前回の続きで、ムスタフィのファーストインタヴューを要約します。
-シュコドラン、いろいろな事があったけど、ついに君をアーセナルに迎え入れることができた。契約を交わした感想は?
「時間がかかったけどここに来られて嬉しい。また前に足を踏み出せた。このクラブに加入するということはそういう意味を持っている。ここで素晴らしい時間を過ごせたらと思っている」
-ヴェンゲルとは既に話をしただろうけど、彼が君をどのように説得したの?
「アーセナルのようなクラブに興味を持たれるということは特別なんだ。アーセナルの関係者が私をここに連れてくるために頑張ってくれていた。簡単なものではなかったはずだけど、熱意が伝わったよ」
-契約に関してメディアから様々な憶測が飛び交っていた。ファンがあなたの加入を待ち望んでいたことは気付いていた?
「そうだね。たくさんの写真がSNS上に出回っていたのを見たよ。おかしなものもいくつかあったね。 フットボールを観戦する人たちにとって新加入する選手を待つことは時として簡単ではないことがある。移籍するとなるといろいろと考えなければならないこともあるんだ。良いスタートをきるためには全てが揃わないとね。時間をかけて最高の環境となるよう努めた。それが事の成り行きだよ」
-ファンの中には君についてそれほどよく知らない人もいるかもしれない。君のプレースタイルを教えて
「これまで異なるいくつかの国でプレーした。まだ24歳だけどイタリア、ドイツ、イングランドでもプレーしたね。そしてスペインだ。それぞれの国のスタイルに合わせてきたんだ。アグレッシブな選手ということだけは主張できるかな。全てを吸収してきた。イングランドでも学んだ。イタリアでは戦術的な側面、試合の流れを読むことを学んだ。ボールを持つことも得意だ」
-エバートンでは何を学べた?
「イングランドに来たときは若すぎた。まだ17歳で、異なる国、言語、文化、それからフットボールのスタイルに適応するのは簡単ではなかったよ。少年から男になるための過程だったんだ。言い訳無用のフットボールスタイルは私を成長させた」
-君のルーツを探りたいんだけど、どのような生い立ちだったのかな?フットボール狂だった?
「両親が私を語る時はいつも手のかからない幼少期だったと言うよ。なにせボールとスペースさえあれば友達とそれで遊んでいたからね。常にフットボールをプレーすることだけ考えていた。観戦もしなかったし、グッズを買うこともない。ただプレーしていたんだ。それが一番楽しかった。ほとんどの時間、友達と外でボールを蹴っていたね」
-そんな少年時代だけど、君が若い時に夢見た選手はいた?
「何人かのプレーを見るのは好きだったね。ジダンはその内の1人だ。ロナウジーニョもそう。ベッカムもその1人だ。好きな選手は何人かいたな」
-アーセナルと契約できて、何に一番興奮している?
「チームを変えるときは前進しようとする時だ。アーセナルはビッグクラブで、素晴らしい選手達と監督がいる。だからここに来られたことはステップアップなんだ。私にとって最も重要なのは何かを変えるときは、何を学べるか、そして成長に繋がるかなんだよ。このクラブは私を成長させてくれると思っている」
ムスタフィは24歳にもかかわらず4大リーグ全てでプレー経験があるというジャーニーマンです。サンプ在籍時には3バックやライトバックでプレーしていたそうで、幅広いエリアをあバーしてくれそう。コシェルニー、メルテザッカー、ムスタフィ、ガブリエウ、ホールディング、チャンバースと、バランスの良い年齢層となりました。バックは今後数年安泰ですかね。
しかし非常に良い補強が出来ましたね。
CFWに必要以上に資金を投入しなくて済んだおかげで、ムスタフィに上乗せして獲得できましたから。
ペレスでCFWにスピードを。
ジャカ、ムスタフィ、ホールディングでDMF&CBのセンターラインにたくましさがプラスされました。
探せば良い人材はいるということですね。ムスタフィはどうしても欲しかったようで、アーセナルにしては気前が良かったなと。
まぁ若いですし、ドイツ国籍ですし、お金をかける価値はあったのではないでしょうか。噂に上がったどんな選手よりもベターだと思います。ケガだけはしないようにしてほしいですね。