Made in CHINA by JAPAN-日本唯一の中国女性人材育成コーチ&トレーナーのブログ

中国でのコミュニケーション研修と日本でのマーケティングコーチの展開を綴る。手帳術セミナーもやってます。

余華作『兄弟』が日本で舞台化。

2014-11-29 09:30:22 | Weblog
27日、演劇を観てきました。
あの中国のベストセラー作家・余華作『兄弟』です。
千秋楽公演に滑り込みセーフでした。



作者の余華さんとは、泉京鹿さんが『兄弟』日本語版を出版した際の
お祝いの会でご一緒したことがあり、
私個人にもご縁のある作品です。

しかし、上下巻合わせると1030ページという膨大な長編小説のため、
これをどう舞台にするの?と思っていましたが、
これがものの見事に一定の時間内にテンポよく、
理不尽の上に成り立つ近代~現代の中国の空気感が描かれていました。
脚本と演出を担当された松本祐子さんの手腕に脱帽です。

そして、幕が開いたばかりは不思議な印象を受けたキャスティングが、
途中から私の中で、完全な宋剛と李光になっていました。
これも驚きでした。

多分この作品を中国で上演するのは相当困難と思われ、
中国人でなく、日本人が初演するというその不思議さもまた、
心の中の印象を強くした気がします。

『兄弟』という作品の奥深さと緻密さを再発見です。
しばらくぶりに読んでみたくなりました。

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