Made in CHINA by JAPAN-日本唯一の中国女性人材育成コーチ&トレーナーのブログ

中国でのコミュニケーション研修と日本でのマーケティングコーチの展開を綴る。手帳術セミナーもやってます。

今年を振り返って

2005-12-31 17:10:11 | お知らせ
今年も残すところ、あと数時間になりました。
中国は、春節(=旧正月。今年は1月29日が初一)を
新年と見なしているので、
日本ほど1月1日というのは重視していません。
元旦の明日と明後日はお休みにする企業が多いものの、
大晦日の感覚はあまりなく、
普通に出勤して仕事をしている人がほとんどで、
スーパーが買い物客でごったがえすという光景はまったくありません。

が、しかし、ワタクシ日本人ですので、
年末だという意識が働くと、
おのずと頭があわただしいモードに入ってしまい、
朝から掃除したり、ゴミを出したり、買出しに行ったりと、
日本にいるときと同じように、
新年を迎える準備に入ってしまいます。

なので、月並みですが、
このブログでも2005年を振り返ってみます。

年明け、留学生向けの面接トレーニングの企画から始まった私の仕事は、
企業と社会人向けの、表現力トレーニングとビジネスマナー研修へと
方向を転換しました。
その間に、北京のフリーペーパー「トコトコ・留学生版」で
「北京就職指南書~面接までのカウントダウン」の連載を始めたり、
日本の中国語学習雑誌「中国語ジャーナル」や
北京の情報誌「SUPER CITY BEIJNG」が取材してくださったり、
または中国日本商会の分科会で講演の場を提供していただいたり、
日本では体験できないような、非常に貴重な経験をさせていただきました。
また現在のクライアントとの出会いも、
そうした機会から生まれたもので、
人から人に情報が伝わって、新しい仕事と関係が生まれるを
身をもって実感した一年でした。

このブログも10月から開始しました。
「北京就職指南書」や仕事に関する情報を提供できないかというのがきっかけで、
来年も活動の報告や、企業研修での出来事・感じたことなど、
中国でのコーチング・トレーニングの情報を提供していけたらと考えています。
ちょっと更新を怠り気味なのが反省点ですが、地道に続けて参りますので、
どうぞよろしくお願いいたします。

では、よいお年を!!


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100円ショップで買える、中国人が喜びそうなもの?

2005-12-28 18:40:43 | 活動報告
すっかり更新が滞っていました。失礼しています。

ちょっとここでみなさんにご相談。

次回の研修で、名刺交換クイズ・チャンピオンは誰だ!?
というのをやってみようと思います。
この際、中国人が賞品としてもらってうれしい、
かつまた日本の100円ショップあたりで購入できるモノってなんでしょう?

今、思いついたのが、インスタント味噌汁とか、日本のお菓子とか。

できれば性別を問わず、喜ばれるモノがいいのですが。



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”無難”こそ最大の敵

2005-12-21 12:39:00 | 留学生トコトコ連載「北京就職指南書」
留学生トコトコ」の広告欄を見ても一目瞭然。
北京でも毎週のように就職関連イベントが行われていますね。
そして季節はもう12月。
今学期で帰国を予定されている方も
そろそろ帰国後の就職活動のための心の準備を始めなくちゃ…という
危機感が芽生え始めていることでしょう。
日本に帰ってしまったら、すぐに周囲と一緒に走り出さなければなりません。
ただし、既にスタートを切っている日本組のペースで走り出すためには、
北京にいるうちからの助走が必要。
ではその助走期間に何ができるか、今回一緒に考えてみましょう。

履歴書にしろ面接にしろ、必ず聞かれる質問というのがあります。
「志望動機」「自己PR」「学生時代に得たもの・打ち込んだもの」。
以上3つは避けては通れない就職活動での3大質問。
さら北京に留学した限りは「どうして中国留学なのか?」
尋ねられる覚悟をしておかなくては。
最低この程度はしっかり話せる内容を準備するのが常識でしょう。
しかし、これらの回答を、
履歴書の行数や面接の時間を埋めるには?
もしくは差し障りなくやり過ごすには?
という発想からスタートさせていないでしょうか?

例えば「学生(留学)生活で得たもの」の回答。
こんなのがありがちですね。

「様々な外国の留学生との交流を通し、
世界のいろいろな価値観を学ぶと同時に、
中国の社会で異文化に適応する能力を身に着けました」。

そうですね、ごもっともです。
でも、中国に留学して、誰とも交流せずに適応もできなかったなんて話は
誰がするでしょう?
ほとんどの留学経験者がこの答えに該当しないでしょうか。
そうではなくて。
人事担当者が知りたいのは、どんな経験からどのような心の変化を経て、
どう成長した他人と違う自分がいるのかということ。
そして他のエントリー者とどこが違うのかということ。
一人一人に留学の物語があり、それぞれの瞳に映る中国像があるはずです。
強調しなければならないのはまさにソコ。
それさえも自分で把握できていなかったとしたら、
残念ながら履歴書の段階で、「サヨナラ」です。

この関門を潜り抜けるためには、
具体的な事例をピックアップしておかなくてはなりませんよね。
日記でもよし、ブログでもよし。
メールの送信記録の中からもそのヒントがあるでしょう。
それらを参考に、できるたけたくさんの出来事の記憶をたぐって、
そのときあなたがどんな価値観で行動したのかを書き出してみましょう。
例えそれがかっこ悪い失敗談だったとしても構いません。
人事担当者が知りたいのは、そうしたあなたの人間くさい部分です。
その人間性から、
会社という組織のチームメイトになれるかを判断するのですから。

なにしろ送られてくる履歴書は大手では千単位。
行数を埋めるとか無難にとかいう発想では、
あなた自身が自分を履歴書の山の中に埋もれさせることになりかねません。
せっかく充実した留学生活を送ったのですから、
それを生き生きと相手に伝える素材を集めましょう。
素材は必ずあるはずです。
それを見つける作業をあなたが怠らないかどうかだけです。


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サーバーの点検のためご迷惑おかけしております。

2005-12-20 15:56:42 | お知らせ
ONSパブリックスピーキング事務局のHPが、
サーバーの点検のため、先週末から見られなくなっています。
ご迷惑おかけしています。

回復までもう少々、お待ちくださるよう、お願いいたします。

来客応対と名刺交換の研修

2005-12-17 00:24:22 | 活動報告
今週の土曜日も秦皇島の日系企業での研修が続いています。
今回のテーマは、来客応対と名刺交換

おじぎは腰から曲げます。
意外とこれが中国人のみなさんにはむずかしい。



名刺交換。
単に渡すというよりも、そこでお互いの呼吸を合わせて気持ちを交換するつもりで。
し慣れないと、なかなか様にならないですね。



基本的なことですが、じっくりやると案外疲れます。

それにしても。その晩出遭った日本人の方と名刺交換をしたら、
渡したばかりの私の名刺に、
目の前で日付を書き込まれてしまいました。

あららら…。
実はあまり歓迎されない行為なので、真似しないでおきましょうね。


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敬語ゲーム

2005-12-15 12:15:33 | 日本語で話す
尊敬語を“お客様語”と呼び、謙譲語を“わたくし語”と呼ぶ。
つまりこれはどういうことなのでしょうか?

敬語の人間関係を考えたとき、
尊敬語を使うべき人のグループと、謙譲語を使うべき人のグループに分かれます。
そして、それぞれのグループの代表格は、「お客様」「わたくし」。
なので、動詞だけ覚えてそれを尊敬語と謙譲語と区別するのではなく、
それぞれを覚える段階で既に、主語と動詞をくっつけて覚えてしまうのです。

例えば、「お客様が召し上がる」「お客様がお見えになる」、
「わたくしがいただく」「わたくしが参る」というように。
全部これで覚えてしまうと、
主語を発した時点で次に続く動詞がどっちなのかで迷うことはなくなります。
だから“お客様語”と“わたくし語”というわけです。

そこで、こんなゲームをして楽しんでみます。手順は以下のとおり。
黒板上にランダムにお客様語とわたくし語を書き出します。
そのあとトップバッターが、大きな声でそのうちの一つの動詞を読み上げ、
次の人を指名します。
指名された人はその動詞にお客様かわたくしをくっつけて読み、
もしそれが正解だったら、別の動詞を黒板の文字から選び出し、
さらに次の人を指名するのです。
それを何回も繰り返し、一番間違えた人が敗者、
となるゲームです。

このゲームは一回やり方を覚えるとどこででもできます。
仕事の合間、突然部下に振って、あたふたさせることもできます(笑)。
仕事に関わることも、堅く考えず、楽しみながら身につくといいですよね。



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北京の情報誌「SUPER CITY」に記事が掲載

2005-12-14 18:51:29 | お知らせ


“この人に注目”のコーナーでご紹介いただきました。
北京市内のホテル、日本料理店や外国人が多く住む公寓などに置いてあります。

それと同時に、日本人の方を対象にした、
「伝達スキルをアップさせる話し言葉トレーニングコース」を開講します。

日時:1月10日(火)17日(火)24日(火)26日(木)全4回
   19:00~
場所:北京市・現代城ONSオフィス
人数:7人まで
費用:1,000RMB(4回分)


詳しくはHPをご覧下さい。http://www.ons.net.cn/pspeaking/
お問い合わせ:jp@ons.net.cn


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敬語を使うと混乱する理由

2005-12-13 16:58:07 | 日本語で話す
敬語。
普通に生活をする上でなかったとしても特に大きな問題はないのかもしれません。
ところが日本語を使ってビジネスしようと思ったとたん、
それは回避困難な課題に変身します。

この使い方によって、聞き手は、話し手のキャリアや仕事相手、
状況判断能力を判断するわけですから、
相手との信頼関係を築くにも、駆け引きをするにも、
必要不可欠な道具であることはまちがいありません。
でも、いざ使おうとなると、中国人どころか日本人でさえも頭が大混乱。
結果、話している方まで、「今自分が言ったのは何語?」
…なんて思うことがままありますね(笑)。
特によく混乱するのが、尊敬語と謙譲語の違い。
目上の人に向かって「いただいて下さい」なんてお茶を勧めちゃって、
平気な顔をしている方もいます。

この原因が何かというと、一つは敬語の区別が理解できていないから。
そしてもう一つは尊敬語・謙譲語いう名前をつけて区別して覚えようとするから。
そもそも「今話している人は年上だから、
その人の行為は尊敬語にしないといけなくて、
だからこの動詞の尊敬語は…」なんて発想で会話していたら、
テンポに乗り切れないで話が終わってしまいますよね。

なので、私は別の呼び方で区別するようにアドバイスしています。
それは「お客様語」(=尊敬語)「わたくし語」(=謙譲語)。



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上海での日本人の給与が下落傾向に

2005-12-12 00:43:40 | 中国で働く
今回も人材紹介業の方との会話から。

上海で、現地採用の日本人の給与が徐々に下がり始めているとのことです。
確かに、上海では現在でも
日本人が仕事を見つけるのはそれほど難しくはないようなのですが、
誰でもある程度の給与水準の雇用してもらえるとは
限らなくなってきたとのお話です。

理由の一つは、一定数の必要とされる求人の枠が既に埋まり、
求人の種類が、経験や高い能力を必要とするものと、
比較的経験値などの条件が厳しくないものに分かれ始めたこと。
そして、上海で仕事に就きたいと考える人の多くが
後者に該当するようになってきたこと。

そうなると、市場の原理として、
給与水準の底辺が徐々に下に向かわざるを得なくなってきて、
給与額が北京と変わらなくなってきたということのようです。
その一方で、上海から車で1時間ほどの場所での給与は、
人手不足から、上昇傾向にあります。

チャイナドリームを夢見て、多くの日本人が中国大陸へとやってきます。
しかし、誰もが発展する中国経済の恩恵にあずかれるほど甘くはないはず。
そこは必ず競争が待っています。
「下流社会」に描かれた日本のように、
ここ中国でも両極化が進んでいく可能性は十分にあります。




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彼氏についてやって来た女性のみなさん

2005-12-05 13:34:24 | 中国で働く
人材紹介業の方や、人事担当の方とお話ししていたときの話題。

日本人も中国人もこんな女性が面接に来ることが増えているそうです。
「北京に来たきかっけは何ですか?」の質問に、
「彼が北京に転勤になったので、一緒にこっちに来ました」と答える方。

この答えだけで即不採用にするつもりはないとのことですが、
こうした方たちには、さらに突っ込んでこう聞いてみます。
「じゃあ、彼がまた転勤になったら、あなたもいなくなるわけですね?」
もしくは、
「では仮に、このあと彼と別れたとしたらどうしますか?
北京に残るつもりはあるんですか?」
そうなると、多くの方がしどろもどろになってしまうということです。

ただ彼について来てだらだらしているよりは、
働いてちょっとでもお金を稼ぎたい気持ちは理解できるのですが、
なんだかついでに仕事を探して、
都合が悪くなったら辞めると取られかねなく、
採用する側にも相当勇気が要ります。

仮に北京に来た理由が周囲の状況によってであったとしても、
この土地に来たのは自分の意志だし、働くのも自分の意志なわけですから、
主体的に働く姿勢を見せてもらいたいのが正直なところです。


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