教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

ジョブズのこと

2011-10-08 00:12:11 | 科学
スティーブ・ジョブズ氏が亡くなったと聞いた。

何年か前までは熱血野郎だったのに昨今は生気が衰えた感じはしていた。
最近になって急にジジイ化が進んでいたので体調悪いのが見てわかるほどだった。
だが退社してこんな急に亡くなるとは思わんかった。



わたしはアップルの信者ではない。
ジョブズ氏の信者でもない。

でも名前は昔から知っていた。

アップルを追い出された創業者がNeXTとかいうなんかよくわからんOSを作っている会社を経営してて、そいつがまたアップルに買収される形で重役に戻ったんだとか。
そのジョブズってぇヤツはマック信者にとって神に等しい存在なんだってさ。
だから一部では話題になっているらしいよ。
・・・当時そう聞いていた。

マックは使ったことないけど、見た目はMS-DOSに比べてすごく先進的ではあるけど、なんかすごく重たそうなOSだよね。
しかもめっちゃ高いし。
シャープのX68000と同じモトローラのCPUだし、X68000に通じるマニア好みな良い雰囲気は感じるけどさ。
・・・当時そう見ていた。

わたしはアップルに憧れたことはない。
ジョブズ氏に憧れたこともない。

しかし。
アップルに憧れジョブズ氏に憧れたマック信者と呼ばれる人たちが、嬉々としてマックについて語るその姿には少し憧れた。

彼らには信じるものがある。
彼らにはマック以外の全てを排除して生きる信念がある。

いま日本に住むほとんどの者が持ち合わせていない魂がそこにある。
わたしはそこに少し憧れた。

はたから見ればそれは、単にウインテル嫌いなだけの偏屈野郎でもあったし、
負け犬根性に見える仕草もそこにあったし、
率先して人に嫌われるような排他的言動を好んで使っていた変人たちでもあった。
(あくまでも当時のマック信者が)

でも、それでもいいじゃないか。
当人たちはあんなにも楽しそうなのだから。

そしてその信仰のよりどころとなった者こそがジョブズ氏だったのだ。



アップルを時価総額世界一位に導いた功績。
巨人マイクロソフトに唯一対抗してみせた実績。
人はそう称える。

だが氏の真の功績は、恐らくそこにはないのではなかろうか。