夕月夜

日々のこと、注目していること、ちょこっと南信州案内も。

雪化粧

2007-10-22 | 南信州って・・・

いよいよ 来ましたね。

冬の使者。

先日の雨の夜、アルプスの頂に降ったのは 雪 でした。

白く輝く雪を被ったことで 山は美しく装いました。


積み重ねて・・・

2007-10-10 | 南信州って・・・

売木村軒川付近にて。

新聞で6段にも積まれた稲はざの写真を見て

これはすごいなあ と、 実物を見るべく訪れる。

この地区では なんと7段にも重ねられた はざ を発見!

こんなに高さと長さのある はざ は初めて見ました。

近所で見かけるのは2~3段ですもん。。

 

ちょうど はざかけの仕上げ作業中。その様子を撮らせていただきました。

3m以上。梯子でようやく届くほどの高さ。

ご夫婦で力をあわせ、積み上げたものです。

この村で獲れるお米はうるぎ米という名を持っており

ブランド化を目指しているそうです。

そして この地域に昔から続く独特の うずたかい はざ、

上のほうの稲が屋根のような役割をして、雨よけになっているそうです。

折しも 天気は下り坂。

でも このどっしりと構えた はざ ならば

雨にも負けず おいしい うるぎ米 を作りあげるでしょう。


赤そば花まつり

2007-10-09 | 南信州って・・・

中川村片桐の 赤そば花まつり。

会場は伊那田島駅のすぐそばです。。

思っていた以上に大規模でした。

一面薄い赤色の花で埋め尽くされています。

風に吹かれた花々がいっせいに揺れて 波のよう。

隣接の観光農園の観光ツアー客も 盛んに感嘆の声をあげ、

花の絨毯に見入っているようです。

以前はそばの花といえば白 でしたが、

今は各地で赤花の栽培が盛んになってきているようです。

 

温かみのある赤色。

この時期だから余計にそう感じるのかもしれません。


七久里神社 秋季祭典

2007-10-01 | 南信州って・・・

昨年その魅力にすっかり取りつかれて以来、

楽しみにしていた 飯田市山本 七久里神社のはだか祭り。

今年も見ることができました。

仕事が終わってから急いで駆けつけましたが、

20時過ぎていたので もうほとんどの地区の練りこみは済んでいました。

神前で桶振りを奉納。

力強く桶を振り上げる若者。かっこいいなあ~

これから三国の下でのきおい、緊張も高まっていることでしょう。

 

三国に点火されると、勢いよく火の粉が噴出し、降り注ぎます。

桶振りの若者が、明るく照らしだされますが、ライトではなく火の灯り。

観客たちはこの雄姿を食い入るように見つめ、

そして「オイサ、オイヨ」と声をかける。

近くまでゆくと、更に迫力があります。

火の粉は熱いでしょうに、

そんな様子は見せずに15㎏ほどもあるという桶を左右に振り上げます。

そして 熱っ!(わたしの叫び) やはり今年も火の粉の洗礼を受けました。

これも楽しみのひとつ なんですよね

この地区では二人でのきおい。

堂々たる姿。

次第に雨も強くなってきました。カメラがちょっと心配。

さらに きおいの周りの旗振りの方が

泥水に浸かった旗を勢いよく振ってくださるので、

観客たちに泥が容赦なくかかります。カメラのレンズにも・・・

 

クライマックスの連合大三国!

桶振りの若者たちが終結し、一斉にきおう姿は壮観です。

火の勢いがあまりに強く、その姿が見えなくなってしまうほど。 

雨天のため観客は例年よりも少な目だったようですが、

このときには境内いっぱいに人々があふれ、

興奮しながら若者たちへ声援を送りました。

そして最後は観客にも火の粉が降り注ぎました。

こんなに近距離の、火の粉の中で きおい手と観客が一体になれるお祭りは珍しいものです。

安全確保のため年々距離を保つようにはなってきているそうですが、

このお祭りのスタイルはずっと続けてほしいと思います。

 

家に帰ると 全身 雨と泥と灰まみれでした。。

髪の毛はたわしのようにツンツンしているし。

でもこれも良い思い出のひとつ。


山をおりる。

2007-09-24 | 南信州って・・・

またちょっと 滞りました。

登山の残り。下山の記録。

帰り道は馬の背コース方面。

画像は 往路で歩いた尾根を見上げたところ。

あー あの辺り かなりキツかったわー、、と思い出しつつ。

しばらくは緩やかで歩きやすいコースです。

分岐で馬の背コースから外れて 馬の背ヒュッテに向かう。

雨が降り始めました。

仙丈小屋でレインスーツ着ておいて良かった。

馬の背ヒュッテ着。

ピンバッジやバンダナなどの ここ限定のグッズがありました。

なんと 生ビールも あるそうですよ!!

少し休んでから また歩きはじめる。

ヒュッテからすぐのところに水場があります。

ここでまた分岐。川を渡れば藪沢小屋を経て往路の5合目へ出るコース。

ここからはこの沢沿いに歩く道を選択。これが凶と出ましたが。。

雨はますます激しくなります。

登山道は ところどころ崩れていたり

ときにはロープを伝わないと通れない場所もありました。

雨の影響で大変滑りやすく、沢へ落ちそうになることも。汗、汗。

 

こんな立派な滝も ゆっくり眺める余裕もなく、歩き続ける。

丸木橋をわたると、沢から徐々に離れて山中へ。

先日の台風の爪あとが多く残されていました。

沢の下流にある大滝の展望台への道は荒廃して通れないようですが、

登山道自体も崩落しており、迂回路を通りました。

山の中の道のりはかなり遠く感じる。

滑らないようにと足を踏ん張って歩くため、

膝はダメージを受けていきます。

 

展望が無い為ただひたすらに歩を進めていく。

ようやく林道沿いの大平山荘へ到着。3:50。

仙丈小屋でのんびり休みすぎたようで、かなり遅れてしまった。

でも4:00発の最終バスには間に合ったなあ、と思っていたら、、

「ここにはバスは停まりませんよ」だそうで。。

林道を歩きバスがくるのを待つ。焦る~

でもそんなとき出会えたのが アサギマダラ。

この蝶は暖かい地方に住むが、夏場は涼しい高山に渡ってくるのだそうです。

その美しい姿に ホッと和んだところへバスがきました。

無事に乗せていただき、仙流荘へ。

お疲れさまです。

帰り道は予想外に苦労しましたが、

やはり山の素晴らしさを思うと、また足を運びたくなります。

 

それにしても謎なのは、登山道での譲り合い。

ほとんどこちらが先に道を避けて譲ったのですが、

こちらが登りの時に譲っていただくと、早く通過せねばとあせって歩くため、

なんだかペースが乱される感じもするのですが。

「登山での譲り方のルール」というものが存在するのでしょうか?

ご存知の方がいらしたら教えていただきたいです。


仙丈小屋へ

2007-09-21 | 南信州って・・・

山頂からおり始めると 激しい風雨に見舞われました。

慌てて仙丈小屋へ避難。

ここでコーヒーを頂きました。冷えた体が温まり、生気を取り戻す。

外へ出てみると、一転して 晴れ間が!

一瞬見えた空は澄んだ青。

伊那谷も見ることができました。

山頂方向。もうひとつのカールが姿を現しました。

反対方向を見ると鋸岳。

 


仙丈ヶ岳(3033m)山頂

2007-09-19 | 南信州って・・・

5合目付近から振り返ると鋸岳(2675m)。

この山はその名のとおり、ギザギザと尖った岩が連なっています。

登るのは大変困難で、初心者が立ち入るのは危険なのだそうです。

 

ハイマツの間を進みながら高さを重ねてゆきます。

登りきると小仙丈ヶ岳。

アルプスらしい景色になってきました。

と、すぐに 霧が出てきちゃったーー

左側にカールがあります。

7~8月ならばここが高山植物の花畑になっていたことでしょう。

でも今は花の時期に遅く、紅葉には早い。

でも所々で かわいらしい出迎えがあります。

りんどうは これから開花なのでしょうか?

 

稜線を辿ります。

左が千丈、前方が仙丈小屋。あと20分ほどで頂上。

余裕が出てきて、エーデルワイスの歌を歌ったりして・・・

見えた!

到着。11:25でした。

気温は10度以下? 強風で体感温度はさらに低くなります。

残念ながら視界は開けませんでした。

山頂から大仙丈ヶ岳方面を見る。

この仙塩尾根を辿ると 間ノ岳・塩見岳へ行くことができます。

ここで昼食。


仙丈ヶ岳(せんじょうがたけ)登山

2007-09-18 | 南信州って・・・

仙丈ヶ岳(百名山です)

画像は 5合目からわずかに見えた富士山。

 

3連休の中日に南アルプス登山。

塩見辺りへ、、と考えていたのですが

祝日が仕事になってしまった為、日帰りで仙丈ヶ岳登山になりました。

 

伊那市長谷黒河内の仙流荘前から 朝6時発の南アルプス林道バスに乗車。

この時間のバスは増便され、4台出ました。

目的地の北沢峠まで片道1時間。

バスからアルプスの山々が望め、

運転手さんが山や花、滝など、細かく説明をしてくださるので

楽しみながらのバスの旅です。

 

北沢峠着。

多くの登山客で賑わっています。

ここから甲斐駒方面、仙丈方面へ分かれてのぼってゆきます。

靴紐を締め直し、荷物をきっちりと詰め直し、7:20出発。

 

始めは林の中を少しずつのぼっていきます。

もうここは秋色。シメジ系のキノコが良く育っていました。

山で小屋泊をした登山客たちが下山してきて、爽やかに挨拶。

次回はわたしも 泊まりでご来光を拝んでみたいものです。

木々の間から 遠くに見えるのは 乗鞍でしょうか??

このまま晴れた空が続いてくれるとよいのですが・・・。

 

3合目から北岳(3193m)を望む。

ここまでは あれこれ話しながらで 意外に早く到達できました。

ここから少し登りがきつくなります。

時々後ろを振り返ると、

甲斐駒(2967m)、

その左奥に八ヶ岳も見えます。

 

ここで視界が開けます。5合目。

ハイマツの緑が覆っています。

おやつタイムを多めに取ったのでここまで2時間かかりました。


秋色

2007-09-13 | 南信州って・・・

先日訪れた 阿智村浪合の治部坂高原。

一足早くオレンジ色のコスモスが満開。

秋色の絨毯が一面に広がり、

夕風に吹かれて ふわふわと柔らかに波をうつ。

美しいなぁ

 

オレンジコスモスのあとに見頃を迎える桃色コスモスも

きっと鮮やかで美しいことでしょう。


新九郎の滝

2007-09-06 | 南信州って・・・

8月に訪れた豊丘村の「新九郎の滝」。

思っていた以上に 山奥でした

地図で見てみると 大鹿村との境の近くです。

野田平キャンプ場から更に東へ進み、道路の終点までゆくと、

そこが滝入り口。

そこから滝までは 徒歩で0.8km。

「雨天時は増水するため入山禁止」の立て札。これは一体??

とりあえず入山。

まだ青いアケビ。

立て札の意味をやっと理解。沢を渡るのです。

2度目の沢渡り。中間地点です。

画像のように 岩や木に赤い印がついているので

迷わずに進むことができます。親切ですね!

ここからは一番の難所。一気に上っちゃいましょう。

3度目の沢渡り、ではなく ここからは沢のぼり!

沢沿いに歩きます。

ギフチョウらしき姿を見ました。が、こんな時期には見られないはず。

キアゲハだったかもしれません。黄色と黒の衣装の美しい蝶でした。

残り100メートル地点で下流を見る。

涼しい風に励まされ、歩を進めます。

到着ぅ~! お疲れさま。

一面緑の中に 白く浮かぶ滝。

美しさと、力強さを持つこの流れに、吸い込まれそう。

暫し見上げながら、

滝のエネルギーを 体中に行き渡るように吸い込みました。


飯田時又灯ろう流し

2007-08-24 | 南信州って・・・

毎年8月16日に行われる 飯田時又灯ろう流し。

今年で30回となりました!

時又のメイン通りには多くの屋台。ここで腹ごしらえ。

にわかに掻き曇って空の色が異様な色に染まってきて・・・。

ついに降ってきました!大粒で叩きつけるような雷雨。

傘持ってきてよかったわー。

皆 傘やレジャーシートの下に身をかがめます。

そんな中、灯ろうがひとつ またひとつと、川面を流れてゆきます。

昨年亡くなった方々の精霊供養の灯。

美しい灯でした。

花火の打ち上げが始まりました。

いつしか 雨も上がっていました。

対岸で上げいるので とにかく近くて大迫力!

大きすぎて 画面に入りきらないんです(^ ^:)

水中花火。川幅いっぱいに広がる半円。

 

他にも個性的な花火を見ることが出来ました。

手筒花火や水中金魚花火、仕掛け花火など(座席からは撮れませんでした)

友人はアナウンスの女性のユーモアある解説・進行にかなりウケていました。

 

幻想的な灯ろうの灯で故人を偲び、花火で笑顔になる この時又灯ろう流し、

ずっと開催し続けてほしいものです。


かえる ~ ネバタゴガエル ~

2007-08-11 | 南信州って・・・

先日訪れた根羽村の

カエル館(茶臼山高原両生類研究所)。

最近テレビなどで取り上げられる「ネバタゴガエル」に会える施設です。

ちょうど訪れた日の夜に

「世界キテレツ超人大賞」という番組でも取り上げられていましたよ!

 

これから カエル画像がありますので、

「カエルは苦手」って方は ご注意くださいね。。

(部屋を明るくして、離れて見てね?)

 

入ってすぐのところでネバタゴガエルを見ることができます。

ネバタゴガエルは、なんと犬のように「ワン、ワン」と鳴くのです。

鳴くのは繁殖期の5月頃なので、生の鳴き声は聞けませんでしたが

録音された音声で、鳴いている声を聞くことができます。

本当に仔犬が吠えているようで不思議です。

 

 

がまちゃんとのふれあいコーナーで。

男の子の手に 館長さんがガマガエルを乗せてあげると、、

手のひらより大きなカエルを見て 目を丸くしています。

カエルを手から下ろしてもらった男の子、よほど恐かったのか、

「うえ゜ぁああ~」と叫び声を上げて走り出したので 皆で笑ってしまいました。

 

ガマガエルの食事風景。

餌の羽虫に、3つの視線が集中!ものすごい緊張感です。

見ているこちらも肩に力が入りました。

 

ほかにも 愉快でかわいらしいカエルたちに会えますよ!

ぜひ たくさんの方々に見ていただきたいなあと思います。


麻績の里

2007-07-30 | 南信州って・・・

一月ほど前に座光寺の広域農道沿いにOPENした産地直売所です。

毎日見て通るのですが、当然ですが朝も夜も閉店してるので、

久々の休日、初めて訪れてみました。

地元産の野菜や果物、食肉など、新鮮でしかもリーズナブルです

お店の傍らでは 金魚すくいなどのイベントも催していました。

 

お店の入り口の前に並べられた桃がおいしそうだったので見ていると

「これは1個50円!今入ってきたところなんですよ」

「おいしそうですね!4つほど頂こうかな」

色づきや大きさを見て箱に入れてゆくと、

「この箱にはちょうど6個入りますよ、よかったらあと2ついかがですか?」

「じゃあ あと2つね。・・・商売上手ですね

こうして購入した白桃。

甘くてジューシーでした!

 

麻績の里、これからの更なる発展に期待できそうな直売所です。


売木村のスイレン(睡の状態でしたが)

2007-07-14 | 南信州って・・・

地元紙に掲載されていた売木村のスイレン。

先日見に行ってみたのですが、

残念なことに 夕方だったのでスイレンは閉じて睡ってしまっていました。

恥ずかしいんですが 今までスイレンとハスは同じものだと思っていました。

しかもスイレンの特性もよく知らなかったし・・・(なので夕方に訪れてしまったのです)

 

この池は売木村の国道418号から、

阿南町和合へ向かう県道へと入ってすぐのところにあります。

手前にスイレン、奥の方がハス。

スイレンは今が見頃、ハスは8月上旬が良いそうです。

ポイントは 「午前」に見ること。

午後には花が閉じてしまうので・・・

 

池の傍らの菖蒲。

「ちいさな幸せ」も発見!

スイレンは残念でしたが、、来て良かったなぁー


天伯峡のホタル

2007-07-08 | 南信州って・・・

なんじゃこりゃ?って画像ですが・・・(^^;

先日高森町の天伯峡へ ホタルに会いに行きました。

場所がよくわからなかったので地元の方に訊いて訪れました。

6月下旬までが見頃だということなのでもう見れないかもしれないなー

しかも夜遅い時間だったので もうホタルも眠ってしまったかも

と期待半分でしたが、、

寺沢川沿いを歩いてゆくと、ふわ~っと蛍光緑の点滅が横切る。

「まだ光っているねえー!」

何匹かのホタルが誘導するように飛んでいきます。

川の対岸が見渡せるところまでゆくと

遠くで等間隔で明滅する沢山の光!!

100匹位は確認できました。

光が飛び交うその様子は美しく、幻想的。

時間を忘れて、吸い込まれるように眺めていました。

 

近づいてきたホタルの軌跡。

これもなんだかわからない画像だわ・・・

 

ホタルがこれだけ多く生息しているのは

地域の方たちによってきれいな環境が保たれているということ。

地元の小学生もホタルの保護活動をしているのだそうです。

 

子供の頃、家の近所の田んぼでもホタルを見ることができました。

「ほーたるこい」と歌いながら畦を歩き、ホタルの鮮やかな光を眺める。

あの頃は どの地域でもそうだったのでしょう。

今では市街地では 限られた場所でしか見られなってしまいました。

 

同町牛牧の湯ヶ洞地区(御大の館傍)にも「ほたるの里」があり、

数はまだ少ないですが、ゲンジボタルが見られます。

ここでも地元の方々が保護活動を行っていて、

毎晩交代でホタルを見守っています。