忘れ人の独り言

明治生まれの両親がさりげなく生きていた姿が今,私に語りかけてくる。

太陽光発電とムハマド・ユヌス氏

2012-05-20 | 生き方を学ぶ

宮城県石巻市の尾崎とその周辺地域にはまだ電気も水道も復旧していないという。1年2ケ月もたつというのにまだこんな所があったのかと今更ながらの驚きと共に自分が恥ずかしくなった。

ここの地域の造船所に太陽光発電を設置しこの発電機で船をつり上げるクレーンが2台動かせるそうだ。設置に取り組んだ自然エネルギーの普及をすすめる26の団体や中小企業が協力されたという。

又、昨日のテレビではパングラデシュで京セラの太陽光発電が次々取り付けられている様子が写っていた。

この国の年収5万円に匹敵するこの太陽光発電がどうして設置されていくのだろうか?。

子供たちに明るい光の下で勉強させたいという母親の願いとそれに応えようとするムハマド・ユヌス氏が立ち上げたグラミン銀行の存在があったと伝えていた。

以前 ムハマド・ユヌス氏の本を読んだが貧しい人達に(主に女性を対象)無担保で少額の資金を貸し出すマイクロ・クレジットの創始者で、唯 お金を寄付すると言うだけではその人たちを芯から援助することにつながらないと考え、生活の基盤を作っていくことを応援する意味で小口融資の貸出をされるようになったとある。

多くの人たちがこれによって生き生きと生活できるようになったという。

ユヌス氏は2006年ノーベル平和賞も受賞された。世の中素晴らしい人も沢山おられるのですね。

同時に個人だけではなく多くの人たちの善意もやっぱり大きな力になるのですね。

「エコチャンブログ」という所にユヌス氏のことが載っていました。以下 ↓

      http://www.nhk.or.jp/ecochan-blog/400/90142.html

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沖縄のこと

2012-05-16 | 世の中のこと

昨日15日は沖縄がアメリカの占領支配から本土復帰して40年を迎えた日でした。しかし本土復帰したとはいえ未だに全国の74%が集中する米軍基地が存在している沖縄です。

新聞の記事を読んでいてこんなひどいことをして強制的に自分たちの土地や家を取られていったのかと思うと何とも言いようのない悲しさと怒りを感じた。

でもこの沖縄の歴史を見ると1610年には薩摩藩が間接的に支配していたことや、それ以前には中国の(明・清)の王朝に従属していたことなど。そして明治12年に日本の一県として廃藩置県を断行し、琉球王国だったこの国を当時の薩摩藩が軍隊と警察を派遣し琉球藩の廃止を宣言したなどの歴史の流れの中で見てみると何故か複雑な思いがした。

というのも昨年だったかテレビで「テンペスト」というドラマを見て沖縄の歴史のほんの少しがわかり興味を持ったからだ。

 

 

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人生はすべてレンタル

2012-05-12 | 生き方を学ぶ

このところずっとスリランカ初期仏教長老のアルボムッレ・スマナサーラさんの書かれた本ばかり何冊かを読んでいる。

これまで読んできたどの仏教書よりもわかりやすく心にストンと落ちてくる。

読んでいるだけではだめで実践はずっと難しいけれど、最近は抜き書きをしだした。そうすると何度でもその部分を読んで反芻しいつかは脳にインプットされて少しは体に残るかななどと思ったからだ。

抜き書きした部分を書いてみると

≪生命は楽しみたい、幸福になりたいと思っています。それは「生きることは本来苦である」という証拠です。≫

「嫌だ気に入らない」という弱い怒りの感情であっても「猛毒だ」「ウイルスだ」と思うべきです。怒りは他人を破壊する前に自分自身を破壊し始めます。≫

≪ものに依存して刺激を感じたいと思う人の心は成長しません。無知は破れません。「欲」に束縛されることは生きることに束縛されることです。生きることは「苦」なので「苦」に束縛されることです・

≪ 「無常の見方」を万能薬にして因縁を理解して自我は幻覚であるとはっきり知った人は一切を「捨て去らねば」と覚悟します。私たちはすべてを捨てて死を迎えなくてはいけないのです。

人生はすべてレンタルなのです。何一つ「自分のもの」にはならないのです。自分から必ず離れていくのです。そしてその自分さえ最後に捨てて離れていかなくてはならないのです。≫

≪人間にはいろいろな精神的な悩みがあります。悩みには膨大なバリエーションがあるようですが、仏教からみればたった二つです。欲と怒り それだけです。この二つを減らしていくこと それだけですべての問題が解決します。≫

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薬膳料理

2012-05-09 | 日々の業

3月に知人の息子さんが睡眠中 突然の心臓麻痺で亡くなられ知人は見る影もなく衰弱されて仲間たちはどう声をかけていいのか唯、彼女の体が心配でたまらなかった。

亡くなられた息子さんはまだ32歳という若さで子供も二人おられる。

私の時も同じだったが突然の死というのは本当に家族にとって無情すぎる。大震災でもこのような無情の死に直面された方が大勢おられた。

昨日はそんな彼女を励ます意味もあり、おまいりを済ませてからみなで近くの薬膳料理を食べに出かけた。

瀬田川のきれいな景色が眺められて結構沢山の女性客が来られていた。

  

私達の食べたのはゆばクリームと白霊茸のあんかけ蒸し大豆ごはん(写真上)で他に体に良いと言われる?

小鉢に入ったもの二品、梅干し、クコの実のゼリー、紅酢ドリンクでした。

お料理を食べ終えた知人は「大丈夫 もう元気だよ」と言っておられたが、息子を亡くした母親の気持ちが今は亡き、義母の心と重なって見えた。

      http://www.e510.jp/yakuzenkan/   薬膳館

      http://www.gaido.jp/lunch/detail.php?ID=100   中国茶房  「喫茶去」

 

 

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