ちょっと待って!

見たこと聞いたこと、すんなり納得できません。あ、それ、ちょっと待って。ヘンじゃありません?  ヘンです。

ここだけのはなしです

2020-09-28 21:59:00 | ニュース
 祖父の代に官許を得て、一子相伝の家伝薬製造販売をしていました。
 祖父は関東大震災の翌年、宮内庁へ寄贈するため連日連夜一人で一トントラック山盛の薬を造り、過労で倒れ、急死しました。
自分が造った薬を飲む時間も心の余裕も無かったようです。薬の原料屋と、綿花、油紙、包帯などを扱う店に多大の借金が残りま
した。販売上手の祖母は、掛け売り店の人達に集まってもらって、「お支払い期限に余裕をください。私が必ずお返し致します」と
言いますと、「姐さんが約束してくれはるのなら、無利子無期限で待ちまひょ」と全員があっさり引き揚げたそうです。
 薬屋は19歳の父が家督相続し、祖母は、まだ3歳の末っ子を連れて、全国の神社の縁日を回り、得意の啖呵売(口上と実演で売る
こと)でクスリを売りました。祖母が商売をしたあと、必ず2人3人の売り子志望者が出て、借金は1年足らずで完済しました。
 昭和の初めには全国に特約店が176軒あり、父は薬を製造して、特約店と売り子の注文に応じて地方へ発送するだけでした。
 私の家では、怪我、火傷、皮膚病、婦人病の薬でしたが、九州の黒田は目薬として売り財を成した薬で、元来は免疫力をアップし
て身体に不必要なものを排除して病気を無くすので、いろんな病気に使えることがわかりました。
 昭和20年の大阪大空襲で家も店舗も焼け、原料の入手も困難で、薬は造れませんでした。食べ物もあまり無い21年の3月、父は脳
出血で亡くなりました。家督相続する者がいないので、家伝薬はこのあと28年間、眠っていました。
 戦後ペニシリンが日本へ来た時、「結核日本はなくなる」とみんな喜んだものでした。でも、21世紀の今も結核でなくなる人は
あります。この薬は、結核の4期でも入院不要で短期完治です。リュウマチは、発症してすぐに使うと、病院で血液検査をして貰って
いる間に消えます。梅毒は、2か月ぐらいです。普通の風邪なら24時間です。この2月、私もコロナを拾って来て、2日で治めました。
 危険かどうかまだはっきりしないワクチンが、大勢の人に使われるのが年内か来春かということです。

 「ワクチンを使って死ぬ人が増えるでしょう」と、池上先生がテレビで話しておられました。