ムカデとことこ

 ひとが幸福になること・意識の成りたち・物理と心理を繋ぐ道
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人体とは巨大なネットワーク

2017-10-04 15:42:21 | テレビを見て

ついこの前、NHKテレビでタモリと山中伸弥さんが進行する番組があった。

人体ナンタラとかいう。

確か5年くらい前に読んだ福岡伸一さんの「せいめいのはなし」を読んで思ったことと、

同じなんじゃないかと思ったよ。

このブログをせっせと探したらあった。

福岡伸一先生の言葉・・・『生命は“事後的”に見ればデザイナーがいて、

きちんと設計されていたように見えるけど、

細胞は、一個の受精卵が二つに分かれて、

細胞同士がちょっとずつ相互に補完しあい、関係しあいながら、

分化を進めていて、細胞一つ一つは全体のマップを持っていないのに、

関係しあいながら、繋がりながら、全体としてある秩序を作れてしまうことが

生命現象の特性』・・・というもの。

細胞一つ一つは全体のマップを持っていないのに・・・

全体としてある秩序を作れてしまうという・・・・・・・

何の知識もない私は考えやすいようになんでも自分流な考え方をするんだけど・・

こういう家を作ろうと一級建築士とかが設計して

大工さんたちが家を建てる。

一人一人の大工さんや左官屋さんや屋根工事の人は

家の全体を設計したりはしない。

大工さんだけ、左官屋さん、電気工事士さん、屋根屋さんだけでは家にならない。

それはその誰でもがわかっている。

大工さんは他の左官屋さん、電気工事やさんなんかと、

関係しながら、繋がりながら、全体としてある秩序、家を作れてしまう。

細胞と一緒だ。

屋根工事の人は家の一部分である屋根を作っているとわかっている。

左官屋さんも家の一部を作っているとわかっている。

屋根だけで完成品、壁だけで完成品を作ろうとしてはいない。

・・ということは誰もが “共に家を作って行こう”という意志が元から在る。


細胞には、他と共に(関係しながら、繋がりながら)というなり方で、

成長するという「意志」「設計図」が存在するんじゃないだろうか。

一粒の種も様々な要因である、太陽、水、大地、らの環境全てと共に、

関係しながら、繋がりながら、一本の樹木や、一つの草や野菜になる。

種には“他と共に樹木や植物という全体になる”設計図、意志は仕組まれてあるんじゃないか。

そして、一本の木という全体はその地域全体と関係しながら、繋がりながら、

(調和して・バランスをとりながら)

成長したり、枯れて行ったりして、その時空でそのような全体になる。

その地域全体ももっと大きな地域全体と関係しながら、繋がりながら、

(調和して・バランスをとりながら)

発展したり、滞ったりする。

その大きな地域はもっと大きな地球という全体と関係しながら、繋がりながら、

(調和して・バランスをとりながら)

成長したり、発展したり、滞ったりする。

全体になる。

そういう「意志」が自ずから在る。

 

すべての生命は周りと共に、相互にもたらし合い、補完し合い、

関係し合いながら、成長したり、

枯れて行ったりするんじゃないだろうか。

全ての生命はそういうふうな“なりよう”でなる。

生命である人の意識も同じだ。

 

小宇宙である人体が巨大なネットワークなら、

この私たちが存在する宇宙もやはり巨大なネットワークなんだと思う。

数学の相似みたいに何処をとってもこういう現象なんじゃないかと思う。

一人一人の人間もこの日本という国も

世界に向かっていろんなメッセージを送って、

いろんなメッセージを受け取っている。

どこかが狂って、誤ったメッセージを送ったり、受け取ったりも、してる。

どこそこの人・国だけがよい、なんてことはあり得ないし、

どこそこの人・国だけが悪い、なんてこともあり得ないし、

無数の波紋が飛び交って

それぞれが互いに影響し合って、今ここ がある。

この地球からも無数のメッセージが

宇宙に向かって発信されているだろうし、

他の天体からもきっと多くのメッセージが届いているんだろう。

そんなこんな世界、地球は・・どう変化していくんだろう・・・?????

なるようになるんだろう。全く。

 

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