Con Gas, Sin Hielo

細々と続ける最果てのブログへようこそ。

「バトルシップ」

2012年05月01日 23時48分37秒 | 映画(2012)
ありがたき同盟国。


ユニバーサル映画100周年記念の超大作という割りには、あまり目新しい要素が見つからないR.エメリッヒ型パニックムービー。

ただいま売り出し中、主役のT.キッチュは、キャラクターの設定が浅いこともあってあまり魅力を感じることができず。

エイリアンもどうしようもないほど強いというわけではないので、やっつけた時の爽快感も中くらいというところ。

そんな凡作ながら、個人的に見逃せなかったのはわが国の扱いであった。

奇しくもこの連休中に野田総理が米国を訪れているが、政権交代以来、特にあの「トラストミー」から日米の関係はどうにもぎくしゃくしてしまっている。

そのような時代背景の下で作られたにも拘らず、この作品でのわが国の存在感は実に大きい。

顔を出すだけじゃない。合同演習前の親善サッカーでは勝利するし、対エイリアンでは浅野忠信演じる自衛隊の指揮官・ナガタが作戦を指導する場面もある。

一方で中国は香港の街が壊滅させられるだけだし、韓国に至っては欠片も出てこない。

製作者は実は国際感覚持ってないのでは?と余計な心配をしそうになるが、ここは厚意を素直に喜んで加点しようと思う。

そしてナガタまでの行動力は無理だとしても、ある程度の期待に応えられるような外交・防衛力くらいはつけておきたいものである。

(65点)
コメント    この記事についてブログを書く
  • X
  • Facebookでシェアする
  • はてなブックマークに追加する
  • LINEでシェアする
« 「ブライズメイズ 史上最悪の... | トップ | 「ヘルプ 心がつなぐストーリ... »
最新の画像もっと見る

コメントを投稿

映画(2012)」カテゴリの最新記事