しがない焙煎師のクソ日記

コーヒー豆焙煎の記録をうだうだ書きます

珈琲生豆の綺麗さ

2018-01-07 21:25:30 | コーヒーについて考えた
最近の生豆は綺麗なことが多い。


昔とは異なり、コーヒーの名前も長々と表記することが増えました。
スペシャルティコーヒーの台頭や、トレーサビリティの重要性、環境循環性などの観点から、いろんな意味でより良い農園から仕入れることが多くなっていてるからこそ、ネームバリューも含めてコーヒー一つ一つの名前も重視されるようになってきました。

以前は、売れりゃいいってことで所謂「ブランド銘」での表記が多かったです。
ブルーマウンテン、キリマンジャロ、モカ、マンデリン。
これらの原産国はわかりますか?
これらの味はわかりますか??



原産国の答えはググってくださいね(爆)

味は、焙煎によって変わります。
そう、同じ豆でも、焙煎度合いで全く印象が変わります。

ブルマンでも深く焼けば焦げの味がするし
マンデリンでも浅く焼けば酸味が強くなります。

ここまでは、最近のコーヒーの入門書を読めばだいたい書いてあります。
例えば、焙煎度合いを書かずに、キリマンジャロは酸味があるぜ!って書いてあるのは少しアヤシイです。

ほいじゃあ、最近のコーヒー豆はブランド銘だけじゃなく何を基準に表記されてる?って話になります。

基本は
国名・地方・農園・焙煎度合い
さらに
グレード・品種・ブランド
等等。全部書くと長ったらしい名前になりますが、以前とは異なり名前一つですべてを表すことができなくなってきてるので仕方がありません。
というか、全部書いてた方がソレを表してるので良心的だと思います。

個人的にはティピカという品種の豆が好きです。
二大原種の一つで、世界を一周した豆なんですよ。

エチオピア→インド→インドネシア→オランダ→フランス→ハイチ→カリブ海諸国
オランダ→何やかんやあってブラジル→ハワイ→パプアニューギニア

たぶんですけど、上記した国でそれぞれ進化して次の国に回っていくので、それぞれの地域の特性を持って進化していってると思うんですよ。
厨二的発想ですが。

ウチで扱ってるパプアやハイチやハワイコナ、ドミニカなどが似たような甘い香りを持っていて、なんとなく親戚の様な感じがするんですよ。
生豆のぷりぷり感も似ています。


と、話が脱線してしまいました。
最近の生豆は綺麗という話ですが、生豆の品評会やコーヒーの世界大会などの環境も相まって、良い豆を生産しよう!的な流れが広まっています。
そのおかげで、農家のレベルが上昇して屑豆の混入率も下がっているんですよね。
おかげでハンドピックが楽で助かっています。
ただどうしても国によっては選別が未熟だったりしますし、低価の豆は選別が適当だったりします。
国だけではなく農園のレベルが関係してくるので、信頼できる農園のものを取り寄せた方が良いよなぁと。
常々おもっちょります。


余談ですが、coffee大国のブラジルやコロンビアの規格品は、グァテマラやエルサルバドルなどの規格品よりも屑豆の混入率が低くかつ大きさが揃っています。とても使いやすいです。
たぶん精度の高い選別機を導入してるんだと思います。
さらに、大きさでのグレード選別なので揃いやすいんですよね。


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