教団「二次元愛」

リアルワールドに見切りをつけ、二次元に生きる男の生き様 (ニコニコでは「てとろでP」)

悪魔よばわりもイロイロ

2010-08-22 00:00:29 | 経済/経済/社会
恐らくいつの世にもという事になると思うが、悪魔よばわりされる職種の人たちは必ずいる。

20年以上前の冷戦の時代。
その頃は武器製造業者やら武器商社やらが、悪魔だとか、死の商人だとか、そんな感じに言われていた。

これは議論の余地があるかもしれないが、そもそも武器が単独で悪いというような事はありはしない。
武器は自分の身を守るモノである。

もし日本に自衛隊がなかったとしたら、北朝鮮は当然のこととして韓国も日本へ攻めてくるのは間違いない。
韓国が日本へ武力行使しないのは自衛隊のほうが強いからであって、韓国が戦争しないだけの良心と自制心を持っているからでは断じてない。
だから武器は必要であって、武器が単独で悪いというのはおかしな話なのだ。



では、最近はどうか。

最近はイラクとアフガンが泥沼なままなこともあり、アメリカでさえ厭戦ムードが漂っている。
それより経済が大混乱になっているからそれどころではない。

では、その経済が大混乱になったのは誰のせいなのか。

そりゃーもちろん、ワケのわからない金融工学を駆使してワケのわからない金融商品を作り出しているヤツらが犯人であり、ヤツらは人の不幸でボロ儲けする悪魔の手先である。

・・・という論調だ。

たしかに金融工学は駆使されている。
しかしこれは単なる技術の進歩である。

では、ワケのわからないとはどういう事か。
それは自分が不勉強なだけで理解できないだけのことだ。



> デュアルカレンシー債 高すぎるわw
http://blog.goo.ne.jp/beamtetrode350b/d/20100815



ちょいと前に↑こんな感じでボッタクリ金融商品を紹介した。

これは言い方をかえてみると債権と為替デリバティブの抱き合わせ商品である。
そこいらにいるふつうの個人で、これが割高なのか割安なのかを見抜けるほど理解力があるヤツなどそうそういるとも思えない。
そういうヤツらにとっては「ワケのわからない金融工学を駆使してワケのわからない金融商品を作り出している」というのは実感としては恐らく正しいに違いあるまい。
大損こいたあとに「悪魔の手先」呼ばわりしたくなるのも頷ける。

しかしどうだろう。
自分が理解できないような金融商品を買うヤツはどうなのか?

そんなもの買うほうがバカだろうに・・・。