くるちゃん

温泉旅行
時事漫歩
趣味悠々

人生激情1568(津軽の娘)

2012-05-31 07:22:53 | Weblog
 ♪リンゴの花びらが 風に散ったよな
  月夜に月夜に えええ……
  津軽娘は泣いたとさ
  辛い別れを泣いたとさーー
 リンゴの花びらが風に散ったよな~~

 今聴くと、本当にいい歌だよね。
 随分昔に美空ひばりが唄ってた「りんご追分」。
久しぶりにNHKの歌謡番組で聴いて感動したよ。
いま聴くと、その良さが分かってくるよ。
昭和のあの時代だから生まれた歌だったのだね。
今の時代のように、慌ただしい生活の中では、
あんな叙情的な歌は生まれてこないんだろうね。
また、人びともそんな歌では生活はエンジョイできないかもね。
 時代は変わり、平成の時間は忙しいから仕方がないか。
 明治、大正、昭和、平成と時代は変わる。  
でも、津軽娘の純情は変わってないことを願ってる。

人生激情1567(一茶のちんぷんかん)

2012-05-30 10:58:33 | Weblog
 雀の子 そこのけそこのけ お馬が通る

 小林一茶の自由な句作りの気分がでてて好きな句だ。
「俳句の約束、五、七、五」
 にとらわれないで、咄嗟に口からこぼれたものだろうか。
言われた子雀も喜んだはずだ。
お馬の方も、苦笑いして四本脚を戸惑せたかのような場面が目に浮かぶ。

 一茶は子供の頃から、晩年に至るまで逆境に終始した生涯であった。
だからこそ、弱者への思いやりもまた大きかったのだろう。
 次の句などは一人ぼっちの寂しさが哀しいほどに沁みてくる。

 大の字に 寝て涼しさよ 寂しさよ



 たらいから たらいに移る ちんぷんかん

 臨終間近ないま、顧みればたらいからたらいに移っただけのようなものだ。
なんとまあ、チンプンカンな話であることよ。
達観とも、皮肉ともとれる、いかにも一茶らしい時世の句であった。
始めのたらいはウブ湯、終わりのたらいは棺桶の事だ。
 人生の最期にきて、自分の一生を笑い飛ばしたかのような一茶だが、
とても笑う気にはなれない。
 自分ならそんな時なんと言えるだろうか。
「俺の一生は一体何だったのだろうか?」
 そんな自問自答しながら三途の川を渡ることになるかもしれない。
 だが、一茶のように笑い飛ばすだけの心の余裕を持って死に臨みたいものだ。

人生激情1566(毒舌)

2012-05-29 07:41:07 | Weblog
 毒舌家と言われる人がいる。
要するに口が悪いのである。
 毒のある毒舌はよくない。
人を傷つけ、人から嫌われるだけだからだ。
 ところが、毒のない毒舌もある。
言う人には悪気はないのだ。
言葉遊びの気分なのだ。
むしろ、人間愛から発する場合が多い。
こう言う人は才気もユーモアも旺盛だ。
生きることが楽しい人に多い。
 ところが勘違いして腹を立てる人がたまにはいる。
あまり利口でない人に多い。
自己中心的な人にこのてが多い。

 子供の頃、外でちゃんばらごっこなどして遊んでいたら、
「遊んでばかりいて勉強しないと大きくなったら、馬鹿になるぞ」
 子供の時に近所のおじさんに言われたものだ。
昔の子供は素直だった。すぐ遊びを止めて家にもどったものだ。
 だが、、今の悪童は毒舌も冴えている。
「じゃあ、おじさんの子供の頃は遊んでばかりいたの」

「あなたは写真写りがいいわよね」
 言われて腹を立てるかジョークとして受け流すか。
ここで人の器の大きさの違いが出てくる。
写真写りがいいと言うことは、実物がそれより劣るととるか、
実物の良さをさらに引き上げたととるか、人それぞれであろうか。
毒舌の試し所である。

人生激情1565(ライラック祭り終わる)

2012-05-28 12:44:59 | Weblog
 かってはよく見受けられたウインクはボディ・ランゲージであろう。
つまり、ウインクは、「あなたに関心がありますわよ」というサインなのだろう。
ボディ・ランゲージの意味は互いの心が通じてなければ成立しない。
自分を美しく見せようとして、髪を撫で上げる女性の場合はボディ・ランゲージ
ではない。相手はそれに応える義務はないし、無視してもいいからだ。
かっての美空ひばりが後ろ髪に手をやったり、着物の襟もとを直すのは
意識的な仕草で自己顕示欲の表れだ。
 たぶん、女性の多くは、不特定多数の人に注目してほしいと願ってるはずだ。
たとえそれが似合っていなくても、美しく見えなくても構わない。
表情を作り緊張する。
 ただ、鈍感な相手にウインクや派手な振りは止した方がいい。
何の反応もないとき、哀しい気持ちになるからだ。
 大道似顔描き5日間が終わった。
女性は特に美しく描き上げてほしいと願ってる。
完成品を見て、ほっとした笑顔がいい。
一瞬の歓声が春のさわやかさとともに消えて行った。

人生激情1564(天候不順)

2012-05-27 08:42:45 | Weblog
 昨日は雨降りの予報だったので朝は雨傘を持参で出掛けたが、
帰りの4時ごろは快晴、ぽかぽかのよい天気。
御蔭さまで、またまた傘を忘れちゃったよ。

 雨の天気予報で、札幌の小学校は昨日の土曜は運動会が全休で、
ライラック祭りの大通り公園には子供が大勢出ていたよ。
 今日は急に寒くなってる。
今日に繰り延べの運動会は、かわいそうにこの寒さでは
子供たちが大変だ。
皮肉にも昨日は一日中好天気に変わって、暑いぐらいだった。
天気予報は、予報でしかない。当たらなくても文句は言えない。

 札幌にライラックが咲くころは天候不順。
春とは思えない底冷えの時がある。
暑さ寒さはお陽様の気分次第。だから陽気という。
陽気は時には気まぐれだ。良くもなれば悪くもなる。
気温の変化に応じられなくて、ちょっと風邪気味。
夕べはルル3錠飲んで寝たが、まだすぐれない。
今夜寝酒に沖縄土産の泡盛飲んだら治るだろうか。



人生激情1563(ライラック祭り最終日へ)

2012-05-26 19:41:52 | Weblog
 自分が誰れかのために役に立ってるという自信のある人は
なんとなくいい顔をしている。
 いつも虚しく過ごしてる人は絶対に誰の役にも立ってはいない。
むなさしさを感じない暮しこそが充実した暮らしなのだ。
 自分の幸せだけを求める人は、間の抜けた安楽椅子のようなものだ。
それから先に何がある?

 辛い、哀しい、痛い、金がない、恋人がいない、疲れた。
そんなのは何とかなるものだ。
一番厄介なのは「むなしい」ということだ。

 いま虚しさの中にいる人にひとつ言えることは、
何でもいいから、誰かのために行動してごらん。
ボランテイアでもいいし、余計なおせっかいでもいい。
その時、君の心に何かが起きる。
生きがいなんて人から貰うものではなく、自分で作るものだ。
 祭り最終日。明日で充実のボランテイア5日間が終わる。


人生激情1563(盛況札幌ライラック祭り)

2012-05-24 19:44:19 | Weblog
 札幌のライラック祭り第二日目。 
 いや~、今日の札幌大通りの人出は凄かったね。
ライラック祭り2日目は天気に恵まれ善男善女が大通りをそぞろ歩き。
春の花乱満と咲き渡り、道内各地の名物食の呼び込み、
黒い肌の若者たちがインド料理や飲みもので「おいでおいで」と呼んでいる。
年に一度の札幌名物のお祭りだもの。
 聴きなれたメロデイーはなんとか高校の楽器演奏か。
 だが、札幌に長く住みながらこの行事を知らない人が多いとは驚きだ。
多くは、他県や他の市町村から来た人が多い状況。
そして、札幌の人が「始めて来てみました」なんて言ってたのには驚きだね。
地元の祭りは知ってても、出不精なんだろうね。
そのうちいずれは、なんて言ってるうちにこの世にはいないなんて事ってあるんだけどね。

 祭りの関係者として、この2日間の大通りで知らない人と会話してみて
感じたことなんだけど、関わった多くはやっぱり「いい人」なんだってことだよ。
悩みや悲しみ、歓びを知らない僕に何の躊躇もなく言ってくれるのさ。
知らないからこそ言えるのかと思ったりして、応じてるのだが、
時には笑い、時には涙して多くの人生の狭間を感じた時間だったよ。
「元気ならまた来年も来ます」なんて言われると、泣けるよね。
わずか12、3分の空間に居た一人と一人のドラマだともいえるね。
疲れたなんて言ってられない。さあ、明日からの三日間も頑張らなきゃ。
 不詳私も祭りの一翼を担ってます。ハイ。

人生激情1561(楽天主義でいこう)

2012-05-22 18:09:50 | Weblog
 町内の友人が入院することになった。
「いやー、男の病気でさ、2,3日だけどさ、ちょっと行ってくるよ」
 電話で明るくそう云った。
 僕にも経験があるが、前立腺がんの疑いがあれば精密検査の必要がある。
本人には自覚症状がないので、これは身の回りで何が起こってるのか分からない。
なまじ、市が勧める、
「50歳過ぎた男性は前立腺検査をしましょう」なるキャンペーンに応じただけなのに、
簡易検査の結果が再検査をしなさいと通達がきた。
この年齢で「泌尿器科」の病院のドアを開けるにはなんとなく抵抗を感じたものだ。
 何やらの数値が高いので精密検査をぜひ専門の泌尿器科病院でやって下さい。
ただし、これは疑いがあると言うだけで、まだガンだと決まったわけではありせん。
慰め半分、脅しが半分。
通達する方は気楽に言ってるのだろうが、受けた方はガンの可能性半分半分の気持ち。
さあ、精密検査の結果待ちの一週間は、
大袈裟に言えば「生と死との狭間」に寝てるような切ない気持ち。
まな板の上にのってる鯉の気持ちが痛いほど分かった瞬間。
ーーそして一週間後、
「特に異常はありません」
 他人事ながらとはいえ、
医者の間の抜けたような診断結果に腹が立つやら、ほっとするやらーー。

 一升瓶の中に酒が半分ある。
これを見て「しめしめ、まだ半分あるぞー」と思うのは楽天主義者。
「なーんだ、半分しかないのか」と言う人は、悲観主義者。
同じ一度の人生ならば、楽天主義に徹して楽しく暮らせるほうが賢明だ。
 たとえ不運にも病のため入院したとしても、
「いや~、ちょっとの気休めに完全介護の施設でお世話になってくるよ」
 かの友人のやせ我慢が切なく聞こえた。
 友よ、朗報を待ってるよ。

人生激情1560(人生バランス)

2012-05-19 16:14:02 | Weblog
 楽あれば苦がある。
実人生には様々な体験があるが、
苦しいばかりの人生ではないし、楽しいばかりの人生ではないという。
人生には、「あっ、得をした」と思ったとたんに同じだけの損をする
という類のバランスシートから逃れられないと言う。
 銀座の路上で一億円拾った男が、
その後幸せに過ごしているという話は聞かない。
 銀行から運搬された三億円を白昼堂々とだまし取った男が、この世の
片隅でひっそりと隠れて生きてるのが果たして幸せな事なのだろうか。
 人生の前半生に不幸のどん底にあった人が、晩年になって
人の情けに包まれて幸せな人生を全うしたという話を聞いたことがある。
 何を幸せと感じるか、不幸と感じるかは、人それぞれではなかろうか。
しかし、誰の人生にもプラスマイナスがあるのだと思えれば、
今の苦しみや、悲しみは明日への渡り廊下だと思えるのではないか。
日々どんなに頑張ってみても、思い通りにはいかないもんなんなのだ。
 でも、一度でいいから声に出して言ってみよう。
「明日があるさ」

 就職活動に疲れて自殺する若者が多いと聞く。
暗く先の見えない人生に希望を失くし、誇りも失せたというのだろうか。
 僕の好きなチャップリン映画「ライムライト」にはこんな場面がでてくる。
夢を失くした若い娘がガス自殺をはかる。これを助けた道化師が彼女を励ます
「この人生は生きて行くには辛いことが多いけど、生きるに値するよ。
 生きてさえいれば楽しいことが絶対あるよ。君にもね。
 そのためには、勇気と希望と、ちょっとばかりお金が必要ななだけさ」

人生激情1559(洒落句)

2012-05-19 08:20:03 | Weblog
 安芸・加賀・周防・駿河・美濃・尾張
 
 単に地名を並べただけではない。
江戸時代からある俳句のしゃれだ。
作者は分からないが、先人の知恵には脱帽する。
こんなことが考え付けば楽しかろう。
見事なもんだと、何度も読みなおした。
さて、読み方を御披露しよう。

 秋の蚊が 吸おうとするが 身の終わり