あなたは私の守護天使。
邦題では「一枚」と写真に焦点を当ててはいるが、原題の"The Lucky One"が意味するところの"One"は別だ。
主人公ローガンにとっては戦場で命を守ってくれた彼女、ベスにとっては、突然目の前に現れて家族に楽しさと安らぎを与えてくれた彼。
お互いの人生に希望の灯りを点す存在とでも言うのだろうか。平たく言えば、それが運命の人というわけだ。
タイトルロールの前に見せる戦場の場面は、仕方がないところはあるが見づらい。
後に鍵となる台詞もあるが、顔の見分けもはっきりしない上に目まぐるしく動くから、何がどうなったか分からないままにローガンの帰国へと至る。
その後、一人で写真の彼女を探す旅に出たローガンは、ほどなくベスに出会うこととなる。解説を読むと、写真の背景にある灯台をヒントに突き止めたとあったが、そんな場面はあったかな。
細部は枝葉に過ぎないとでも言うように、出会ってからの二人の距離が近付く様は打って変わって丁寧に描かれる。
ベスの立場からすれば、見た目良し、性格はまじめ、体力もあれば音楽にも通じている、そんな完璧に近い男性が突然目の前に現れたということ自体、まともに信じられるわけがない。
しかし、「何かあるはず」という疑念は甘い誘惑の前に溶かされていき、逆に前夫の横やりにより余計に愛情を燃え上がらせてしまう。
この辺りは、恋愛ものの定番とはいえ、観ている方も感情移入して力が入る。
ただ、出てきてからずっと嫌味たっぷりの完全悪役だった前夫が、息子の変わり様を目の当たりにして改心しかけたことと、それにも拘らずその後の事故に巻き込まれてしまう展開には、ちょっと首を傾げざるを得なかった。
(60点)
邦題では「一枚」と写真に焦点を当ててはいるが、原題の"The Lucky One"が意味するところの"One"は別だ。
主人公ローガンにとっては戦場で命を守ってくれた彼女、ベスにとっては、突然目の前に現れて家族に楽しさと安らぎを与えてくれた彼。
お互いの人生に希望の灯りを点す存在とでも言うのだろうか。平たく言えば、それが運命の人というわけだ。
タイトルロールの前に見せる戦場の場面は、仕方がないところはあるが見づらい。
後に鍵となる台詞もあるが、顔の見分けもはっきりしない上に目まぐるしく動くから、何がどうなったか分からないままにローガンの帰国へと至る。
その後、一人で写真の彼女を探す旅に出たローガンは、ほどなくベスに出会うこととなる。解説を読むと、写真の背景にある灯台をヒントに突き止めたとあったが、そんな場面はあったかな。
細部は枝葉に過ぎないとでも言うように、出会ってからの二人の距離が近付く様は打って変わって丁寧に描かれる。
ベスの立場からすれば、見た目良し、性格はまじめ、体力もあれば音楽にも通じている、そんな完璧に近い男性が突然目の前に現れたということ自体、まともに信じられるわけがない。
しかし、「何かあるはず」という疑念は甘い誘惑の前に溶かされていき、逆に前夫の横やりにより余計に愛情を燃え上がらせてしまう。
この辺りは、恋愛ものの定番とはいえ、観ている方も感情移入して力が入る。
ただ、出てきてからずっと嫌味たっぷりの完全悪役だった前夫が、息子の変わり様を目の当たりにして改心しかけたことと、それにも拘らずその後の事故に巻き込まれてしまう展開には、ちょっと首を傾げざるを得なかった。
(60点)
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