあげるよう命令。そして自身の腿に隠して臨月まで育てる。
無事誕生したディオニュソスであったが、ヘーラーの怒りは収まらず、彼女から逃れるため、エジプトやシリアなどで長い間放浪の旅を続ける。そうした生活の中で学んだのがブドウの栽培法とワインの製造法。その製法を民衆に伝えたことでディオニュソスは彼らの支持を得るようになります…。
まあ、『神統記』ではそのような記述になっているんですが、後世の画家には『神統記』を読まずに描いてしまった人もいるようです。その一例が次の作品(クリックで拡大できます)。
ちょ、いくら神様でも赤ん坊の頃からの飲酒はないやろ。しかもラッパ飲み…て。飲みながら同時に小便も垂れ流しとるし。
これはバロック時代に活躍したイタリアの画家グイード・レーニ(1575-1642)が1623年に描いた『飲酒するバッカス』ですが、赤ん坊のバッカスはまだワインの製造法は知らなかったはず。おそらくこれはレーニが想像したバッカス(ディオニュソス)のイメージなのでしょうが、それにしてもこれは…うーん。
バッカスは言うまでもなくギリシャ神話におけるディオニュソスのこと。全知全能の神ゼウスはテーバイの王女セメレー(人間)を身籠らせます。ところがゼウスの正妻であるヘーラーはセメレーを憎み、ゼウスの雷光の力を利用して焼き殺してしまう。
その時、セメレーの胎内にはディオニュソスがおり、ヘーラーはその胎児までをも殺そうと企みます。しかしその企てを察知したゼウスは先回りしてヘルメースに焼死体から胎児をとりあげるよう命令。そして自身の腿に隠して臨月まで育てる。
無事誕生したディオニュソスであったが、ヘーラーの怒りは収まらず、彼女から逃れるため、エジプトやシリアなどで長い間放浪の旅を続ける。そうした生活の中で学んだのがブドウの栽培法とワインの製造法。その製法を民衆に伝えたことでディオニュソスは彼らの支持を得るようになります…。
まあ、『神統記』ではそのような記述になっているんですが、後世の画家には『神統記』を読まずに描いてしまった人もいるようです。その一例が次の作品(クリックで拡大できます)。
ちょ、いくら神様でも赤ん坊の頃からの飲酒はないやろ。しかもラッパ飲み…て。飲みながら同時に小便も垂れ流しとるし。
これはバロック時代に活躍したイタリアの画家グイード・レーニ(1575-1642)が1623年に描いた『飲酒するバッカス』ですが、赤ん坊のバッカスはまだワインの製造法は知らなかったはず。おそらくこれはレーニが想像したバッカス(ディオニュソス)のイメージなのでしょうが、それにしてもこれは…うーん。