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開幕2連勝はなんと10年ぶりだそうです。先制して追いつかれたものの、主導権は渡しませんでした。新加入の選手も活躍しましたし、収穫の多い試合でしたね。
【出場選手寸評】
レノ
今シーズン初めての失点をしてしまいましたが、終始安定したパフォーマンス。頼りになります。
メイトランド=ナイルズ
彼がオーバーラップしてポジションを空けた時に、カウンターでそのスペースを突かれることが比較的多いです。それからCBが左に連れ出された際、中央にスライドしてもウイングがカバーしていないことが多々見受けられます。これから強豪チームと戦う時は、間違いなくそこを狙われるでしょうから、早急に改善してほしいですね。メイトランド=ナイルズの問題というより、チームの問題ですが。
ソクラティス
対人プレーは強いのですが、連動して守るのはやや苦手な印象です。左のCBのほうが安定しているような印象。
ルイス
ロングフィードはほとんど通りませんでした。ソクラティスとの相性はあまりよくなさそう。チェンバースとのコンビを試してほしいですね。
モンレアル
攻め上がった時に左足を封じられると何もできないです。ただ、彼は33歳で、フルタイム出場しても運動量は落ちません。これは驚異的なことだと思います。
グェンドゥージ
エメリはかなりお気に入りのようですが、帯に短し襷に長しです。技術やアイデアならウィロック、フィジカル、正確なフィードならジャカ、運動量と守備能力ならトレイラと、彼らを上回るような特徴がないです。足を引っ張ってはいませんが、絶対的な存在でもないです。
ウィロック
ピッチ上で一番のベテランに見えました。冷静かつ大胆。周りもよく見えています。個人的に今一番ホットな選手。
セバージョス
開幕戦を見る限りまだ時間がかかりそうと思いましたが、何年もチームに在籍しているような存在感でした。考えてみれば、良いときのアーセナルにはいつも優秀なスペイン人選手がいました。一年いてくれれば若手も成長するし、それで十分と思っていましたが、今は買い取りオプションが無いことが痛恨です。
ネルソン
悪い意味で若さが出てしまいました。やや空回り気味でしたね。失点の場面は彼のセレクションが悪く、見事に誘いこまれました。
オーバメヤン
開幕戦に引き続き大仕事をしてくれました。最初の半歩がとにかく速い。シュートも強烈です。
ラカゼット
本調子ではありませんでしたが、強靭なフィジカルを活かして先制点を記録。後方に下げるかなと、誰もが思った瞬間反転してシュート。予想を上回る凄いプレーでした。
ペペ
メイトランド=ナイルズとの縦関係は期待が持てそう。まだ手探りですが、惜しいシュートを放つなど見せ場はありました。
コラシナツ
自陣でプレーしている時の軽いプレーが怖いです。彼が輝くのは押し込んでいる時ですね。
トレイラ
張り切りすぎてファウルが多かったですが、絶妙の攻め上がりから決定的なシュートを放つ等、短い時間ながら印象的なプレーを披露。
久々のブログ更新(^_^;)
前回いつ更新したか分からないくらい間が空いてしまいました。忙しかったり更新する気にならなかったりと、理由は色々ですが、とりあえず昨日の試合を見たら書きたくなりました。
エメリ監督はこの大事な開幕戦にウィロックやネルソンといった気鋭の若手を起用し、補強の目玉となったペペやセバジョスを温存。結果的にこの思い切った起用法が功を奏しましたね。二人の若手は気後れすることなく戦えていましたが、ペペ、セバジョス、そしてマルティネッリは揃ってファーストタッチがおぼつきませんでした。まぁ開幕戦の相手がスティーブ・ブルース率いるフィジカルを全面に押し出すニューカッスルでしたから、致し方ないところでしょう。エメリの判断は正しかったということですね。
さて、ここからは出場選手の寸評をしていきたいと思います。このブログは今後、それをメインにしていこうかなぁと。
まずはGKのレノ。ミスも無く、どうしようもないシュート以外はほとんど止めてくれる、頼りになる守護神です。無理やりなバックパスもどうにかしてくれる足元の安定感も流石の一言。
バックラインは右のメイトランド・ナイルズから。プレシーズンでラウレンを彷彿とさせるバックパスOGを決めてしまいましたが、この試合では守備で数的不利な状況でも踏ん張り、攻撃では見事なインターセプトから決勝点アシスト。メンタル面での成長を見せてくれました。
次はチェンバース。体のよせ方が、上手くなったなぁと。いい意味で目立ちませんでした。CBの選手が目立たないのは、良いことだと思います。
続いてソクラティス。ビルドアップ時にもたつく印象。特に左足側で持たされると正確性を欠きます。PA内で彼がボールを持つと恐いです。対人プレーはやはり強かったです。
次はモンレアル。ニューカッスルは右サイドを幅広く使うことをしなかったので、彼の苦手な裏側をやられることはありませんでした。内側に絞ってソクラティスをよくフォローしていました。
中盤、グェンドゥージ。前半はニューカッスルがかなり圧力をかけてきていたので、正確にパスを捌けていませんでした。後半は相手の運動量が落ちたので、スペースを見つけて前を向けるポジションをしっかりととっていました。守備時にフィジカル負けしなかったことが昨シーズンとの違いでしたね。
ジャカ。彼がボールを持つと、何かが起こりそうな期待を抱かせてくれました。スピードがないのは本人も自覚しているようで、できるだけ素早い判断でプレーしようと心がけているようでした。
ウィロック。まるでディアビのようでした。彼は激戦区でも正確な技術を披露していました。奪われても奪い返すという強い意志も感じました。セバジョスはローンで十分!そう言っているようでした。課題はスタミナですね。
ここからはウイング。右のムヒタリアンから。調子は良さそうでした。守備でも頑張っていましたしね。もうちょっとサイドを広く使えたら良かったのではないでしょうか。メイトランド・ナイルズがオープンスペースでボールを持った時に、もっと選択肢を与えてあげて欲しかったです。
左のネルソン。ウィロックとの連携は迫力がありました。キックの球種が多彩で、セットプレーやクロスボールに期待を抱かせてくれます。
トップのオーバメヤン。決勝点はややトラップが流れたかなと思ったのですが、トラップ後の反応が速かったです。今シーズンもかなりお世話になりそうです。
ここからは途中出場した選手。まずはセバジョス。最初のプレーでヒールパスを試みるも強く当てられずカットされてしまいました。受けても潰されそうな位置でボールを要求していたので、相当自信があるのかなと。まだ時間がかかりそうですね。
続いてペペ。ほとんどボールに触れず。合流して間もないので何もできなくて当然かなと。雰囲気に慣れさせる程度でした。
最後はマルティネッリ。浮き足だっていたなと。トレイラを出場させて締めさせた方が良かったのではないかと。
2017年はヴェンゲル監督政権下において、最も困難な年となりました。FAカップこそ優勝したものの、プレミアリーグは5位でフィニッシュしチャンピオンズリーグを逃し、エジル、サンチェス他複数の選手の契約問題を抱え、夏のオフシーズンでも振るわずと、まるで光が見えない状況に陥ってしまいました。シーズンが始まってもパフォーマンスは安定せず、というかそのほとんどが酷いものでしたね。ノースロンドンダービーとビッグロンドンダービーくらいなものでしょうか、印象的な試合は。
そして2018年になって冬の移籍市場が開くと、サンチェスの身辺が慌ただしくなります。ただ、有力な移籍先の候補だったマンチェスター・シティが、サンチェスの望む報酬額に難色を示し入札から撤退。それを好機と見たユナイテッドがムヒタリアンとのトレードを持ちかけ、アーセナルはこれに合意。アーセナルはサンチェスを無償で失うリスクを避けただけでなく、サンチェスよりも一つ若く(と言っても1ヶ月くらいしか変わりませんが)、球離れの良いスター選手を獲得できたわけです。もしアーセナルが金銭だけを手に入れていたら、ダラダラと時間を使って結局誰も獲得できなかった、あるいは将来性があるのかないのか分からないような選手に投資していたかもしれません。ムヒタリアンの価値は、サンチェスの市場価値に近いものがあると思います。これはかなり良い取引だったと言えるでしょう。
サンチェスとムヒタリアンのトレード交渉が進む中、アーセナルはもう1人、ドルトムントのオーバメヤンの動きを注視していました。オーバメヤンはドルトムントの首脳陣と対立しており、アーセナルは獲得の可能性を模索しているという報道が連日のように新聞紙上を賑わせていましたね。ドルトムントは、移籍金として65m€以上を望み、さらに後釜を確保しなければ売らないという方針でアーセナルと交渉。粘り強い交渉の末、移籍金63.75m€を提示したことで合意にこぎつけ、ドルトムントがチェルシーからバチュアイを借り受けたことで正式に移籍が成立。かくしてアーセナルは、短期間で2人のスター選手を獲得することに成功したわけです。
アーセナルはより守備的な選手を補強すべきだったと見る向きもありますが、得点力のある選手が在籍していることが、チームの勝利に直結することは紛れもない事実です。守っても得点しなければ勝てません。強豪クラブは概ね素晴らしいストライカーが在籍しています。状況を好転させる最も単純な方法と言えるでしょう。それに、ヴェンゲル監督の守備戦術ではどんなディフェンダーを獲得しても同じなんじゃないでしょうかね。
アーセナルは昨夏、チェンバレンを35m£でリバプールに売却。そして今冬ウォルコットを20m£でエバートンへ、ジルーを18m£で放出しましたが、この立ち回りも上手かったなと思います。チェンバレンは契約満了が1年後に迫っており、彼自身も伸び悩んでいたので、リバプールがこれだけの移籍金を出してくれたのはありがたかったです。ウォルコットは今シーズンすっかりベンチ要員で、ジルーは切り札的存在ではありましたが、ファーストオプションにはなれず。彼らは結局、加入した時よりも高く売却されることになりました。さみしい気持ちはもちろんありますが、放出するタイミングはここしかなかったと思います。私個人の想いとしては、チェンバレンの移籍は、金額を考えれば後腐れないし、リバプールでもアーセナルと状況は似たようなもので、活躍する時もあれば、酷い時もあり、結局、どこに行っても変わらない、未練も何もありません。ジルーは、良いキャラクターで、プロフェッショナルでしたが、私はリーグアンで得点王になった彼に、期待をしすぎていたのかもしれません。OBのマーソンが、放出するのならジルーでなくラカゼットだとほざいていたようですが、何をバカなことを、です。アーセナルは重要なオプションを失ったと彼は言いますが、必要なのは絶対的なエースストライカーで、行き詰まった時にギャンブル的に投入される飛び道具ではないのです。チェルシーが今年32歳になる彼を上記の金額で入札したと聞いて、驚いた程です。
ただしウォルコットに関しては少し違って、彼には良い時も悪い時もありましたが、その間に何度も素晴らしい瞬間を我々に見せてくれました。年齢を考えれば20m£は安価ですし、今季はもう少しプレータイムを与えてあげるべきだったと思います。ELやリーグカップでは活躍していましたし。彼は過渡期の犠牲者、と言えるのではないでしょうか。
そして最も大きなニュースは移籍市場が終わってからもたらされることになりました。契約満了まで残り数ヶ月となったエジルが、とうとう新契約にサイン。エジルは、フリーになれば引く手あまただったはずです。結局のところ、ショーケースに並べるためのトロフィーよりも、愛情や敬意を選択したということでしょう。もちろんオーバメヤンとムヒタリアンを獲得したことに希望を見出したこともあるでしょうが、それ以上に幸福を感じながらプレーしたいという思いが強かったのではないでしょうか。彼自身、圧力よりも愛情をモチベーションに変えるタイプに見えます。既に伝説的扱いのエジルですが、2021年まで延長された契約期間の中で、ビッグタイトルを獲得すれば最も偉大なレジェンドとして記憶されることになるでしょう。我々ファンとしても、彼にそうなって欲しいと、心から思います。
チェンバレンの去就は、サンチェスの動向よりも気になっているファンが多いのではないでしょうかね。私もその1人です。ヴェンゲル監督がインタヴューで現段階での見解を語ってくれていましたので紹介します。
_チェンバレンはシーズン終了までここにいるのか?
「そうだね」
_なぜそう思う?
「私は彼を高く評価しているし、発展途上の選手なんだ。昨年、彼は大きく成長した。私は彼に、今後もここで長期的に活躍してほしいと思っている。私は彼が、今後2年間で最も注目に値する選手になることを確信している」
_何があろうともチェンバレンをキープするのか?
「そうだ。私は選手たちと定期的に話すし、私の考えを伝えている。彼らも私の要求を理解しているよ」
この記事の中でウィルシャーとルーカス・ペレスについても言及しています。
_ウィルシャーの今後は?契約最後のシーズンですよね?
「現段階ではそうだね。私は彼が今シーズンはここで戦うことになると思っている。その後のことはシーズンが終わってからだ」
_ルーカスについては?
「(今夏の移籍は)ありえるね。彼についてはドアを開いているし、我々はストライカーを数多く抱えている。彼に良い機会があれば、それを手助けするよ」
_トランスファーリクエストを提出されなかったことを喜んでいますか?
「そうだね、非常に喜ばしいことだよ。チーム内での無用な混乱は避けられるし、責任を全うするという明らかな意思表示は重要だと思っているからね。我々は移籍市場について話した。重要なのは完全に集中することで、不安定な状態ではダメなんだ」
_クラブに高額な契約をまとめるだけの財政的な強さはあるか?
「誤解のないように言うが(契約最終年の選手が複数いることについては)財政的に理想的な状況ではないよ。それは一部の犠牲が要求される。だがそれは契約最終年の選手が延長する見込みがないと言っているわけではない。その可能性は残っているし、我々はこれからも取り組んでいく」
まずチェンバレンについてですが、先日チェルシーが彼の獲得を正式にオファーしたと報道されました。選手とクラブも前向きに検討しているとのことだったので非常に心配されましたが、ヴェンゲル監督は彼をキープすると明言してくれました。最新の報道によると、チェルシーはサウサンプトンのライトバック、セドリク・ソアレス獲得を目指しているそうなので、チェンバレン獲得は難しいとの判断なのかもしれません。
ヴェンゲル監督は放出を容認する発言をしていたウィルシャーについて、プランに入っていると態度を変化させています。セントラルはジャカ、ラムジー、コクラン、エルネニーの4人がポジションを争っていますが、ケガで離脱することが少ない選手たちですから、チャンスはきっとあるはずです。早くフィットネスを取り戻してトップチームに戻ってきてほしいですね。
ルーカスの放出はやはり既定路線のようで、本人は古巣のデポルティーボに戻りたいようですが、プレミア国内に移籍する可能性もあるようです。ニューカッスルのベニテス監督が高く評価しているそうなので、ニューカッスルに移籍となると厄介な相手となってしまいそうですね。
最後に、トランスファーリクエストの話がでましたが、ヴェンゲル監督はどうやら誰からもこの申し出を受け取ってないようです。つまり選手たちはクラブに判断を委ねているということですね。近年、無理やりにでも移籍したがる選手が増加傾向にある中で、全選手が責任を全うしようとしてくれている状況を見て、なんとなく良いシーズンになるんじゃなかと予感しています。