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あすなろ経絡指圧療院 鳳本通商店街

指圧とわかりやすい東洋医学の話

恋をしていないのに、涙が出るのは・なぜ?

2012-06-29 15:01:19 | Weblog
最新の東洋医学の話題も含めたあすなろニュースレター
本日発行しました。

今回は福・福寄席次回8月25日(土)に
ご出演いただく若手落語家お二人の
プロフィールなどを考えていましたが
若手の皆さんでもあり、またチケットもまだ発売されておりませんので
このたびのニュースレターではお二人の師匠をご紹介しています。
あすなろのドアポケットからご自由にお取りください。

{明日のために今日経絡指圧}


アクセスはおなかいっぱい~
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諸君オッス!
人気ブロガーは ほんまにつらいのうの-
:【だいすぎはまたまた8月にお仕事が入りました。音楽の・・】



   ≪東洋哲学と医学から見た人間≫


「鍼灸や指圧」の話に入ってますが
“辨証と治療”というお話です。


   8. 違った視点で病気を診る

東洋医学の診察法から診断、治療に至るまでの
現代医学的発想にはまったくない
独特なプロセスを辿る辨証論治(べんしょうろんじ)のお話です。
“気血水辨証(気血津液辨証”の中の
『津液辨証(しんえきべんしょう)』に入っています。

実は東洋医学の五臓に関する病理考察は大変よくまとめられています。
これらを知っているのと知っていないのとでは、えらい違いですし
治療家としての当然の見識です。
問診などでも勿論差が出ます。

その一つの病理に「五液」というのがあります。
五臓のどれかが弱ったために特定の津駅があふれ出てしまうということです。
ちなみに、このブログでもよく出てくる「虚実」という概念。
簡単に一言で言いますと
東洋医学では「入るものを実。
出るものを虚である。」と考えていますので
それぞれ特定の津駅が流れ出てくるという理由も
病の虚(弱り)ということになります。

では一つづつ書いてみますと以下のようになります。
肝が悪くなりますと涙が出過ぎます。
心が悪くなりますと特に汗が出やすくなります。
脾(お腹)が悪くなりますと涎が。
肺では鼻汁となっていますし
腎では唾の障害です。

ご年配の方ですと逆に唾が出にくくなることがありますよ。
これは腎の陰虚といわれるものですが
体の水分が逆に枯れてくる現象です。

汗かきの方は特に心臓に注意しましょうということになりますし
肺が弱い人は常に鼻をぐじゅぐじゅさせてますよね。
それに鼻声だったりしますし。
花粉症だったり、アトピーなどがあったりもしますよね。

眼が弱い方。よく涙が出やすい方は
ちょっと肝の状態をチェックしておきましょうということです。

このように津液の種類、出る場所から
五臓の状態を類推することもできるわけです。
現代医学にはない五臓における病理カテゴリーの一つの見方です。

こんなのは中国医学古典にはたくさんありますし
それも実にきれいにまとめられています。
本当に感心しまっせ。

東洋医学に興味をお持ちのドクターでしたら
こういうところからまず研究していただければ面白いのではと思いますね。
よくできてます。

【次回へと続きます】


あすなろ経絡指圧~電話:072-271-6551。
〒593-8324
大阪府堺市西区鳳(おおとり)東町1丁52


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