ベネリの仮想戦記

”LineageⅡ””Heroes in the Sky”ほか、各種テレビゲームについていろいろ書きたいと思います。

思い出しRPG

2009年04月29日 02時23分41秒 | テレビゲーム
ふと、入手したままプレイしていなかったRPGゲームがたまっていることを思い出したため、ちょっくらそれらを消化することにしました。

まずはダウンロードしたままだったフリーのRPGをプレイ。どれもRPGツクールシリーズで作成されたものですが、ひとつひとつがこった内容でして、なんだかひさしぶりにRPGらしさのあるRPGをプレイした気分です。

今回プレイしたRPGのひとつは七瀬ルキさん作成の『THE WORLD OF CRISIS RE』。ゲームシステム自体はFFとかと変わらなく、ヘタにつまらないシステム(最近多いあまり面白みのないゲームにあるようなもの)などがないぶん、1RPGとして大いに楽しませてもらいました。
90年代のようなああいったRPGを楽しみたいような方々にオススメの作品です。フリーゲームですので気軽にプレイできるのもいいですね。

それと買ったままプレイしていなかった『英雄伝説Ⅵ FC』をプレイ。あ~、このゲームは三部作のゲームで、この作品だけでは物語が中途半端なところで終了してしまうのね……
今度秋葉原にでもいって二作目と三作目を買わないとダメなのか……。今度またRPGをプレイしたくなったら買ってくるかな。

……こんな感じでRPGを5作ほど立て続けにプレイしていたところで、一旦RPGはお休みにしますかね。
ほかにも未消化で終わっているもの……今度はやる夫シリーズのゲーム物とかでも一気に読もうかなぁ。

理不尽な命令

2009年04月16日 02時11分07秒 | Heroes in the Sky 仮想人生記録
新規アップデートに伴いいくつかのミッションが追加されたため、今日はそれらをプレイ。
まぁ、ようはおいしい狩場はどれかって事でやっていたわけです。

そこで何気なくやっていたミッションにて、敵上陸部隊を蹴散らす命令が出たので上陸艇を攻撃してみました。
とりあえず50隻撃沈しろと言うので数が多いなぁと思いながら攻撃してみたら……なんと敵上陸艇は30隻しか
いないじゃないですか!



あと20隻撃沈しないとミッションが終わらないのに、現れるのは戦闘機ばかり……いくらまっても上陸艇は
攻めて来ません。。。

かれこれ二時間、敵戦闘機も千機ぐらい落とした頃でしょうかね、あきらめて自爆しました……





一回のミッションでこんなに経験値もらったことねぇよw しかも失敗だし……
今度からこのミッションやめよ・・・

買いたいと言えば買いたいが置くところがない。

2009年04月13日 22時21分10秒 | テレビゲーム
 昔子供だった人たちが大人になったからですかね、年配の方がウルトラマンや仮面ライダーのグッズを買うように、テレビゲームのキャラクターや道具などもグッズとして売られるようになりました。

 そんなこと思っているうち、往年の名作『グラディウス』の名機”ビックバイパー”がプラモデルになっているようです。

ビッグバイパーのプラモデルキット

 ファミコン初期から今でも続いている名作ゲームです。各作品の時代がメチャクチャ飛んでいる(二作目は一作目の一万年後、三作目はさらにそれの数万年後? だった気がします)ある意味壮大すぎるストーリーなんですが、自分的には二十数年のうちに起きた出来事でしかないのですよね。。。
 これは欲しいのですけどね、正直、部屋に飾る場所がなくて買うことができず残念です……壁掛けできるような手に入れば、購入を考えてみたいと思います。

 さて、各作品毎に姿かたちが少しずつ異なっているビックバイパーなのですが、個人的には”グラディウスⅤ”のビックバイパーが一番好きですね。あの頑丈そうな外見も去ることながら、過去または未来の自分自身と共同で戦ったりする展開がかっこいい!w
 ロードブリティッシュ(サラマンダの2コンの機体、と言えば誰もがわかるほど有名?)も好きですけどね、やっぱ主人公には適いませんわ~

 ということで、グラディウスⅤのプレイ動画を撮ってみました。ただプレイしているのを見るだけでは面白くもないので、グラディウスⅤ最大のウリである?2面と10面のプレイ動画を並べてみました。
 過去の自分と一緒に戦う(ストーリー内で、ではなく、リアルのプレーヤーが両方を操作する)あの戦いを両方の視点で同時に見る機会がないとは思いますので、ものめずらしさで見てもらえればと思います。

※以下の動画ふたつそれぞれをダウンロード後、気合で同時に再生してみてください。上下リンクさせているつもりです。(なお、どっちか片方の音量をなしにしないと。。。)
上の動画を最初からぴったり5秒のところで一時停止しておき、次に下の動画を再生し、その5秒後に上の動画の再生を再開させると誤差がなくなります。
※両方の動画の再生時間を同期させるため、過去(下)の動画の最初30秒には無音・無画像を挿入してあります。再生ミスではありませんのでお気をつけください。

未来(10面)側の動画



過去(2面)側の動画

私なら悶絶・・・

2009年04月12日 05時29分09秒 | もはやゲームそっちのけ
羽生名人の長考中、朝日委託の記者が扇子にサイン求める(読売新聞) - goo ニュース

テーブルゲームとはいえ、いや、テーブルゲームだからでしょうか、
真剣勝負の最中にそれを妨害するかの行為は何事だw
羽生名人自体は気にならなかったと話しているようですが、私なら
悶絶しちゃいますね……

私の場合、ネットゲームでの他の人との対戦中はもちろん、将棋のような
大戦略でコンピューター相手に頭を廻らしている最中でさえ、
雑念が入ると一気に崩れていってしまうときがあります。

現につい最近も、シューティングゲーム(Heroes in the Sky)で
ノーダメージクリアを目指している最中、今まで順調だったのに
不用品回収の車が家の近くを通って気を取られただけで、あれよあれよと
操作が狂ってミスを連発してしまいました。そして戦況の流れが
悪いほうにいき、結局ノーダメどころか敵機に蜂の巣にされる始末……

無論、これに関しては不用品回収の車に非はありません。自分が
前からモニターとラジカセを処分しようとしていて、それが雑念と
なって気を取られたに過ぎませんから。。。
(時には携帯がタイミングよくなっただけでも、戦況が悪くなることもw)

棋士やスポーツ選手といった勝負師の勝負を邪魔するようなことは、
どんな些細なことでもやめてくださいませ。
前のオリンピックで現地中国人の観戦態度の悪さが目に付きましたが、
あんなことをするにいたってはもってのほか。

みなさんも邪魔をしないように気をつけてくださいね。
まぁ、テレビの前で騒ぐ程度なら構わないでしょうが。

え、テレビでアニメ放映していたの!?

2009年04月11日 17時30分42秒 | テレビゲーム
ちょっとネットのニュースを見ていましたら、とある芸能人が麻薬所持でつかまっていると言うニュースを見かけました。
ふうん、まぁあってはならないことですけど、よくあることでもありますね、などとあまり興味が興味がなかったのですが、
その下のページにある関連情報を見てびっくり!w

テレビ東京にてアニメ「PHANTOM OF INFERNO」が今月から開始されていたと言うニュースがあるじゃないですか!

「PHANTOM OF INFERNO」は日本人の少年がアメリカの麻薬組織に殺し屋として育てられるストーリーの
アドベンチャーゲームでして、もともとはPC版で販売され、PS2やDVD(映画ではなく、DVDの機能を使用したゲーム)
にもなった結構有名なゲームです。

『芸能人が麻薬で捕まる』と『日本人が麻薬組織の殺し屋になる』は、関連するといえば関連しますが、関係ないといえば
関係ない……

でも、ついつい知らずにいてしまうところでした……
次の放送は第三回、4/16 26:45からとのことですので、欠かさず見るようにしないと……
どうやら第三回の予告内容を見る限りでは始まったばかりのようでして、まぁ見始めるのも決して遅くはないようで
ちょっと安心しました。

ところでちょっと公式を見ていて思ったのですが、個人的に大好きなキャラであるリズィの顔が原作と全然違いすぎるんですが……
アニメだからなのかなんなのか、日本人から見た美人の顔に書き換えられているのがちょっと気になります。
そりゃあPCゲームのようなリアリティよりも、万人受けする作りこみのほうが大事なのはわかるんですけどね、そこらへんが
ちょっと残念です。背が高いようにも見えないし……(と言うか、顔が縦に長かった……)

ま、それでも損な役回りの多いリズィを応援しながら(?)今度から欠かさず見るようにしたいと思います。

ん~、人間慣れると何でも出来る……

2009年04月09日 00時34分24秒 | Heroes in the Sky 仮想人生記録
"Hiroes in the Sky"最高難易度ミッションである「太平洋の死闘」を何度も何度もやっていたら、狙ってもいないのに驚きの結果を出すことができました。



気がいたら、味方艦艇を一機も欠かすことなくクリアしていました^^
つい最近までは1隻残れば御の字だったんですけどね~。今ではミッション失敗することもなくなり、新鮮味もなくなってきました……

こうなったら次からは縛りプレイってやつになりますかね。ひとまず、「太平洋の死闘」の戦闘機クリアでも目指してみようかな。

リネージュⅡ大規模アップデート『アルティメイト』

2009年04月08日 20時41分50秒 | LineageⅡ仮想人生記録
去る4/7にリネージュⅡの大規模アップデート『セカンドスローンアルティメイト』が行われました。
新しい機能、変更された仕様のほか、アデン大陸の歴史そのものも進んでおります。

さて、いろいろ新しくなった部分のうち、バージョンアップデートによって便利となった機能がありました。バイタリティの可視化と、各スキルについての説明追加です。



今まではバイタリティの量が5段階でしか表示されず、大まかなバイタリティ量しか分からなかったのに大して、今度は棒グラフによりかなり細かい量が分かるようになりました。
また、魔法の効果も”効力2”とか、いったいどれくらい良くなったか分からなかった今までに対して、”移動速度が33向上する”などかなり具体的な説明となり、より分かりやすい状態効果が分かります。

両方とも機能としては些細なものですが、ユーザーにとって便利かどうかという点ではとても優れているかと思います。

ということで、今までに覚えた各スキルを何気なく覚えていると、ある一文が。。。



あ~、誤植ですね・・・
『インボケイション』は防御力を犠牲にしてMPを回復するスキルなのですが、”防御力が90%向上して、1秒当たりMPが30減少”したらMP減っちゃうじゃんか^^;
たぶん正しくは”防御力が90%減少して、1秒当たりMPが30回復”するのだと思います・・・実際、使用してみるとMPが回復しました^^;

膨大な量のテキストを変更したのでしょうから、多少のミスはしょうがないですね……良くなったことに変わりませんから、まぁ気にしない気にしない。

ランダムの話3

2009年04月07日 02時55分05秒 | テレビゲーム
ちょっとテレビゲームそのものとの趣旨とは外れますが、前に話題にあがったランダムについてのお話をもうひとつ。
コンピューターにはランダムに物事を決めることはできない、ということについてです。

テレビゲーム内だけでなく、CDラジカセのランダム再生とか、コンピューターがいかにも無作為な感じで動いている操作をちらほら目にします。
それらは現実的には人間側が意図的に操作するのは難しいですが、絶対に必ずその結果になった計算式というのが存在します。
というのも、コンピューターは人間に命令された通りにしか動作しないわけで、物事をみずから考えて実行することはできないからです。

だからと言うことで、コンピューターの開発者たちは考えました。以下のような、コンピューターの利用者が簡単には結果を予想できない計算理論を、です。

まず最初に、ランダムシードという一見バラバラな数字の羅列を複数個(数万種~数億種ほど)用意します。このランダムシードは人間が無作為に選んだ何かの統計データとかを組み合わせて作る、人間自身が用意したデータの羅列です。
このランダムシードというものに、一つ目のデータは3、ふたつ目は7、三つ目は4などというようにてんでんバラバラなデータが書かれるわけです。なお、厳密にはこのランダムシードの数字には0~1の小数点以下の数字が書かれることが多いです。このランダムシードが何個も用意されるわけですね。

ただ、これだけでは毎回毎回同じ数値ばかりになってしまいますよね。先ほどのデータをCDラジカセで使ったら、ランダムなのに毎回最初の曲が3曲目になってしまいます。

そこでここの「数字の羅列を複数個用意した」ことが生きてきます。
ランダムシードがたくさんあって、それぞれのランダムシードに各順番ごとのデータが決まっているので、コンピューターにランダムな処理をさせる前に、毎回少しだけでも異なるような何かの数字データを使って、どのランダムシードを使えばいいのか選ぶようにすれば、利用者から見ればいかにも無作為に感じる処理をさせることができるわけです。

各ランダム毎にどのシードを使わせることにするかというのは、ほとんどのソフトウェアでは現在時刻を使用しています。
テレビゲームの開発などで使用されることが多いC++という言語では、1970年1月1日から何秒たった時刻か? でシートを決定することが多いですし、携帯電話用ゲームソフトなんかでよく使われるJavaという言語では、今日になってから何ミリ秒(1/1000秒単位)たったかを使われることが多いです。

ここからが大事な事なのですが、テレビゲームでのランダムな動作というのは、処理をしたのは何時か、何番目の処理かという事で決定していると言うわけです。
仮にですが、コンピューターの時計の日付を変更して、PCの時計時刻が同じタイミングで同じ操作を実施すると、ランダムな部分は必ず同じ結果となります。
オンラインゲームでは処理を行うサーバーが自宅ではなくサーバー運営会社にあるため、内部の時計の時刻が変更できず、狙ってランダムの結果を変えることはできません。が、いつ何番目の実行なのか、と言うことで結果が決まっていることがほとんどであります。

結局のところ運頼みであることに変わりませんが、その結果は机上の空論上では予測できると言うことがお分かりになりましたでしょうか?
昔のアメリカのテレビ番組で、ルーレットの結果によって賞金をもらえるというゲームで、このランダムシードの中身を解明してほぼ無尽蔵に賞金を当ててしまった人がいたという話を聞いたこともあります。
一見予測できそうにないものも、ちょっとした機転でうまく操作できるようになるかも知れません。原理を知っておいても、決して損はないかと思います^^;

最高難易度ミッションクリアよりも大変?

2009年04月05日 01時15分25秒 | Heroes in the Sky 仮想人生記録
一週間ほど前ですが、"Hiroes in the Sky"最高難易度ミッションである「太平洋の死闘」を
ソロクリアできるようになりましたので、お祝いもかねて?動画をアップすることにしたのですが……


※動画は「ベルカ空軍」HPに配置してあります。

あああ、ちょっとPC周りを掃除したからか、録画した動画のうち右側の音声が切れていて、
左側からしか音が録音されていませんでした^^;

ということで、一旦動画から音声データだけを取り出し、それをステレオからアナログに変換し、
再度動画に音声データを合成させるという作業をしていたら1時間もかかってしまいました……
動画自体が合計30分超であるため、音声データだけでも300M、動画全体では1GB以上でして、
それらを加工するのに時間がかかるのなんの……
普通に音楽編集するだけなら、一曲だいたい数分なのでぱっと終わるんですけどね、こう長い量だと
延々とまたされてしまいますね。

しかも、その後にリネⅡをプレイしようとしたら、来週の大規模アップデート向けなのか、
ソフトのバージョンの更新データダウンロードにも数十分かかってしまい、無駄に時間を消費して
しまいました……結局、狩りも1時間程度しかできずじまいです。

なんか、無駄の多い一日でした……
とりあえず、ちょっと録画機まわりの電通確認をしてから寝るか……

ランダムの話2

2009年04月03日 05時00分23秒 | テレビゲーム
前回に引き続きランダムについて書きたいと思います。

コンピューターにはランダムに物事を決めることはできない、ということを書きました。
しかしこれではテレビゲームとしての面白みにかけてしまうため、ゲーム開発者大まかに分けて、以下のふたつの方法で、プレイヤーから見ればランダムに見えるような細工をします。

方法1:プレーヤーが簡単には解明できないルールを用意する。
方法2:ゲームソフトを作る道具にある、予め用意された暗号を使う。(開発言語のランダム関数を使用する)


どちらも、突き詰めていくとランダムでは決してない原理です。
方法2は今度のネタにするとして、今回は方法1について書いていきます。

方法2ではコンピューターにかかる負荷が比較的高くなってしまうため、テレビゲームでは主に方法1を使用します。
何気なくプレイしていると運不運で決め付けてしまう結果には、実は運などではなく予め決められた結果である、ということです。

例をあげるとキリがありませんので、思いつく有名な何例かを挙げてみました。実際にベネリ本人が確認したものでもあります^^;


例1:PS2版ドラクエ5のスロットマシン
 ドラクエ5のゲーム内にはカジノがあり、そこのスロットマシンでは一回ごとにランダムに絵柄が表示され、特定の並び順になったときに儲かる仕組みとなっています。なんてことはない普通のスロットですね。
ですが実は、スロットの結果はランダムでは全然ありません。

まず第一に、絵柄の表示される順番がすでに決まっています。例えば最初に絵柄の並び順がAというパターンでしたら、次はBパターン、次はCパターンと続いていき、数百回ぐらいでしょうか、そのうちまたAパターンとなって、BCと続いています。
これは、スロットの台によって必ず儲かるか損するかを予め決めておくためだと思われます。ゲーム中の人物がどこどこのスロット台は儲かりやすい」と教えてくれるのですが、その台は必ず儲かるようになっているのでしょう。
そして次にスロット台が一番最初に表示している絵柄ですが、これはゲームデータロード後の経過時間によって決定されています。
ある街でゲームデータをロード後、一定の時間ちょうどにスロット台のところに行くと似たような絵柄となります。
タイミングを合わせると、簡単にスロットの絵柄が揃って儲かります。
 攻略サイトでは実際に設ける詳細の方法が書いてあることが多いですので、運を天に任せて?スロットをするのは馬鹿らしいわけです^^;

例2:ウルティマオンラインのスキル上げ
 ウルティマオンラインというゲームでは、魔法などの能力(スキル)は使うごとに成長していきます。成長するかどうかはそのスキルを使用する毎にランダムに決定され、使い続けることでだんだんと成長していくわけです。
……だと最初は思われていましたが、どこかの勇士?が成長するかどうかのルールを解明しますw

 実は、スキルがあがるかどうかは”スキルを使用した座標”で決定されていることがわかりました。
 例えば、マップの上から100マス、左から200マスで魔法を使った際に魔法スキルが成長したならば、そこから上または下8マスに移動して魔法を使うとほぼ確実にまた成長します。一度成長した位置が分かれば、あとは8マスの移動を繰り返せば簡単に成長するのです。
 なぜ成長するのかの考察を書くと長くなるので省略しますが、サーバー負荷との兼ね合いを考えてあまり複雑な成長ルールにしたくなかったのだと思います。

例3:リネージュⅡのイベントアイテムドロップ
 これは今では使用できませんが、昔はものすごく活用させていただきました……
 オンラインゲームのリネージュⅡでは記念日など特定の期間に、モンスターを倒した際にランダムで特別なアイテム(文字アイテムと呼ぶ)が手に入ることがあります。分かる人には分かると思いますが文字イベントというものです。
 その文字アイテムは何かしらのアルファベットが書いてあり、特定の文字列を揃えると完了というものです。で、そのアイテムは普通にモンスターを倒しているとなかなか手に入らないので、集めるのに苦労するわけです。
まぁ、実際はランダムドロップではないので方法さえ知っていればいとも簡単に揃うのですが……

 文字アイテムがドロップするかどうかは、ランダムではなく何時に倒されたかで決定していました。43.2秒周期というものです。
24時間で2000個のドロップ率と見込んだのでしょうか、何かモンスターを倒して文字アイテムがドロップされた場合、その43.2秒後にモンスターを倒すと必ずまた文字アイテムがドロップされました。誤差は0.5~1秒ぐらいだったと記憶しています。
 やり方としては、まず自分の一回の攻撃がボタンを押して何秒後にダメージを与えられるかを計測しておきます。確か4秒だったと思います。そして適当にモンスターを倒し、文字アイテムがドロップされたタイミングでタイマーをスタートし、モンスターをあと一撃で倒せるという時に、タイマーが40.3秒(周期の43.2から攻撃の3秒を引いたもの)を示すタイミングで攻撃ボタンを押します。
 慣れてくると、たくさんのモンスターを範囲攻撃で同時に倒し、一気に何個も文字アイテムを手に入れ続けていました。

例4:ファイアーエムブレム~聖戦の系譜~の確率
 自分が知っている数あるランダムルールの中でも、ゲーム中のプログラム的にはひときわ飛びぬけたルールです。通称「詰めエムブレム」と呼ばれるもので、開発者は意図しなかったでしょうが、個人的には「詰めエムブレム」は芸術的センスの高い感動の宝庫だと?思います。
もっとも、コンピュータ-技術者という視点で見れば一番コンピューターらしさのあるランダムでもあります。

 ファイアーエムブレムはシミュレーションRPGで、攻撃の命中率やキャラクターの成長度合いなど、数あるゲームジャンルの中でもひときわ確率が重要視されるゲームです。
そんなゲームのひとつであるファイアーエムブレム~聖戦の系譜~の確率結果計算は、実は最初からすべてはっきり決められているのです。もはやランダムのラの字もありませんwww
 ようするに、ランダム要素を使用する場面が最初に出てきたときは20%以上なら成功するとか、三回目なら70%以上で、一万回目なら10%以上で成功する、という感じにすべて決まっています。乱数表ってやつですね。
 ちょっと文章では分かりにくいかも知れませんが、ようは同じ操作をすれば必ず同じ結果となるわけで、例えば命中率が50%と90%のふたつの武器があったとして、50%の武器を実際に使用して命中しなかった場合、リセットしてゲームデータをロードし、再度50%の武器を使用しても絶対に命中しないわけです。
命中させるためには90%の武器を試してみるか、一度別のことをしてランダム計算の
順番を書き換える必要があります。

 このランダムルール(同じ操作をすれば同じ結果となる)を利用することで、完全無欠の操作手順・クリア方法が確立されました。
それが「詰めエムブレム」です。
 「詰めエムブレム」で一番有名なのは、攻略本にオマケとして書いてある、通常クリア用の詰めエムブレムですが、ネット上では主人公キャラだけを使ってクリアする詰めエムブレムや、パンピーのみの平民オンリープレイだとか、ものすごい天才策士さんたちがいることにびっくりです。


 上記以外にもいろいろたくさんありますので、やりこみたいゲームなどがあれば、ランダムそうに見える部分を自分の手で解明してみてはどうでしょうか?
 特にコンピューターへの負荷やゲームバランスには注意を払うネットゲームではこのようなランダムルールを用いていることが多いですので、頭をひねりながら探してみては? と思います。