夏木とShall we talk !? 

言葉は心の使い。1000回(2013年12月21日)を超えて。

逍遥と・・・~ 稲荷と茶と紅葉 ~

2010年11月30日 | Weblog
 ぽや~んとほこほこ歩いてたら、留守させてきたはずの夏木の愛犬が、
先回りして目ぇ吊り上げて、夏木を睨んでますねや。

  ひゃあ、かんにんや、かつぶしあげるさかいに…??
なんやいな!お稲荷さんかいな。

 ご苦労さんだすなあ。これ、ちょこっとやけど、お揚げさんこうてや。



 あれ、お茶、点ててはる。お相伴させてもらいまひょ。
口切りのお茶だすやろか!!濃う好う(こうよう)で美味しいおます。

  
 
 えっ!?池泉回遊式庭園?なんだすね、それ?
お庭、歩いてもかましまへんの!?
 
 いゃあ~!池に紅や黄ぃの紅葉が写ってる!
錦鯉が昼寝してますやないの



 ええ国だすなぁここは!

 濃う好う(こうよう)=紅葉・・・掛詞です(^_-)-☆

                            ~~~夏木 友~~~
                            火・木・土に更新しま~す



愛が心を撓(たわ)める瞬間(とき) ~ 定時点検回収・・・ ~

2010年11月27日 | Weblog
 『心変わり』『可愛さあまって』は古今東西珍しいことでは
ないでしょう。

 けれど、その愛着の重さが殺戮へと変わっていく、と聞けば
くのではないでしょうか。

 さる寺の承仕法師なる男が、日頃から餌を与え、可愛がっている
雁を堂に集め逃げられないようにして殺してしまう・・・
という話が徒然草162段に書かれています。

 夏木は、承仕法師がいつか殺してやろうと思って雁を手なずけて
いたのなら、それほど恐ろしいことではないと思います。

 震撼させられるのは愛の重さが殺意へとかわる“瞬間”がいつ、
どのような処で顕在化するのか、なのではないでしょうか。

 もっと怖いのは承仕法師と同じようなことをしている、するかもしれない
人間がどこにでも“居る”!ということです。

 少し前に産まれたばかりの子猫を断崖から“生きたまま捨てる”
新聞に書いて物議をかもしだした作家がいたことは記憶に新しい
ことです。

 その作家を糾弾した多くの人々なかには、自身がその日の朝まで
餌をやって可愛がっていた命ある犬や猫を、保健所の定時点検回収車に
意識なく持ち込むこともあるというのです。

 「明日に殺処分になりますが・・・」と翻意を促しても「もう要らない」
と…。

 とくに極悪非道でもない普通の人が顔色もかえず・・・だそうです。

 人間の心の奥深く潜んでいる“魔性”・・・一生、表に出てこないで!!
と願う夏木です。

                               ~~~夏木 友~~~
                               火・木・土に更新しま~す

さよならしなければならなくなりました。

2010年11月25日 | Weblog
 出会いがあるから辛い別れがあるのですね。
それを愛別離苦というのいですね。
 
 人が持つ八苦はどれも耐え難いですが、夏木、いいえ、
誰に限らず愛する人との別れが一番、哀しいのでは
ないでしょうか。

 死別には、自分も必ずいくから、そこで逢えるから
待っていてね、という別れですが、生別はこちらでも、
あちらでも、もう二度と会えない・・・。

 今まで、幾度となく出会いと別れを繰り返してきましたが、
どれだけ傷ついても時間の経過とともにいつか平常に戻って
いました。

 それがここ2,3年、心が傷つくと体調を崩すようになり、
今年は3回も病院のお世話になるはめに…。

 悪気のない、作為もないたった一言、がこれほど堪えるとは
考えもしませんでした。

 歳の数だけ丁々発止と重ねても、したたかさ、図太さが
身に付くものとはかぎらないのですね。

 大切なあなた!心友のあたな!ごめんなさいね。
いままでのご厚情、深く深く感謝しつつ・・・。


 天高く 虫は賑やか 柿は美味 寂しいはずは ないのだが・・・by 三木氏  


 歌壇で見つけました・・・寂しいですよね。自分で決めたことだけど…

                               ~~~夏木 友~~~
                               火・木・土に更新しま~す

ちょっとエッ・・・なお話 いいかしら!? ~野獣のホンネ~

2010年11月23日 | Weblog
 少し前のことですが動物行動学の教授がおもしろいことを
書いておられました。

 動物の世界では、メスは産んだ子どもを育てなければいけない
ので、オスを厳しく選択する。

 一方、オスはメスを手に入れるために闘争的で力強くなろうとする。
しかし、自分の子を、“自分の遺伝子が入っている”と信じるしかない
オスはメスを囲ってしまいたがる・・・・・。

 そして、オスは“モラル”なんて言葉を作っておきながら、
自分の子どもをたくさん産んでもらおうと忙しくメスを
追いかけ続ける。

 最近は“職場の花”“寿結婚”などはだんだん少なくなってきた
ようですが、世間ではまだまだ、『貴方だけの紫の上』でいたがる
女性も多々、みられます。

 教授は「リーダーシップを発揮している人はどんな分野でも、
男女ともに色っぽい。女性らしくセクシーなことと、社会的機能とは
少しも矛盾しない。」
 
 「男はいつも女を追いかけ、女性は絶えず選別する。
それがさりげなくできる社会になったら、男と女を縛っている鎖は
楽になるんじゃないでしょうか」・・・と。

 そう…でしょうね。多分。

 …男女双方が遺伝子を残さない年齢になれば、男と女の距離は……?

                                   ~~~夏木 友~~~
                                   火・木・土に更新しま~す                               

不心得者参上!? ~ 放り出しなはれ! ~

2010年11月20日 | Weblog
 アマチュア・カメラマンのマナーの悪さに神社仏閣が困りきっている。
と報道されていました。

 いろいろ対策を講じるけれどこれといった効果がなく、立ち入り禁止、
三脚持込禁止を無視。注意すれば逆切れするetc.etc.。

 それらの多くが、最近、退職したらしいひと達、それも会社で
責任ある地位に着いていたようです、というから、驚いてしまいます。
 
 あるお寺のご住職は踏み荒らされ枯れてしまった苔に目をやりながら、
「お手本になるべき世代が…」とため息混じりに嘆いておられました。

 60代後半くらいの婦人が、インタビューに「ここの床紅葉を撮りに
きたのに残念です」と応えていたのには、夏木、恐ろしさを覚えました。

 神社仏閣はお参りに来る所で、観音さまや仏さまに拝し、心安らかに
過ごすためで、写真を撮りに来る所ではない、と夏木は思います。

 そこの場所にきれいな紅葉や花たちが咲いておれば、目の保養、
心の栄養とするものであって、我さきに拝観の人たちを押しのけて
撮ろうとするのは貧しい発想だと夏木は思います。

 小さな画面に押し込めてしまうより、訪れることのできた幸せに
感謝しつつ、実際に目にする至福の時間を満喫しませんか!!

                              ~~~夏木 友~~~
                              火・木・土に更新しま~す

Two Cups of Coffee・・・ ~ With You ~

2010年11月18日 | Weblog
 ほんの少しでいいから誰かと話したくなったとき
会えるお友だちが居ると幸せだろうな・・・。

 場所はHotelがいいな!ふかふかのソファ
と非日常の空間が用意されている。。。

 おしゃべりTimeはお互いのAnother Cup of Coffee
を飲み終わるまでの間。。。

 美術鑑賞 → お食事 → お茶etc.etc....。
フルコースのお付き合いはとても幸せ。

 でも、肩が凝りそう。。。と感じるとき、お茶だけご一緒。 
軽~~くおしゃべり。…でSee You Again.

 ドアマンに送り出してもらったら、そこからは日常の世界、
だからその日のお惣菜を買いに寄ってよし、
もう少し非日常を楽しんでよし・・・。

 誘うほう、誘われる双方が、時間的にも経済的にも
あまり負担でない(?)。

 そんな贅沢な時間を共有してくれるお友だち!も
欲しい夏木です。

                               ~~~夏木 友~~~
                               火・木・土に更新しま~す

ストレスを逃れて ~1420円+&の旅~

2010年11月16日 | Weblog
 めまい、吐きけ、頭痛、胸痛etc.etc....etc.。。。
す~っと地底に引き込まれるように意識が遠のいて行く。

 どうやらストレスが溜まったみたい。少し眼球が震蕩するけれど
これではいけないと、ふらつく足元を気遣いながら外出。

 目的地はないけれど、とりあえず京都行きに乗車。
電車が地上を走行し始めると胸の苦しさがやわらいで
いきました。

 祇園四条で降り、八坂神社にいく途中、4人連れの綺麗所さんたちに
出会いました。

 何処へいくのでしょうか、きれいにお化粧して道中着を羽織っています。
ですが、写メ~ルする気力はなく、ただ、すれ違うだけでしたが、
その艶やかさに心がほわ~んと華やぎました。


 八坂さんで何を祈るでもなく、グルっと一周してから、南座の方に
歩きながら、ふと、旧明倫小学校でお茶を飲もうと思い立ち、
そちらに寄ることにしました。

 道に迷って、お仕事中のガードマンに恐る恐る尋ねると、
親切に教えてくれました。

 彼は夏木がよく分かっていないことを知っていたらしく、
大通りでウロウロしている夏木を追いかけてきて、再度親切に
教えてくれました。

 事務員らしいおじさんも、店のなかで聞いていたらしい
くだもの屋のおじさんも助けてくれ、無事、たどり着きました。

 それから錦市場に。
賑やかな呼び込みに誘われて、豆腐ソフトを食べ歩き。
 
 米粉のみたらし団子を2本・・・帰りの車中で(^_-)-☆
蛸入りのおいなりさんは、美味しいからと勧められ、それで(^_-)-☆
 
 すっかり元気になったわけではないけれど、対人関係のストレスは
対人関係により軽減する、を身をもって経験した一日でした。

                              ~~~夏木 友~~~
                              火・木・土に更新しま~す

豪商 淀屋の闕所が語る大坂人気質・・・~懐徳堂に見る ~ 

2010年11月13日 | Weblog
大阪、八百八橋にその名を留める豪商 淀屋は巨万の富を蓄え、
武士に貸し付けるなどして力を持つことを恐れた幕府により
没収の憂き目にあいます。
 
この事件は町人の9割が商人という大坂に、お金儲けを至上とせず、
質素倹約、学問の向上を促すことになりました。

 そうした風潮のなか、淀屋橋の袂に町人たちにより懐徳堂
とよばれる学問所が建てられ、町人が主体の自由闊達な学問、
文化が開花していきました。

 約300年前のことです。

 懐徳堂は朱子学に縛られることなく、かといって、いわゆる
ビジネス・スクールではなく、論語、孟子など中国や日本の古典の講義を介し、

教養、モラルを教える学問所である一方で商業=商人は賎しいものである
とされた当時の社会的な位置づけを解放する、遅刻、早退は自主管理、
という極めて斬新なものでした。

 また、このころすでに天動説と地動説の中間的な天文学指向があり、
人体解剖図なども所持していたと言われています。

 武士(江戸)も公家(京都)もいない大坂は知の集積地として多士済々な
人物を排出し発展しますが、1945年の大阪大空襲で消失。

1949年、新制大阪大学に資料等が寄贈され「懐徳堂文庫」として
学術調査が始まります。

 「懐徳」とは「徳を懐(おもう)」、自己の内面の道徳を見つける
という『論語』からきているそうです。

 現在、大正時代に再建された懐徳堂の碑が、淀屋橋にある生命保険会社
ビルの壁面に残されています。

                               ~~~夏木 友~~~
                               火・木・土に更新しま~す

悲しい思い出がそこにありました。

2010年11月11日 | Weblog
 しばらくの間ですが住んでいた所を何十年ぶりかで
電車で通りました。

 車窓に広がる景色に当時を思いだすものは何もなかったですが、
突如としてある会社の看板が目に飛び込んできました。
 思わず、シロ!と声が漏れました。

 一匹の秋田犬がある会社の倉庫の番犬としてもらわれてきました。
シロと名付けられたその犬は半年ほどで立派な面構えの犬に育ち、
倉庫番の人と一緒に広い工場内を自由に走り回り防犯に活躍して
いました。

 当時は、警備会社は一般的でなかったように思います。
動物大好き夏木は大きくなってからのシロも怖くはなく、
賢いシロも夏木によく懐いてくれ、大の仲よしになりました。

 3年か4年くらい経ったとき、その会社は倉庫を人手に
渡すことになり、シロの行き場がなくなりました。

 何も知らない夏木はシロが入り口に出てこないことを不思議
に思いながら前を歩いていたら、守衛さんに呼び止められ
シロの最期を知りました。

 直感的に危険を悟った賢いシロは牙をむいて威嚇しながら走り回り
誰の手にも負えず難渋したそうです。

 ですが、はあはあと苦しそうに喘ぎながら逃げ回っていたシロは
とうとう観念したのか自分から檻に入ったそうです。

 倉庫番のおじさんはその日以来、会社にでてこなくなったそうです。
夏木に話してくれた守衛さんも苦しそうでした。

 成犬の秋田犬を途中から飼うのは広い敷地でもなければ
殆ど不可能です。
 それは分かります、が、だからといって・・・。

 年間30万とも40万ともいわれるペットが処分されています。

 犬の命より人間の、と言われますが、犬にも天命をまっとうする権利が
あると思います。

 関わりあった命は最後まで守ってあげて!と願う夏木です。

                              ~~~夏木 友~~~
                              火・木・土に更新しま~す

ことばの不思議 ~優柔不断とは?~

2010年11月09日 | Weblog
 「決心がつかなくて…。優柔不断ですみません」
そんなメ~ルを受け取りました。
 
 はて? 決心がつかなくて現状維持というのは、消極的であっても
現状を続投するという決心ではないかしら?
 
 相手を思い遣るあまり本心が見えにくい表現をするのは、
女らしさ、優しさではなく、失礼ではないかしら。
 
 謡曲『求塚』は、ヒロインがAかBを決められず、自らが死を選ぶ
ことで決着させたはずが、AもBも後を追うように自刃して果てる、
という物語です。

 独り善がりの“悪”に気がついていない…夏木もその傾向あり(;^_^A

 『全然、OKですよ』など言われると一瞬、判断に迷います。
夏木たちはその言葉を否定語として使用していた世代なのです。

 けれど、もう少し前の世代は肯定後として使われていたと
聞いた事がありますから、さらにややこしくなります(夏木の
知る限りでは記憶にないのですが・・・)。

 少し距離を  置いてみようか 思 い過ごし 
            かもしれないが ちょっと違和感 by 森氏

・・・歌壇で見つけた短歌から、夏木が日頃の感じていることを
言葉にしてみました。

                              ~~~夏木 友~~~
                              火・木・土に更新しま~す