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人生激情2327(けっこうです)

2015-07-29 15:20:33 | Weblog

「あいまいだ」
「質問に答えていない」
「説明不足だ」
 只今参議院国会では安保法審議真っ最中だ。
政府説明に野党の言い分が並ぶ。
さだめし安倍さんが言いたいのは、
「国民の皆さん、野党の皆さん、詳しく言わずとも判ってよ」ということだ。

 同じ日本人同士なら、あうんの呼吸というものがあるでしょう。
言いたいことは山ほどあるが、言わずとも判ってよ。
外国には聞こえて欲しくないようなことがいっぱいあるのだから。
国家、国民の為にどうか穏便に丸く収めましょうよ。
それが日本の伝統的文化と言うものでしょうが。
安倍さんの気持ちを簡単に言うと、「粋」の真髄を言わんとしてるのだ。
 これが英語圏のようにものをはっきり言う世界の人達には理解の外だ。

 安保法は国の安全のために必要なのです。
いやいや、かえって外国との戦争に巻き込まれる恐れが高まる。
一体、どっちが正解なのかよくわからん。
 普通に使われる「けっこうです」。
この言葉が肯定にも否定にも使われる日本独自の文化を象徴してる。
 日本列島暑さ真っ盛りで熱中症で死者も出てるのに、
国家議事堂は冷え過ぎて、風邪ひく人もいるそうです。

  


人生激情2326(合唱練習)

2015-07-27 10:10:57 | Weblog

 大根10kgを一人で運ぶのはかなりの重労働だ。
だが、二人で運べば一人が5kgだからかなり楽になる。
勿論10人で分け合って運べば一人1kgで容易い話だ。

 合唱の楽しさは見物する方も、歌ってる方も協調、協力の
巧みさに時間が過ぎるのも忘れるところにある。
特に未熟なアマチュアなどは一人で歌ってるより、
合唱の方がなんとか聴くに堪えるものになる。
唄ってる方も、曲がりなりにも満足できるものになる。

 300名を要する第九合唱団に参加して早11年になる。
大勢に助けられてなんとかやってこれた。
たとえ自分の唄が300分の1であっても、
歌い終えたときの満足感に助けられてここまでやってきた。
明日からコンサートに向けて夕方遅い練習も追い込みに入る。


人生激情2325(現役時代)

2015-07-26 18:13:39 | Weblog

「現役」という言葉の意味は、
生活を賄うための収入を得る目的で
仕事に従事してる者のポジションを言っていた。
役に立っているのは自分の生活のためであり、
図らずもそれが社会に貢献していた時代を言っていた。
「現役」という言葉が自分にも社会にも役に立ってるものだと
解釈するなら、老後にだって「現役時代」はあるのではないか。

 誰もが希望する幸せな老後はそれほど難しいことではない。
○周りに迷惑掛けずに活動できる健康な身体。
○経済的な生活基盤の保障。
○興味、関心の持てる趣味や目標の存在。
○仲間の存在や同性異性を問わず心許せる相棒の存在。
○自分だけの殻に閉じ込まず、社会貢献に積極的な態度。

 これらのことは言うは易し行うは難しかな。
気持ちも身体も思うようにはいかないことだってあるさ。
人によっては簡単なことでも、
人によっては難しいことってあるのかもしれないな。
理屈じゃ判ることでも老いと付き合うのは大変なことかもね。
 老いるとは こう言う事かと 老いて知る


人生激情2324(ひとつ眼国)

2015-07-23 10:08:30 | Weblog

 落語に「ひとつ眼国」というのがある。
珍しい「ひとつ眼人」が居るという「ひとつ眼国」に
入るとそこにはひとつ眼の人ばかりが住んでいた。
そして、指を差されて言われた。
「あれっ!珍しや、ふたつ眼人だ」

 人間なら正常なはずのふたつ眼人が、
大勢のひとつ眼人の中に入ると異常者になる。
落語の話だと笑って通り過ぎることができようか。
例外者だけが正常で、正気な世界が存在するのである。

 国民の半数以上が反対の安保法が衆院で可決した。
違憲の声を無視して自民党議員全員が賛成した。
一人の反対者もいない不思議を感じたものだ。
国民から見ると、自民党議員全員が落語のひとつ眼に思える。
自民党の中にあっては、正義や常識、正常や真理などは
おそらくふたつ眼人たちの遠吠えにしか思えないのだろう。


人生激情2323(おしんからまっさん)

2015-07-21 16:32:05 | Weblog

 今でも記憶に残る、NHK連続テレビ小説「おしん」。
現在でも世界中で放映されてると言うから驚く。
とくにイランでは90%の視聴率というからさらに驚く。
「貧しかった日本人がこんなに努力したから、今では
豊かな国になったのだ。我が国のみんなも頑張ろう」
と言うのが、放映者側の意図だ。

 最近は「まっさん」人気がすごい。
さっそく台湾テレビが4月から放映をはじめたところ、
これまた大人気で、ニッカウイスキー工場が日本観光の眼玉
になったそうだ。余市の工場は台湾人で溢れてる。
「日本人の行動力と勤勉さと粘り強い努力を見習おう」
というわけだ。ところが肝心の日本人はどこか冷めてる。
「酒樽と石蔵のウイスキー工場の何が楽しいのかな」

 北海道観光もつい4,5年前だと美恵、富良野のお花畑。
3,4年前だと広大な大地が自慢の十勝のガーデンロード。
そして最近のニッカウイスキー工場でまっさんに触れてこよう。
多分、来年3月になると新幹線ブームで「函館北斗駅」と
函館観光が騒々しいんだろう。人の興味は移り気だ。
そのころ、「まっさん」も忘れられてるかもしれないな。


人生激情2322(政治欄)

2015-07-19 16:07:17 | Weblog

 これまでこのブログの閲覧数が300程度だったものが、
安保法に関したことを投稿したら、800を越えた。それだけ
この問題に関心があるということなのか。それにしても、
日米安保条約締結前夜と違ってのこの静けさはなぜなのか。
強行採決をしてまでの安倍政権は正しい選択をしてるのか。
反安倍政権の深く静かなところでのどんでん返しがあるのか。

 新国立競技場建設をゼロベースで検討しなおす。
この決定に誰が歓び誰が泣いたのか。
そして、責任を名乗り出た者は誰もいなかった。
国民はいつも蚊帳の外であっけにとられて冷えていた。

 安倍政権を支持しない国民が5割を越えた。
だが、政権交代を希望する国民は少ない。
それは、彼らに替わっても政権を任せられる政党がないからだ。
この不幸はいつまで続く。

 アメリカと一緒になって戦争することができるようにする、
ということが安保法の趣旨だと言った人が居る。
そう端的に説明しないから説明不足だと非難される政府なのだ。
でも、二度と戦争はしませんと誓った70年前の憲法は邪魔になる。
それで妙に奥歯に物が挟まった感じの国会が今も続いてる。
 


人生激情2321(この星は)

2015-07-16 08:05:32 | Weblog

 年度末の道路工事は、予算消化のためにやらねばならぬ。
美人の整形美容は、見栄と面子のためにやらねばならぬ。
健康な人が心がけてる健康法は効果がいまいち不明だ。
病人を治療する医者や薬は金が掛かる割に絶対ではない。
日本の安保法はバランス・オブ・パワーのために可決せねばならぬのか。
しかし、何処の国が敵国なのか、今の同盟国がいつまで仲良しなのか。
不信と猜疑が渦巻く星の片隅で、孫たちも生きねばならぬ。


人生激情2320(安保法とは)

2015-07-15 07:28:52 | Weblog

 運動会で最後尾を走っていた子の母親が言った。
「ウチの子は他の子らと違ってなんて悠然としてるのだろう。
きっと、末は大物になるにちがいないわよ。よその子らの
慌てぶりのなんてみっともないことったらありゃしない」

 母親にとっては自分の子供が世界の中心なのである。
爺婆にとっても自分の孫は可愛さ百倍、世界一なのである。
誰もこの母親や、爺婆を笑う事はできまい。
誰にでも理解できる心情だからだ。
こんな自己中心主義は、どこにでも存在するのである。

 今日、安保法裁決ありきか。
安保法議論まだ半ばか。
安保法賛成か、反対か。
どちらに正義があるのか。
どちらが自己中心的なのか。
これは笑って見過ごせる問題ではない。
法内容の判りずらさをもっと知らせてほしいものだ。


人生激情2319(今日の敵は)

2015-07-13 07:39:50 | Weblog

 外国では、日本で有名な地名としては、
トウキョウ、ナガサキ、ヒロシマが挙げられる。
最近ではそれにフクシマが加わった。
東京は首都として有名だし、
福島は原子力発電所破損による放射能汚染で有名だ。
長崎、広島は70年前の原子爆弾の投下地としてのことだ。

 中東を旅した人の話として、こんな話を聞いた。
「どうして、日本はアメリカに残酷な原爆を落とされたのに、
今ではいちばん仲がいいの?」
 多くの日本人がこんな質問をされるのだそうだ。
答えに窮して、意味不明の言葉を発する。
「昨日の敵は今日の友さ」


人生劇場2318(風呂好き、風呂嫌い)

2015-07-11 18:32:33 | Weblog

 日本人の風呂好きはよく知られたことだ。
日本国中に温泉があり、それに関するテレビ番組があり、
案内雑誌が巷に満ち溢れて興味を引く記事が出回ってる。
海外にも温泉はあるが、日本と違って温泉プールに
水着を着て入るスタイルが多い。裸同士の付き合い
などというのは日本だけの風習で、よその国の人達は
裸の付き合いなどと言うのには敏感に拒否する。

 米英人などが温泉などに入る時はそのギャップに悩む。
タオルで身体を隠すべきか、
または互いに裸体を披露しあうべきか、
習慣の違いにそれぞれが困惑する。

 浴槽に入る前に身体を洗うのは日本では当然のマナーだが、
欧米人にはこれが奇異に映るらしい。
彼らにしてみれば、身体を洗う為に風呂に入るのではないか、
ということなのだ。温泉嫌いの外国人は結構いるそうだ。
そして、混浴の風習はどうにも理解できないそうだ。