Con Gas, Sin Hielo

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「マチェーテキルズ」

2014年03月02日 00時10分10秒 | 映画(2014)
マチェーテ、限界を知らない。


冗談のようなフェイク予告篇から派生した「マチェーテ」。その中の予告篇にあった「マチェーテキルズ」がこれまたまさかの映画化。

お約束の冒頭予告篇が今回もあるのだが、もうここまで来るとフェイクともならないわけで、本篇としっかり繋がっていた。

それにしても"IN SPACE"。もともとおふざけですから。「スターウォーズ」テイストも盛っちゃえと。

おふざけと言いながらも、キャストはまたまた意外性のある豪華布陣。そして容赦なく使い捨て。

前作のヒロイン、J.アルバを早々と切り捨て。予想はできたけど、ちょっと寂しい。

その他にも、話のカギに見えたメキシコ人革命家も、結構長いこと引っ張った割りにすぱっと「斬り落とし」。正確には心臓が更にしばらく生き延びていたが。この辺のグロさは醍醐味。

グロさと下品さが匂い立つような作品だけに、LADY GAGAの起用は画面にぴったりとハマっていた。「キルズアゲイン」にも出演するらしいから、カメレオンはまだ生きているのだろう。

そんな整理がつかない配役もいる中で、今回特別待遇と言うべきスペシャルゲストは、M.ギブソンC.エステベスであった。

お二方とも世間では問題児となってしまったから、本作の空気に違和感なく溶け込んでいる。M.ギブソンは悪役然とした演技だったけど、C.エステベスも次から化けそう。

主役のD.トレホ。今回も不死身でモッテモテの最強男で押し通す。

やることなすこと起きることすべてがコミックなのだが、あの顔でぐっと迫ってこられると、笑い飛ばしながらも思わず画面に引き込まれてしまうから不思議だ。

次はどこまで突き抜けた作品を作ってくるのか。それとも、あり得ない予告篇が映画化実現した裏返しで、今度は作られなかったりするかも。

(70点)
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